とうとう観てしましましたよ!いきなりCrimson Jazz trioみたいな「Living Without Friday」は、女子アナがいきなりパワフルなタッチ&高速パッセージ、ぐりぐりグリサンド・・度肝を抜く。サッカーで言うと内田選手がいきなりフッキ選手化するようなあんばい。
スタンダート「テイク・ファイヴ」で一抹の不安を落ち着かせると、出演したばかりのイスラエル・ジャズフェスのMCから、中近東アレンジの「Yesterday」(Beatlesカバーアルバムもアレンジ度、凄かったです)、震災後のツアーで披露したという「星に願いを(主よ人の望みの喜びを入り)」でしっとりと安らぎの時。
次回作はクラッシック曲のCover集とのことで、弾きたくても、まだ早いと弾かせてもらえなかったというストーカーまがいのフレーズ・リピートの「エリーゼのために」。いやこれには少々、心のバランスを失いかけました。あまりに不協和音すぎて、原曲とのギャップがAngel Falls!お子様方はだいじょうでしたか?引き続き、高速のカプースチンの「エチュード」、クライスラー「愛の喜び」で第1部が大団円!
第2部は、地元朝日小学校の合唱部の子ども達とのコラボ。千尋さん作詞作曲の「Rain,Rain&Rain」と「So long」は、いずれも震災からの復興、勇気づけるための曲。会場一帯となって熱い演奏。指揮の先生も華麗にダイナミックでお見事!最後に「勇気100%」で大盛り上がり。福島の未来は明るい、君たちがいるから!
来たー!定番の「八木節」で終演。今度は会津磐梯山もお願いします(^^/
アンコールは「2minutes30seconds Rag(バークレーではピアニストが3000人もいて、試験では2分30秒を超えると1グレード落とされるとか)」+α
(演奏スタイル)~技法でなく見た目の感じです (^^*;
千尋さん
華奢な体躯は、ベーゼンドルファーが巨大にみえるほどですが、基本ビルエバンズ系やや猫背で、のってくると椅子をぐっと後ろへ蹴って、ぐりぐり、ころころ縦横無尽に引き倒す。ピアノは真横でなく手元が見えるように配置されてましたが、時折、弾きながら客席を振り向く仕草がたまりません(散歩の愛犬のアイコンタクトにも似てた・・)
ベース江野口美保さん
ぶいぶい、立て方向に沈む踊るよう華麗なランニングベース。
ドラムズ岡田佳広さん
最小限のドラム・セットで、確実なドラミング。パワフルでちょっと やさぐれた感じが高橋まことさんに似ていました。
観客の方々
さすが楽都郡山、手拍子がお上手で、リズムの変化に軽く付いていく~(あえて苦言を呈すれば、通が故のフライイング気味の拍手かな・・)
※かくして、3時半起きでサッカー観戦~町内清掃~山中千尋コンサート~八重の桜・・と涙、涙、怒濤の「セルフ父の日」でございました。