今回の研究テーマは 「アブラッソ」
これも前から取り上げようとしてなかなかまとまらないものの1つ。
このブログでも書き方を四苦八苦している。
オレ自身、アブラッソは一番難しい課題のひとつだと思っている。
ちょうど今週のデサフィオ、A&A vs オラシオ&セシーのクラスのテーマが「アブラッソ」だったので今までのオレの研究結果を出してみることにした。
クラスでは、
A&Aはソルターダのような(両手とも放してないのでソルターダではない)女の子に腕の下をくぐらせるヌエボな感じのことをやった。
(カンビオ・デ・アブラッソ)
オラシオたちはミロンゲーロ・スタイルのように真正面に構えるタイプとウルキサのように少し左にずれて構えるタイプのアブラッソの違いをやった。
ここではクローズのアブラッソを大きく3種類に分けて考えてみる。
まず一番分かりやすいのは 真正面タイプ。
これはまさにミロンゲーロ・スタイルの特徴でもある。
ほんとに真っ正面で組む。
胸を付けるためにどうしても前傾にならざるを得ない。前傾度は人それぞれ。
顔はベッタリ付いてしまう。たまに顔(頭)リードのオヤジもいる。
セントロの混んでいるミロンガで踊るために開発された組み方でステップは小さくしか動けない。
単純に2人とも真正面を維持するのでコネクションは一番強くなる。
ずっと抱き合ってる感じだ。
前傾の時の形が「人」っていう字になるので金八先生じゃないが支えあってる感じで
一番「土臭い」、本能的?な感じの組み方だなとオレは思う。
真正面型 Maria Eugenia Cuyas y Bernardino Serrano.
次は 少し 左ずれタイプ。
一般に一番多いタイプの組み方かと思われる。
サロン系にも変化するウルキサ・スタイルのクローズ時の組み方でもある。
少し左にずれることで腕がフリーになるし、頭の位置もずれてるので楽。
真正面型に比べかなり機能性はしている。
この組み方でも「ミロンゲーロ・スタイル」として教えているダンサーもいる。
直立型と前傾型、ウルキサの一部などでは尻出型(胸出型) がある。
この尻出型(胸出型)は細い人が足元にスペースを作って前傾にならず胸を付けようとするとこうなってくるようだ。
尻出型(胸出型) Javier Rodrigues & Geraldine Rojas
最後がV字型。
二人の胸の形がV字になっている。
物理コンタクトは男性の右胸と女性の左胸。反対側の胸は離れている。
背中から2人で円を描くような感じで組む組み方。
2人の間に空間が出来る。
機能性は一番高いが単純にコンタクト部分が少ないので2人の「抱き合ってる感」は少なくなる。
完全直立型と前傾型があるがこのタイプの前傾は他の2つのように「人」型ではなく、「ドーム」型。
フェデリコ・ナベイラを見てもらえれば分かり易いが腰までは直立で上半身が少し傾いている。
イメージは2人で円陣を組んでる感じ。なんとなく「はっけよい」な感じだ。
ドーム型 Naveira - Muzzopappa a Cesena 2009
オープン時には種類はない。
離れている状態では2人とも自分で軸を作らないと倒れてしまうからだ。
近い距離での「ちょっとオープン」と肩が外れない距離内の「完全オープン」の2つの状態を考えると踊りやすい。
オラシオは、ずっとクローズのミロンゲーロ・スタイルと比較してウルキサ系のサロンはクローズとオープンを上手くコンビネーションすると説明していたが、アルゼンチンではオープンを使う人はウルキサじゃなくてもコンビネーションして踊っている。
ずっとオープンで踊っている人はほとんど見かけない。
ショーダンサーか身長差のある組み合わせくらいだ。
今回分かりやすく大きく3つに分けたが、左ズレからV字の間の角度は様々だし体型や姿勢によって組みやすい形、組みにくい形はある。
肉厚の人同士なら胸を付けたままV字にもなるし、
クローズで組んでも完全オープンの形になってしまうくらい太い人もいる。
踊りの中ですることによってアブラッソの形を変えることもある。
(サロン系のことをするためには開くしかないのでV字になる)
またミロンゲーロ・スタイルもダンサーによって組み方が違うようにウルキサだからといって左ズレ型とも限らない。
この2つのスタイルでさえ組み方にも決まった定義はないようだ。
組んだ瞬間から「い、タタタタタタッ! 」と痛い人もいれば、
「めっちゃ、気持ちいぃ~ 」と思う人もしるし、
こっちの姿勢まで矯正してくれれるほど姿勢のいい人 もいる。
もちろんお互い相手の状態を探りながら一番良いポジションを見つけるが、そのポジションがすぐ見つかる時もあれば何曲踊ってもうまく合わない時もある。
これは男性側も女性側も一緒。相性はあるよね。
誰とでも気持ちよく組めるアブラッソってあるのだろうか?
1つ言えるのは、
やっぱり「肉」があったほうが相手に安心感や一体感を与えられる。
「プニュっ」としてると気持ちいいよね。
というわけで、もっと「肉」欲しいーっ!
これも前から取り上げようとしてなかなかまとまらないものの1つ。
このブログでも書き方を四苦八苦している。
オレ自身、アブラッソは一番難しい課題のひとつだと思っている。
ちょうど今週のデサフィオ、A&A vs オラシオ&セシーのクラスのテーマが「アブラッソ」だったので今までのオレの研究結果を出してみることにした。
クラスでは、
A&Aはソルターダのような(両手とも放してないのでソルターダではない)女の子に腕の下をくぐらせるヌエボな感じのことをやった。
(カンビオ・デ・アブラッソ)
オラシオたちはミロンゲーロ・スタイルのように真正面に構えるタイプとウルキサのように少し左にずれて構えるタイプのアブラッソの違いをやった。
ここではクローズのアブラッソを大きく3種類に分けて考えてみる。
まず一番分かりやすいのは 真正面タイプ。
これはまさにミロンゲーロ・スタイルの特徴でもある。
ほんとに真っ正面で組む。
胸を付けるためにどうしても前傾にならざるを得ない。前傾度は人それぞれ。
顔はベッタリ付いてしまう。たまに顔(頭)リードのオヤジもいる。
セントロの混んでいるミロンガで踊るために開発された組み方でステップは小さくしか動けない。
単純に2人とも真正面を維持するのでコネクションは一番強くなる。
ずっと抱き合ってる感じだ。
前傾の時の形が「人」っていう字になるので金八先生じゃないが支えあってる感じで
一番「土臭い」、本能的?な感じの組み方だなとオレは思う。
真正面型 Maria Eugenia Cuyas y Bernardino Serrano.
次は 少し 左ずれタイプ。
一般に一番多いタイプの組み方かと思われる。
サロン系にも変化するウルキサ・スタイルのクローズ時の組み方でもある。
少し左にずれることで腕がフリーになるし、頭の位置もずれてるので楽。
真正面型に比べかなり機能性はしている。
この組み方でも「ミロンゲーロ・スタイル」として教えているダンサーもいる。
直立型と前傾型、ウルキサの一部などでは尻出型(胸出型) がある。
この尻出型(胸出型)は細い人が足元にスペースを作って前傾にならず胸を付けようとするとこうなってくるようだ。
尻出型(胸出型) Javier Rodrigues & Geraldine Rojas
最後がV字型。
二人の胸の形がV字になっている。
物理コンタクトは男性の右胸と女性の左胸。反対側の胸は離れている。
背中から2人で円を描くような感じで組む組み方。
2人の間に空間が出来る。
機能性は一番高いが単純にコンタクト部分が少ないので2人の「抱き合ってる感」は少なくなる。
完全直立型と前傾型があるがこのタイプの前傾は他の2つのように「人」型ではなく、「ドーム」型。
フェデリコ・ナベイラを見てもらえれば分かり易いが腰までは直立で上半身が少し傾いている。
イメージは2人で円陣を組んでる感じ。なんとなく「はっけよい」な感じだ。
ドーム型 Naveira - Muzzopappa a Cesena 2009
オープン時には種類はない。
離れている状態では2人とも自分で軸を作らないと倒れてしまうからだ。
近い距離での「ちょっとオープン」と肩が外れない距離内の「完全オープン」の2つの状態を考えると踊りやすい。
オラシオは、ずっとクローズのミロンゲーロ・スタイルと比較してウルキサ系のサロンはクローズとオープンを上手くコンビネーションすると説明していたが、アルゼンチンではオープンを使う人はウルキサじゃなくてもコンビネーションして踊っている。
ずっとオープンで踊っている人はほとんど見かけない。
ショーダンサーか身長差のある組み合わせくらいだ。
今回分かりやすく大きく3つに分けたが、左ズレからV字の間の角度は様々だし体型や姿勢によって組みやすい形、組みにくい形はある。
肉厚の人同士なら胸を付けたままV字にもなるし、
クローズで組んでも完全オープンの形になってしまうくらい太い人もいる。
踊りの中ですることによってアブラッソの形を変えることもある。
(サロン系のことをするためには開くしかないのでV字になる)
またミロンゲーロ・スタイルもダンサーによって組み方が違うようにウルキサだからといって左ズレ型とも限らない。
この2つのスタイルでさえ組み方にも決まった定義はないようだ。
組んだ瞬間から「い、タタタタタタッ! 」と痛い人もいれば、
「めっちゃ、気持ちいぃ~ 」と思う人もしるし、
こっちの姿勢まで矯正してくれれるほど姿勢のいい人 もいる。
もちろんお互い相手の状態を探りながら一番良いポジションを見つけるが、そのポジションがすぐ見つかる時もあれば何曲踊ってもうまく合わない時もある。
これは男性側も女性側も一緒。相性はあるよね。
誰とでも気持ちよく組めるアブラッソってあるのだろうか?
1つ言えるのは、
やっぱり「肉」があったほうが相手に安心感や一体感を与えられる。
「プニュっ」としてると気持ちいいよね。
というわけで、もっと「肉」欲しいーっ!
日曜午後ミロンガの後に居酒屋でサークル飲みになって、女性陣に聞いてみたら皆さん「肉あったほうがイイ!」って言ってました。ケニーの貧弱な胸を見て「筋トレしなよー」とご指導受けました・・・。とほほ。
さすがに男はおっぱい大きく出来ないのでやっぱ筋トレして胸厚くして、カチカチより筋肉の上に脂肪が付いてる方が柔らかくて気持ち良さそうなのでそういう身体がタンゴ的には理想なのかも。
タンゴって男がマッチョで、女の子はちょっとむっちりしてる方が柔らかく見えるし色気もあるように思います。
そういうところがスポーティーなダンスではなくアルゼンチン的、庶民的な、ラテンな踊りなんだなーと思うところです。
僕もペラペラなので頑張って「肉」付けたいです。