白馬ツバメの独り言

北アルプスの麓 厳しい自然界で健気に逞しく生きている命たちとの出会いは
優しくて時に悲しい・・・

落ち着かない・・

2008-03-06 | ツバメの小話あれこれ
三月に入っても今年は特にまだまだ寒さの厳しい白馬だけれど、気の早い鳥たちはすでに繁殖モードに入っているようだね。相変わらずペットボトル食堂にやって来るシジュウカラたちだけれど、時々縄張り争いのケンカをオス同士が始めてみたり、「ジクジク ジェージェー」という地鳴きから「ツーツーピィィィー」と奇麗な囀りに変わってきている。 . . . 本文を読む

テレビからツバメ発信

2007-07-24 | ツバメの小話あれこれ
先日、某テレビ局の某番組の「野鳥」のコーナーで、「ツバメ」をテーマに約8分間出演させていただいた。野鳥の会長野支部から「今回は ツバメをテーマにしてください」と依頼を受け、「ツバメの飛来から渡りまで」と「ツバメかんさつネットワーク」と「ツバメに優しい大家さんシール」「雛を拾わないで」の紹介をさせていただいた。このことは数人のツバメ関係者にだけ事前にお伝えしておいた。 . . . 本文を読む

塒 1

2007-06-29 | ツバメの小話あれこれ
1番子も続々と巣立ち、親元から離れ、仲間達とあちこちで乱舞している姿を目にする。日中の若ツバメたちはいったいどんなところで過ごしているのだろう・・?先日、保護をしてから1カ月になるハシボソカラスの雛(後日日記にも書きますが・・なぜかカラス・・)の日光浴を兼ねて、松川の川原にお弁当を持って主人とのんびり昼の時間を過ごしていた。中州の木の繁ったところでは、キセキレイやセグロセキレイがどうやら繁殖中のよ . . . 本文を読む

ツバメさんの渡りって?

2007-06-06 | ツバメの小話あれこれ
白馬ツバメおばさんのわかっている範囲でのお答えです。日本へ来るツバメたちは、おもに東南アジア(フィリピン、マレーシア、インドネシアの赤道直下ボルネオあたり) 台湾などから、3000キロ~5000キロもの距離を渡って帰ってきます。それはそれは行きも帰りも過酷で、まさに命がけの長距離飛行ですね。関西地方で渡りの前に、専門家の方が「渡りのルート」調査の足輪を付けて飛ばしたツバメが、5000キロ近いボルネ . . . 本文を読む

その後のM村のパチンコツバメたち

2007-06-03 | ツバメの小話あれこれ
以前、二回ほど日記に書いた、ツバメさんに優しい「M 村のパチンコ屋さん」昨日行ってみると、北側の巣ではすでに5羽いた雛が巣立った後だった。親ツバメさんたちが二回目の巣作りを開始している。その様子を巣立った子ツバメが一羽、側で見学中だった。画像の子ツバメが止まっているところが巣立ったほうの巣。巣の下にはきちんと作られた愛情を込めた糞受けが。  繁盛しているこのお店、忙しい合間をぬって . . . 本文を読む

白馬イワツバメたちの今

2007-05-23 | ツバメの小話あれこれ
久しぶりで、イワツバメのコロニーのある施設へ様子を見に行った。いたいた 第一陣組みはすでに完成した巣の中で抱卵中。今巣作り真っ最中のこの子達は、第二陣組なのだろう。今年はツバメさん同様イワツバメたちも飛来日にずいぶん差があったように思う。ここは使われていない古巣も合わせれば400巣はある、県内ではおそらく一番大きい貴重なコロニーだろうね・・・ 白馬村の「自然の財産」でもある大切なもの。今日見た . . . 本文を読む

研究と観察・・?

2007-05-21 | ツバメの小話あれこれ
玄関パパツバメさんと春から夏の終りまでの季節を共に過ごすようになってから早五年が過ぎた・・ この五年間で、まだまだ憧れのお宿師匠にはけして近づけないが、なんとなく・・ツバメさんとの意思の疎通が少し交わせるようになってきたように勝手に思っている。己惚れかも知れないけど。 三年前から私がツバメ観察ネットワークで日記を書き始めた目的は、 外敵、縄張り争い、メスツバメの争奪、子育て、アクシデント、渡 . . . 本文を読む

ツバメの言い伝え

2007-05-18 | ツバメの小話あれこれ
  今日は、古くから語り継がれてきたツバメさんの言い伝えについて。国内だけでも地域によって様々な「福」の言い伝えがあるようですね。あすなろ書店から出版された「ツバメのなかまたち」の中に書かれているものを「ツバメQ&A」で紹介したものを参考に書かせていただきます。     「ツバメ」が巣をかける家は縁起が良い。(千葉、新潟、愛媛、 . . . 本文を読む

大好きな君の写真

2007-05-15 | ツバメの小話あれこれ
今年で確実に五年、帰ってきてくれた「玄関パパ」 ここに越してきた年の六年前も来たのだが、それがパパなのかどうかはしっかりと観察できていなかったので確信はもてない・・この子は特徴があるので、それを確認すればパパとわかる。燕尾が片方やや短くて、嘴から胸にかけての羽具合の模様が他のことはちょっと違う。何より毎年3月20日前後に、一番乗りで気づくと夜、玄関の古巣の中に入り込んでいる。そして日中は必ず定 . . . 本文を読む

大町のツバメたち 2

2007-05-12 | ツバメの小話あれこれ
今日は午後から隣の大町市の駅前通商店街のツバメさんたちを見に行ってきた。先週行ったときには「いったいどうしちゃったの?」というくらいにツバメさんたちの姿もなく、巣を作っている気配さえもなかった・・・例年だと今頃はどこもある程度巣も完成していて早いところでは抱卵に入っている時期・・不安な思いで駅前から約一キロちょっとの通りを歩いてみたこの一週間で帰ってきたのだろうか、15箇所で巣作りを確認できた・・ . . . 本文を読む

これぞ白馬ツバメだー

2007-04-08 | ツバメの小話あれこれ
白馬は春風が強く吹く日が多い。その風に乗って 太陽を浴びた雪の残る北アルプスをバックに青空を楽しそうに飛んでいるツバメさんの姿・・・惚れ惚れしてしまうほどに美しくて素敵だ。南の天使が、一瞬「雪の天使」にも見えてしまうよ空を飛べるって・・いいなぁ 幼稚園の時、パーマンの真似をして空を飛ぼうとして、ヘルメットと唐草模様の風呂敷を首に縛って木の上から飛んだことがある。飛べるものだと信じていた。顔から . . . 本文を読む