ものぐさ屁理屈研究室

誰も私に問わなければ、
私はそれを知っている。
誰か問う者に説明しようとすれば、
私はそれを知ってはいない。

暴騰はトレンド、トレンドはフレンド 3

2023-08-18 13:00:00 | トレンド・フォロー


さて、例によって、思考を再現してみよう。述べたように、青い線で引いてある2013年1月31日に付けた2560円を、2022年5月17日に上に抜けてきたので、エントリー。移動平均線の並びが、パーフェクト・オーダーになっているので、強いアップトレンドである。上値のとりあえずの目処は、これも前に述べたように青い線で引いてある4120円である。 0-200

5月24日 上髭陰線で5日移動平均線を割ったので、全ヘッジを入れる。200-200

6月8日 陽線で5日移動平均線の上に出たので、ヘッジを切って、その分買いを足す。0-400

6月13日 陰線で5日移動平均線を割る。上値を切り下げたので、レンジ入りしそうである。 100-400

6月15日 25日移動平均線を陰線で割り、5日移動平均線と25日移動平均線がデッドクロスするのはほぼ確実、つまりパーフェクト・オーダーが崩れ、レンジ入りが確実となったと判断。このあと、75日移動平均線も割れると大変であるが、75日移動平均線を割らなければ、基本アップトレンド目線である。ということで、何らかの変化があるまでは、しばらくは、ポジションは動かさないで、しばらくはレンジの上値、下値の見極めに注力することにする。

6月29日 再び5日移動平均線が25日移動平均線の上に出て、パーフェクト・オーダー復活。ヘッジを切って、買い増す。0-500

6月30日 すぐさま翌日に陰線で、5日移動平均線を割る。上値更新失敗。100-500

7月19日 再び25日移動平均線の下にもぐっていってから、5日移動平均線が再度25日移動平均線の上に出て、またまたパーフェクト・オーダー復活。日足も陽線で5日移動平均線の上に出たので、ヘッジを切って、買い増し。下値を切り上げているので、この後上値を更新するのかに注目。0ー600

7月25日 直近の上値は更新して上げて来たが、5月24日の高値を明確に超えられずに長い陰線で、5日移動平均線を割る。この時点で、点線で示したような上値・下値のレンジになっているのではないかと判断。ただし、5日移動平均線の傾きも上向きであるし、5日移動平均線と25日移動平均線の間隔が広がりだしているので、勢いは強いと判断できる。従って、多分、この下げ圧力は弱く、あまり下げないのではないかと思われた。さらに、5月24日以降の動きをみると、逆ヘッド・アンド・ショルダーになっていることも、こうした判断根拠を補強しよう。100-600

なお、基本アップトレンド目線なら、ちまちまヘッジを入れるようなことをせず、ロングも同様にちまちま増やすといったまどろっこしいやり方をせずに、下げ切ったところで、いっぺんにロングをまとめて入れれば良いのにと思われる人がいるかもしれないが、それは後講釈と言うものである。実際にはどこで下げ止まるのかは判らないし、大きく下げてダウン・トレンドへ転換していく可能性もあるので、このように上げ下げの動きの微妙な綾を読んで、ヘッジを入れたり外したりと、その時々の株価の動きに合わせてリスク管理をしながら、ポジションを動かしていくのが分割売買による両建てのやり方である。

利益面からみると、こういったレンジというのは、細かいマイナスをコツコツと積み重ねていくことになるが、レンジをブレイクしてトレンドが出たときにドカンと大きな利益が出るようなポジションを作っておくための準備期間と捉えることが重要である。言い換えると、目指すのは低勝率高損益比率型のトレード、俗にいうコツコツ(利益)・ドカン(損失)とは正反対の、言わば逆コツコツ(損失)・ドカン(利益)であって、大きく動く直前にどれだけ大きなポジションを作っておけるかどうかが肝である。


8月5日 その後上げて、5日移動平均線の上に出たが、再度レンジの上値に阻まれて下落、再び5日移動平均線の下にもぐっていってから、この日に初めて短いコマ陽線だが、日足の実態部分が下から5日移動平均線を抜けた。これは見逃してはならない兆候である。翌日は上がる可能性が高く、下値を切り上げることになるからである。これまでの5日移動平均線と25日移動平均線の絡み具合を見てみると、一回目の25日移動平均線に対しての5日移動平均線の下へのもぐり方よりも、2回目のもぐり方のほうが浅くなっているのが判るだろう。そして、翌日上がれば、今回は5日移動平均線が25日移動平均線を割らないで上がっていくことになる。多分、株価だけを見ている人にはこうしたことは、判らないであろうが、株価の位置的には、レンジの半分よりは上の位置であっても、ここは確率の高い上昇に賭けるべきクリティカル・ポイントである。0ー700

8月8日 週明けの翌日、大きく窓を開けて上昇、コマ陽線。ザラ場は見ない、翌日寄り付きの売買なので、どうやら一日遅れる形になったようだ。これは仕方がない。上値目安4120円が近づいてきたので、ここからの動きは要注意である。

8月9日 非常に長い上髭コマ陽線、いわゆるピンバー。上髭の中に4120円があるが、これは4120円を大きく抜けて上昇していったが、結局押し戻されて、4120円より下で終わったということを示していて、天井を打ったことを強く示唆している。更に注目すべきは、異常とも言える巨大な出来高である。これは、マーケットメイカーが売っている何よりの証拠で、ここは断固として手仕舞いするところである。0-0

なお、一瞬、売りを入れてドテンしようかとも考えたが、リスクが高いので、止めておいた。結果としては、この後下げて行って、この判断は正解だった訳だが、それは結果論と言うもので、上昇しだして3日しか経っていないので.、この後上がっていく可能性も十二分にあったからである。SNSには、こういった丁半博打的後講釈が溢れているが、言うまでもないことであるが、プロのギャンブラーはその名に反して決してギャンブルをしないものである。また、ここで、全部を利確しないで、ポジションをスクウェアにして、例えば100-100といったポジションにして対応していくという手もあるが、エントリーから丸々3カ月近く経っていることも、手仕舞いした理由である。それは、マインド・マネージメントの観点からで、このように一旦の区切りを入れないでだらだらと続けていくと、緊張感が薄れ、大ポカー大きな判断ミスをやり勝ちだからである。

8月15日 上下に髭のコマ陽線であるが、5日移動平均線の下に出たので、試し玉を入れる。100-0

8月19日 5日移動平均線の上に陽線で抜けたので、買いヘッジを入れる。この後、上値を切り下げるかどうかに注目。100-100

8月31日 その後、5日移動平均線の下にもぐって来たが、日足の実体がなく動きがほとんどない、はっきりしない日が2日続いて、様子見をしていたが、5日移動平均線が下げてきて、日足同様5日移動平均線も上値を切り下げたので、これでダウン・トレンドが明確になった。ヘッジを切って本玉を入れる。400-0

9月6日 5日移動平均線の上に出たので、ヘッジを入れる。5日移動平均線が25日移動平均線の下に潜り込んできた。400-100

9月8日 十字線ではあるが、5日移動平均線の下にもぐって来たので、ヘッジを外す。500-0

9月16日 図に引いて置いた指示線を割り、25日移動平均線もダウン・トレンドに入って来たので、売り増し。600-0



10月14日 その後順調に下げて来て、一旦十字線で5日移動平均線の上に出たが、すぐ翌日に割って下がっていき、この日に陽線で5日移動平均線の上に出たので、ヘッジを入れる。600-100

10月21日 5日移動平均線を割ったので、ヘッジを外す。700-0

10月24日 週明け、5日移動平均線の上に出たので、ヘッジを入れる。700-100

10月27日 5日移動平均線を割ったので、ヘッジを外す。なお、下値の目処は前に述べた以前の高値2560円、それにその下にある300日移動平均線である。多くのチャートを見てもらえれば確認できるが、この300日移動平均線がサポートラインやレジスタンスラインになっているケースが結構多い。それだけマーケットメイカーに強く意識されている重要なラインである。 800-0

10月31日 前日10月28日は大陰線で2560円もあっさりと抜け、この日はピンバーで髭が300日移動平均線に刺さった形になっている。出来高も突出して多い。従って底を打ったと判断したが、ここであることに気づいた。動きは逆だが、天井を打った時と絵に描いたように相似形になっている。これは、この銘柄の背後で蠢いているマーケットメイカーのやり口の癖、というか特徴を物語っているように私は思われるのだが、どう思われるだろうか。従って、下げが急だったこともあり、ここでのリバウンドを取ってみる気になった。ドテンして試し玉を入れる。0-100

11月8日 上がってきて、5日移動平均線の上に出てきたのに伴って、5日移動平均線もV字回復。なので、この日に初めて短いコマだが陽線が出たので買いを足す。0-200

11月18日 5日移動平均線を陰線で割ったので、ここで終了(1回目)。0-0




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