私が勤務する会社は閑静な住宅地にあります。
道路を隔てた南側は息子も通った小学校なのですが、両隣も後ろも普通のお家がある所です。
西隣のお家の庭に綺麗な梅の花が咲いています。
このお家には私が勤め始めた頃、一人暮らしのおばぁちゃんがお住まいになっていました。
大きなお家。庭には小さな菜園もありました。
春の始めにはこの梅の花が満開になり、夏の始めには塀の向こうでガクアジサイの花が咲き
秋の始めには金木犀の花のやさしい香り。
そして晩秋には見事な次郎柿が枝もたわわに実り・・・・
四季の移ろいを感じさせてくれるお家でした。
今もその風景は変わることなく続いているのですけれど、確実に過ぎ去っていく年月はこのお家に変化をもたらしました。
人の姿がなくなったのです。
誰に見られることなく咲いていく梅の花。
時折、小鳥が舞い降りて来て、花の蜜を吸い、またどこかへ飛び去って行きます。
あのおばぁちゃんが小鳥になってお家の様子を見に来たのかと思ってしまう私です。
でも一番おばぁちゃんが気になっていたのは、「てつおさん」なんじゃないのかなと思っています。
朝に夕に聞こえていたおばぁちゃんの呼ぶ声「てつおさ--ん」「てつおさん」
ご主人のお名前だそうです。
でも、ご主人は、このお家を建ててすぐに亡くなられたとお聞きしました。
そのご主人の名前で呼ばれていたのは飼い猫の「てつおさん」
家の前で車に跳ねられた野良猫を私の元上司だった方が助け
おばぁちゃんが病院へ連れて行き、そして「てつおさん」と名づけられて一緒に長いこと暮らしていました。
痴呆が始まり関西方面に暮す息子さんの元へ行かれ、そして亡くなられたおばぁちゃん。
「てつおさん」と暮らした年月はきっと楽しい時だったと思うのです。
猫好きな私の勝手な想像ですが・・・・・・。
そんな昔のお隣さんのことを思い出した綺麗に咲いた梅の花でした。
こちらの上位ブログ、観光情報あり、とっても面白いブログありです。
↓
道路を隔てた南側は息子も通った小学校なのですが、両隣も後ろも普通のお家がある所です。
西隣のお家の庭に綺麗な梅の花が咲いています。
このお家には私が勤め始めた頃、一人暮らしのおばぁちゃんがお住まいになっていました。
大きなお家。庭には小さな菜園もありました。
春の始めにはこの梅の花が満開になり、夏の始めには塀の向こうでガクアジサイの花が咲き
秋の始めには金木犀の花のやさしい香り。
そして晩秋には見事な次郎柿が枝もたわわに実り・・・・
四季の移ろいを感じさせてくれるお家でした。
今もその風景は変わることなく続いているのですけれど、確実に過ぎ去っていく年月はこのお家に変化をもたらしました。
人の姿がなくなったのです。
誰に見られることなく咲いていく梅の花。
時折、小鳥が舞い降りて来て、花の蜜を吸い、またどこかへ飛び去って行きます。
あのおばぁちゃんが小鳥になってお家の様子を見に来たのかと思ってしまう私です。
でも一番おばぁちゃんが気になっていたのは、「てつおさん」なんじゃないのかなと思っています。
朝に夕に聞こえていたおばぁちゃんの呼ぶ声「てつおさ--ん」「てつおさん」
ご主人のお名前だそうです。
でも、ご主人は、このお家を建ててすぐに亡くなられたとお聞きしました。
そのご主人の名前で呼ばれていたのは飼い猫の「てつおさん」
家の前で車に跳ねられた野良猫を私の元上司だった方が助け
おばぁちゃんが病院へ連れて行き、そして「てつおさん」と名づけられて一緒に長いこと暮らしていました。
痴呆が始まり関西方面に暮す息子さんの元へ行かれ、そして亡くなられたおばぁちゃん。
「てつおさん」と暮らした年月はきっと楽しい時だったと思うのです。
猫好きな私の勝手な想像ですが・・・・・・。
そんな昔のお隣さんのことを思い出した綺麗に咲いた梅の花でした。
こちらの上位ブログ、観光情報あり、とっても面白いブログありです。
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とても心に残るよいお話をありがとうございます。
おばあちゃんを思い出し泣けました。
今日はおばあちゃんを思い出す日だったのでしょうか?
余りにも感動したのでブログにも書かせていただきました。
ありがとうございます。
四季折々の風景は変わることなく廻って来ます。
でも、人間には寿命というものがあって、その風景の中にはいつまでもいられないのですよね。
私もおばぁちゃん子でした。
今頃は楮はぎの記事などを見る時、雪降る中で一緒に作業したことなどを思い出しています。
最近、本は積んどくです。
貧乏性なのでしょうか?
昼間は読書もPCも時間がもったいなくて夜になってしまいます。
けっこう、夜更かしおばさんで~す^^
というよりも活字が好きなのでしょうか。
新聞は朝ごはんを食べながら各紙面を一応読みます。
新聞の休刊日はものすごく悲しい^^;
私は手仕事が好きで、趣味で縫物や編み物をする時間がいるので、本はその合間に読む暮らしなんですが、どうしても一気に読みたい本に出出会うと必死で時間を作って読みます。
(昨年は船戸与一作「夢は荒れ地を」を読みました。)
そうするとPCが置き去りに・・・・・。