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インドで作家業

ベンガル湾と犀川をこよなく愛するプリー⇔金沢往還作家、李耶シャンカール(モハンティ三智江)の公式ブログ

インド・ワンポイントニュース

2014-02-08 22:51:56 | 政治・社会・経済
★ワンポイントニュース

○1月14日夜、ニューデリー鉄道駅近くの、安宿街パハルガンジで51歳のデンマーク女性が市内の美術館を訪れた後で道に迷い、ナイフを突きつけられ人気のない場所に引き込まれ、6人以上の男性に集団暴行を受ける、これに先立つ1月6日二歳の娘を連れたポーランド女性(33歳)がタクシー内で薬物スプレーをかけられ、暴行を受けるなど外人女性暴行、相次ぐ

○1月10日、インド人メイドのビザ不正取得で、給与の虚偽報告をした罪で、ニューヨークのインド総領事館のコブラガデ(39歳女性)副総領事を米当局がストリップ検査後拘留起訴、コブラガデは外交官免責特権を認められ帰国したが、インド政府は米政府の措置を屈辱的として、在デリー米大使館の館員一人を国外退去、同大使館の警備用バリケード除去、米外交官への特別措置も撤廃の報復措置で、こじれる。
米政府は総領事館職員よりも特権範囲が広い国連代表部職員としての免責をコブラガデに認めたものの、米国の国連代表部は、再び同国に戻れば、刑事訴訟の対象となる可能性も示唆している(メイドの給与は米の法廷水準を大きく下回る額だったが、インドでは、メイドの人権より、外交官のプライド優先、結局この騒動で一番得をしたのはメイドとそのファミリーで、米政府保護下の米国内にあるとされる。メイドの姻戚が米大使館で勤務していたとも言われ、米が陰に陽にコブラガデ邸から蒸発したといわれるメイド側を援護した)。

○1月15-16日、アーム・アドミ(普通の人)党のデリー新州政府下のソムナティ・バルティ法相が、中央政府下にある警官隊(首都は連邦直轄地)に、ドラッグ売春の宝庫ともいわれる南デリーのキルキ地区(アフリカ移住民が多い)のウガンダ人女性らのたむろす家宅捜索を要求、逮捕状なしでの家宅侵入は不可と退ける警官隊との間で応酬、法相自ら先頭を切って急襲の横暴に出る。
後日州政府はアンチ警察のデモ、 警察の管轄権が州政府に移行されるまで続けるとケジリワル州首相はぶち上げ、二日間デリーはアナーキー状態に陥る。人権擁護団体からは、ウガンダ女性の差別と糾弾されるも、当の法相はドラッグ取引現場のビデオを流し、対抗、退陣要求にシカト

インド安宿通信最新号から抜粋)
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29番目の新しい州

2013-08-06 22:54:00 | 政治・社会・経済
当オディッシャ州の南隣のアンドラプラデシュ州が二分割されそうな雲行き。
海岸部のアンドラと、内陸部のテランガナである。
50年以上に及ぶ分割運動が近い将来、実を結ぶわけだ。

しかし、同州では抗議運動が過熱化しており、与党の州政権の大臣が続々辞表を提出したりと、オーバーヒートしている。
しかも、自治州を作りたいとの運動は各地にあるので、たとえば、西ベンガル州北東部のネパール系民のゴルカとか、再燃して、暴動がおきている。

ちなみに、当州西部でも自治州要求の運動があり、デモが行われた。

いちいち自治要求を認めていくと、インドは五十州にもなってしまうという。

がために、中央政府は極力渋っているのだが、テランガナ州を要求する地方党と連立提携している、政治上の利害もあって、今回は踏み切ることにしたようだ。

裕福な海岸部に比べ、内陸部は後進地域で、経済・教育・医療面での福祉政策が長年求められてきた事情もあった。

まもなく、29州目の誕生である。
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学校中食で23名の児童死亡

2013-07-21 22:24:30 | 政治・社会・経済
ビハール州の寒村の小学校で、ミッドミールといわれる無料中食を食べた児童が23名も食中毒死する事件が起こって、物議をかもしている。

ミッドミールの食中毒は珍しくなく、これまでも、やれ、とかげが混じっていただの、ごきぶりが混じっていただの、食後児童が不快感を訴え、時に死亡する事故も起こってきただけに、さして驚かないとはいえ、23名もの学童が亡くなったのは近来にない事件で、傷ましい。

当オディッシャ州も例外でない。
貧民は、制服フリー授与や、ミッドミール目当てに子供を学校にやることが多く、義務教育が徹底しないインドでは、子供を学校にひきつける方策として、ミッドミールを奨励しているわけだが、不衛生なキッチンで作られたり、仲介業者が利をむさぼって標準以下の粗悪品を売却したりと、幼い健康が犠牲にされてきたわけだ。

子供に給仕する前の毒見が義務付けられているというが、実際には無視されているようだ。
同校の女校長は行方をくらましたまま。

検査で判明したところによると、オイルに殺虫剤がまざっていたらしい。
食中毒ではなく、故意に毒を盛られたとの説も。

この事件に端を発して、急に学校中食のお粗末さが浮上してきている。

未来を担う子供たちのあたら若い命が、行政の怠慢で摘み取られるのは憤懣やるかたない。
政府は早急に、ミッドミールの安全対策を講ずべきだろう。
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日印関係緊密化の兆し

2013-06-01 23:41:35 | 政治・社会・経済
また夜のネット接続状態が超のろで、よろしくない。
午後十時前後にパソコンを開けている私は、原稿類をもっぱら下書き保存するだけ。
メルマガを読むのも困難だし、メールを戴いてもすぐに返事できない。

やっと、待望の六月に入ったが、本日は夏日に逆戻り、蒸し暑い陽気だった。つい先日まで、インドのシン首相が訪日していたが、経済・防衛上の協同戦線が中国を刺激したようだ。
中国はインドにとって主要なビジネスパートナーで、日本との取引額の四倍超、大事な商売相手だけに刺激したくないところだが、つい最近最北端のラダック地方の停戦ライン(62年の印中戦争)付近で、両軍がにらみ合ったばかりだ。
中国軍がインド側に9キロ侵入し、テントをいくつか張ったのだ。それに対抗して、インド側もテントを張った。結局、中国首脳の訪印直前に、中国側は撤退し、丸く収まったが、アルナチャルプラデシュ州も中国側が自国領土と主張し、インドと揉めている。

やはり、中国との領土問題で揉める日本だけに、防衛上の協同戦線は避けて通れない。安部首相は2007年に訪印したことのある、親印派、その当時も日印関係の強化をインドの国会で説いたが、これを契機に両国の関係がいっそう進展することを祈ってやまない。

インド人は一般に親日派で、東洋人の見分けが困難なこともあって、私などよく中国人に間違えられ、チンと見下されるのだが、日本人と知ると、一転して態度が変わり、愛想よくなる。
日本人というだけで、私はどれだけ、夫の親族に心証をよくしているかしれない。戦後25年足らずで高度経済成長を成し遂げて、世界第二位の先進国に躍り出た経緯が敬意のまなざしで仰がれているし、日本人はみなリッチと思い込まれているのである。
政治経済・軍事面のみならず、カルチャー面での交流もさらに活発化することを祈りたい。
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懲りないレイプの都

2013-04-21 19:19:55 | 政治・社会・経済
またしても、レイプの都との汚名を着せられる首都デリーで、凶悪強姦事件が発生した。
三十分に一度の割で頻発するレイプだから、またかと眉をしかめるのみで終わらせることもできるが、今回の被害者は五歳の女児ということで、怒り狂った女性中心のデモ隊が病院前を占拠、シュプレヒコールを挙げている。

インドでは生後間もない赤子から幼児まで、女児の強姦はしょっちゅうといっていい頻度で発生するが、今回の犯人は変質的手口、女児の胎内から割れたガラス瓶やキャンドルが見つかり、感染症を併発していることがわかった。
幸いにも症状は改善しつつあるようだが、二日間も狭い部屋に監禁され、水も食物も与えられず、暴行のみならず、拷問に等しい残忍な手口を働いたことは12月末の強姦殺人事件を思わせる。

23歳の女子大生は腸の全摘に近い重症を負って、搬送されたシンガポールの病院で13日後亡くなったが、市民女性の怒りのデモを誘発し、インドでは近来にない、大きなアンチレイプ・デモとなったのは記憶に新しい。日本始めの世界中で報道された事件だから、ご存知の方もおられよう。
あれから四ヶ月弱、レイプの都はなにも変わっていないという感じだ。
事件後も女性は犯され続けているし、むしろ、デリーでは倍増している。

同じ女性としても、憂慮される事態だ。
またかと舌打ち、どうしてこうなんだと眉が曇るが、インド社会の女児軽視風潮も大きく、理由にあずかっている。
性別テストで女児と知ると、中絶する母親、生まれても間引きしたり、女児の命は虫けら同然、母親自らが男児と女児を差別、男児は丸々肥えているのに、女児はがりがりという差別助長に買っているケースもある。

ちなみに、このたびの強姦被害者はスラム街に暮らす下層民だった。マイノリティーという少数派、カーストでいえば、カースト外ヒンドゥ・ダリット女性にしわ寄せが来がちなのである。
被害者の女児は二日前から行方不明になっていて、両親が警察に届け出たが、おざなりの捜査で進展がなく、泣き声を聞きつけた隣人が通知、同じスラムビル内の地階のドアを叩き空けて見つかった。犯人は同ビルに住んでいたビハール州出身の若い出稼ぎ労働者で、死亡したと勘違いし、密閉して逃亡、生地の妻の実家で御用となった。
駆けつけた警察は、父親に2000ルピーのワイロを手渡し、事件をもみ消そうとしたらしい。いかにも、責任回避の悪徳警官らしい手口だ。
しかも、食って掛かるデモ隊の女性に平手を食らわせる横暴で、懲戒免職になった警官まで出た。

次著(インド関連書)では、女性暴力について、章をもうけて大きく扱っている。
同じ女性として見逃せない、社会悪だからだ。
いずれにしろ、男尊女卑のインド男性の意識を変えていくことから始めないとにっちもさっちもいかないが、現状では、レイプ根絶どころか、減少にすら程遠い。

経済大国インドの悲しい現実、女性が安心して自由に暮らせない社会に真の繁栄はありえるはずもない。
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レイプの都のキャンドル追悼

2012-12-29 20:23:09 | 政治・社会・経済
さる16日移動中のバスで集団暴行された23歳の女子医大生が、13日間の勇敢な死闘の末、二日前移送されたシンガポールのマウント・エリザベス・ホスピタル(臓器移植で高名)で永眠した。

初期は生きたいと母親に洩らし、重症を推して自ら歩行を試みたりと、勇敢なサバイバル精神を発揮していただけに、残念でならない。
鉄棒で頭や下腹を滅多打ちされ、腸のほとんどを全摘、肺の感染症、頭部の重症が致命傷となっていったんは心臓麻痺状態に陥り、国内医師の奮闘でどうにか蘇生したが、シンガポールに救急機で搬送されて以後、症状が悪化、結局多臓器不全に陥り、力尽きた。

被害者の死を受けて、首都のデリー始め、ハイデラバード、バンガロール、ムンバイなど主要都市で、哀悼のキャンドル行進に駆けつけるデモの輪が広がっている。

私自身も、あたら若い命を無残にむしりとられた被害者の冥福を祈って、キャンドルに火を点し、東寄りの空の高いところに浮かんでいる満月に向かって、瞑目した。

涙がこぼれて止まらなかった。

しかし、彼女の死は無駄でなかったと思いたい。
全国の女性が、イナフ・イズ・イナフ(もうたくさん)と立ち上がったからだ。
22分に1件の割りで頻発する強姦事件、インドは名だたるレイプ地獄だが、主立って声をあげる市民女性はこれまでなく、活動家のみが黄色い声を張り上げていたのだ。

インド門、大統領官邸に何千と押し寄せたデモ隊は、女子大生中心の市民女性グループ、無論若い男性陣もサポート、警官隊との応酬で警官側に一人死者が出たが、本日は哀悼の意を表しての静かなサイレントマーチ、13日間勇敢に死闘した被害者の冥福を祈って、キャンドルに火が点された。泣いている女性も多く、人出は各都市で広がっている。

彼女の犠牲に喚起されたように、政府も立ち上がり、強姦罪の見直し、警察の無神経な取り調べに対する改善、公立バスの増便と警備強化を打ち出しているが、サイレント行進に加わるべく駆けつけたデリー州首相シーラ・ディキシットは、怒りと悲しみに浸される群衆に追い返される憂き目を見た。
VIP中心の警備、口先ばかりで無責任な汚職政治家、悪徳警官、民衆の政治不信はここにきわまれりといった感じだ。

与党国民会議派総裁のソニア・ガンジーも、被害者の犠牲を無にせず、スピーディーで公正な裁判を行う、必ずや正義で報いると声明発表したが、遅きに失した感じだ。
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オバマ再選はインドにとって有利か

2012-11-07 22:14:02 | 政治・社会・経済
米大統領選で、民主党のオバマが勝利、第二期を続投することになった。
接戦という予測だったが、100票近い差で、あっさり引き離したなという感じ。
インドの英語版ニュースも、オバマ快勝の速報で一色。
ツイッターやフェイスブックをうまく駆使しての宣伝戦が功を奏したようだ。
ロムニー側は、ハリケーン・サンデーの影響もこうむったし、情報戦で劣ったようだ。

アメリカの有権者が、オバマにもう4年チャンスを与えたということだろう。
インドのマンモハン・シン首相も早速祝電、両国の関係維持を伝えたが、親印の度が強いのは共和党との意見が大勢を占めただけに、内心はどんなものか。
過去の親ソ寄りから近年はアメリカ寄りに、印米関係はソフトウエア企業提携で深まるばかりだから、基本線としては良好関係保全で、どちらが大統領になっても、さして変わりはなかったろうと思うが、インドは親印派だったブッシュ大統領に今でも心を残しているのである。

オバマは、自国の失業率を憂え、「バンガロール(インドのシリコンバレーとして名高い、カルナータカ州都)からバッファローへ」と提唱、おおっぴらなアウトソーシング批判をしてインド国内IT企業の失意も買ったいきさつがある。

いずれにしろ、オバマ大統領の初期4年は期待はずれだっただけに、第二期挽回してどう変わるかが見ものだ。America's best yet to comeと勝利の演説で高らかに謳いあげたように、今度は期待はずれに終わらないよう祈るばかりだ。保護主義傾向の強いオバマだけに、インド国内企業間には失望の声もささやかれているが、印米関係の基本線としては、良好保全ということになろう。
それはさておき、ヒラリー・クリントンは大統領特使(国務長官)を続投するのだろうか。こちらも気になるところだ。

日本の反応はどんなもんだろう。私の郷里福井県には、奇しくも小浜(おばま)という市があるので、オバマ快勝の吉報にはさぞかし沸きかえっていることだろう。
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流言蜚語で北東地域の学生大量逃亡

2012-08-17 21:55:16 | 政治・社会・経済
南インドのバンガロールやハイデラバードで、アッサム州などの北東地域の学生や労働者が、イスラム民の攻撃を恐れて、大量逃亡する事態が発生した。
SMSが流言蜚語の発祥らしいが、パニ食ったノースイースタンは鉄道駅に大挙して押し寄せ、北のグワハティ駅行きの列車はすし詰め状態。

この二週間ほど、アッサム地方で土着民のボドと、バングラデシュからの移民のイスラムとの紛争が激化、大量の避難民を出しており、今も沈静化されていないが、その余波が南まで飛び火したという感じである。

ネットで捏造された記事も出回っているようで、マンモハン・シン首相は、南インドの北東地域民にパニックに陥らず冷静に対処するよう呼びかけ、州政府も同地域の住民の安全を保障、逃亡する必要性は皆無のことを強調した。

ちなみに、わが息子もバンガロール在中で、夫はすぐ帰ってくるよう勧告、北東地域の住民でないし、イスラム教徒に攻撃されるいわれはないが、治安の悪化を憂慮してのことである。

こういう悪聞が飛び交うと、元々激しやすい性癖なだけにすわっとエスカレートして、パニックに陥ってしまい冷静に対処できないのがインド人、右にならえで、どっと逃亡に傾いてしまう。

そんなインド人の性癖を如実に示した本が、22日発売される。
「インド人には、ご用心!」(モハンティ三智江著、三五館、1260円)
ただいま予約受付中。


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毛沢東派ゲリラに誘拐されたイタリア人

2012-03-18 23:17:40 | 政治・社会・経済
マオイストといわれる左翼の過激派ゲリラは、当オディッシャ州奥地でも幅を利かせ、警官隊との一騎打ちや、誘拐・殺人事件が跡を絶たないが、ついに外国人が犠牲になった。

昨夜遅く、ブレイキングニュースの垂れ字幕で当オディッシャ州のカンダマル地方で二人のイタリア人がマオイストに誘拐されたことを知ったのだ。
なんと、今朝になって、被害者があにはからんや、うちが前のショップ類の一店を貸しているなじみのイタリア男性であることが判明した。

私は直接この男性と親交はなかったが、よく知っている夫はさすがにあわてていた。

午後、店の前に地方放送局の報道陣が駆けつけ、ビデオカメラで撮影、周辺の店にもインタビューしている現場を、ベランダから見下ろし、さすがに事の重大さに身が引き締まる思いだった。一刻も早い借主の無事解放を願わずにはおれなかった。

それにしても、なんでまた、カンダマル地方など、行ったのか。

カンダマルといったら、最近もクリスチャンに対する暴動のあったところである。

オディッシャの奥地は、マオイストが活動範囲を広げているため、危険なのである。

日本人旅行者にはこれまで、その旨くどくどと警告してきた。

やはり、オディッシャで店を経営していることの、気の緩み、オディッシャのことはよく知っているとの油断がつい出たゆえとしか思えない。

絶対に行くべきではなかった。

といっても、後の祭りだが。

23の要求を出しているマオイストと、州首相以下のハイレベルクラスがただいま、交渉中。
無論、イタリア大使館員も駆けつけた。

一刻も早く解放されることを祈るのみだ。

ちなみに、私が知る限りでは、当州で、毛沢東派ゲリラによる外国人の誘拐はこれが初めてである。
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印パ雪解け?

2011-11-12 20:54:06 | 政治・社会・経済
長年敵対意識にあった印パが雪解けの様相を見せている。
今春インドのマンモハン・シン(Manmohan Singh)首相が、パキスタンのユースフ・ギラニ(Yousuf Raza Gilani)首相以下の主要閣僚を、ワールドカップの印パクリケット戦に招待、政治とスポーツを結びつけたクリケット外交とマスコミをにぎわせたが、そのあたりから徐々に改善の兆しを見せ始め、印パ外相会談もポジティヴな方向に動き、パキスタン政府はインドにMFN(Most Favoured Nation)の称号まで与えた。

2008年のムンバイテロ以来冷え切っていた関係が、商業面で活性化、今回のモルディヴでのSAARC(南アジア地域協力連合、South Asian Association For Regional Cooperation、インド、パキスタン、バングラデシュ、スリランカ、ネパール、ブータン、モルディヴ、アフガニスタンら南アジア8カ国が1985年に設立した地域協力機構)会議で両首相が再会談、雪解けムードが一気に昂まった。

*ちなみに、パキスタンの女性外相(Hina Rabbani Khar)は既婚者ながら、三十台の妙齢の美女、相対する七十台のインド外相(S.M.Krishna)も鼻の下が長く伸びっぱなし。





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