白馬ツバメの独り言

北アルプスの麓 厳しい自然界で健気に逞しく生きている命たちとの出会いは
優しくて時に悲しい・・・

巣立った雛たちのその後 1

2007-06-26 | ツバメ子育て編(2007)

巣立ちラッシュの6月後半は、早い時期に巣立った1番子が、よそのツバメさんの巣立ちのお手伝いをしに、(まだ完璧なヘルパーとまではいかないけれど) 成鳥のヘルパー 応援隊たちに混じって 「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」役をしっかりとこなしていくようになってきていますね。
たくさんのツバメさんの巣を、特に家の周辺にポイントを置き日々観察していると、それぞれの子育て状況、巣立ちの様子や、箇所箇所の天敵の対処法、相性の悪い組、友好的な組、各ツバメの性格、その時の若ツバメたちがどこの子かもわかるようになって来るのです。
実際にこの目でたくさんの子達を見て確認して、ツバメ本人(鳥)たちから得た知識は何物にも変えがたい貴重な私のツバメワールドの財産に
家の周辺では、一番初めに巣立った(6月7日) 玄関パパの子供たちが、最後まで末っ子だけが戻ってきていた16日を最後に、一旦親元から卒業し、姿をみせなかったのですが・・
1週間後の23日のこと。営巣拒否をされ、完成した巣を二回も壊され三度目に外壁に巣を作り直し、条件の良くない場所でどうにか無事に子育てをすることが出来た向かいのアパートの5羽の雛たちが朝から巣立ちを始めていました。
来ました来ましたどこからともなく頼もしい「巣立ち応援 ヘルパー隊」が集まって来ました~



その中に・・・ 4羽の若ツバメたちが混じっています。
「もしかして もしかして・・・
この周辺内で巣立ちを終えたのは、まだ玄関パパの子供しかいない。
向かい側の電線に雛たちが止まり、側には4羽のうちの2羽の若ツバメたちが、雛たちを優しく見守るように、面倒を見ています。
あれまぁぁ・・・なんとも・・・まぁまぁ・・
いつの間にかこんな頼もしい立派な「お兄ちゃん」になっちゃって・・・




そして、もう2羽は、玄関パパの縄張りの中にすぅ~っと飛んできて、この子達が巣立ったときに3日間過ごしていた電線に止まり、周囲を懐かしそうに見まわしながら羽づくろいをしていました・・・時々パパのいる電線にも止まり、久しぶりの親子の再会だったのかなぁ?
巣立ってから16日目・・子供たちはこんな凛々しくなりました
白かった嘴も黒くなり、エビフライだった燕尾も少し伸びて・・・
羽がお日様に照らされて、ツバメ色に輝いていました・・・


その後、ヘルパーリーダーが 「チピィチピピーチキー」と号令をかけ、雛を周囲でガードしながら一斉に飛び立ち、お出かけです
翌日も続けて巣立ちがあり、この子達ははりきって巣のまわりを飛び回ったり、壁にへばりついてみたり・・・すっかり「お兄ちゃん役」も様になってきています



朝になると仲間達とお迎えに来て、日の入り前には巣立ち雛たちを皆と送り届け、帰って行きます。近くに小塒がありそうなので捜してみようかなと・・・
この先一週間は家周辺は更に巣立ちラッシュを迎えます。
こんなふうに順番に巣立っていった子供たちは、後から巣立つ雛たちの「先輩兄ちゃん」として、世話をしていくのですね。
ツバメの世界の中の 「ツバメ同士の絆」 
「助け合い」 「労わり合い」・・・・人間のほうが学ばせられてしまう光景ですね・・

巣立った雛たちは、どのように姿が変わっていくのか・・・
下の画像をご覧ください。


そして・・巣立ちから一ヶ月半を過ぎると・・・
右の画像のように、顔周りが クリーム色から少しづつ成鳥の赤茶色に変化していきます。少しマダラになってきているのがわかりますよね・・・


このように巣立った雛たちの変化も、日々ひとつひとつの巣を観察し、駆けずり回って記録し続けていることでタイミング良く画像に収めることも出来ますね。
ズボラで面倒くさがりな私ですが・・・ツバメさんのことにだけは、かなりこまめでフットワークいいみたいです・・・
それは・・・ただただひたすらにツバメさんが好きだから・・・

デスクにへばりついてひたすらツバメさんの情報収集なんてしていないで・・・
さぁ~ 双眼鏡とデジカメぶら下げて、その足でツバメウォッチングに出かけてみましょうよ~
真夏の炎天下・・・汗ダラダラかきながらのツバメウォッチング・・
そのあとの温泉ドボーンは・・・「極楽極楽・・」 最高ですよぉ
えっ? やっぱ、ヘンですかね 
はい。私は白馬のヘンなツバメおばさんでーす
 



 



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2 コメント

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Unknown (とまと)
2007-06-27 13:22:12
ブログのカラー変わりましたね。前の黄色は私の大好きなカラーでしたが、新緑の木立は清涼感があってこれまた素敵ですね♪
巣立ち応援隊に若つばちゃんがいたんですね。
感激ですね。白馬さんが嬉しそうに見つめてる姿が目に浮かびます(^o^)
白馬さん家の周りではかわいい(かっこいい)つばちゃん達の乱舞が見られるんですね。
私も先日不思議な光景を見ました。
日曜日のお昼前、雨の中息子を駅まで送り戻って来た時の事、車を降りてふと空を見上げたら(車を降りて空を見るのは毎日の日課になってます)300m程離れたところにある神社の林の上を何やら飛んでいました。
よーく見てみるとどうもつばちゃんのようでした。
30~40羽位いたと思います。
あんな光景は始めてみました。それにその神社はからすの塒になっているとこなんです。
でも、からすは全くいなくってつばちゃんだけでした。
のんびり優雅に飛んでたんですが、あれはいったいなんだったのでしょう?
雨の中10分ほど眺めてました。
確認しに行きたかったのですが、昼食の支度があったのでいけませんでした(T_T)
それから近所ではつばちゃん見なくなりました。
今年はもともと少ない年でしたが・・・
からすも最近ごみの日に2~3羽見る程度です。
自然がどんどん失われていくのかと思うと寂しい気がします。
だから、白馬さんのブログ毎日楽しみにしていますよ~o(^^)o

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とまとさんへ (白馬ツバメ)
2007-06-27 23:20:17
こんばんはー。カラー・・元に戻してしまいました~涼しげで夏場はこれかなと思ったのですが・・文字が読みづらくて、今ひとつ・・やっぱり大好きな「向日葵」で♪
カラスの塒は夜しか集まらないので、塒にしているということはそこにはカラスの巣もないということで・・安心して採食していたのでしょうね。
自然環境破壊は・・もう取り返しつかないところまで来てしまったから・・これから先・・私たちひとりひとりせめて少しでも出来ることからはじめなくては・・と。
白馬も今「噂の東京マガジン」にも出てしまった・・ゴミ焼却施設問題で大モメ・・ゴミ毎日のように出している私たち、作ることに反対はしないけれど・・場所が・・「なんであえて景観損ねるこんな場所に?」と・・その場所の持ち主は誰だとか・・談合かとか・・どんどん尾ひれついて・・嫌ですねなんか・・
とまとさん、元気になって良かった・・嬉しい。
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