雛を保護しているとき、何が大変かって・・生餌の調達なんですよ~ ツバメ大先輩のアドバイスで、ドッグフードをふやかしたもの、ミルワームは基本にして・・でも雛たちが親から与えられる餌を極力真似しなくては、いずれ放鳥した時のためにも、見て憶えてもらうことも必要だし・・
というわけで、私は保護ツバメがいる間中毎日、網片手に容器をぶら下げて虫獲りに走り回っていた。ほんとにもう・・はたからどんな目で見られていたことか・・いい年こいたおばさんが毎日昆虫採集だもんね・・
カラスと戦っていた頃からすでに「変人」扱いだったからもうどうでもいいけれどねっ
捕まえていたのは バッタ、毛虫、トンボ、ハエ、蛾、ガガンボ、などなど・・ひぇぇ~っこれを与える時にはすべて私がこの手で頭を潰さなくてはいけないのよね
一寸の虫にも五分の魂なのよねっ
私はそのつど一匹一匹に「ごめんなさいごめんなさい
でも食べるのは私じゃありましぇんっ
無駄にはしません。雛の命のためにどうか成仏してください」って・・始めのころはほんとに卒倒しそうだったわ
ピンセットでそれを口の中に押し込むんです。トンボも親と同じように強引に入れてしまうとちゃんと飲み込んでくれる。
可愛い顔しているのにおいしそうにトンボ丸呑み姿ははなんとも・・グロテスクだぁ~
蛾をまとめて獲るには夜の自販機めぐり。たくさん張り付いているからビニール袋を手袋代わりにしてごそっと・・・車で通りかかったおじさん、目が点になっていたわねでも雛は大食漢。更にはネット通販で爬虫類の餌用のコオロギやジャンボミルワームという一本でミルワームの10本ぶんはありそうなやつを取り寄せて・・
巣立ちを少し過ぎた時期になったら、自分で餌を食べることができるように餌の回数を減らして、生餌を容器に入れて練習。お腹をすかしていれば、がまんできずに少しづつ生餌を嘴で突付きながらこぼしながらだんだん食べられるようになっていくものです。自分で餌が食べられるようになればあとは部屋の中に弱ったハエや蛾を飛ばせて飛びながら捕まえる練習。これまた部屋中ウンチだらけ・・途中から壁全部にビニール張り巡らしたけれど・・これを繰り返して自分で飛びながら羽虫を確実に獲れるようになったなら・・・私の役目は終わりだ あとは向こう数日お天気の日を選んで、仲間達が集まっている時間帯に放鳥
この子達の強運と生命力を祈るだけ・・・
飼い主に似てくれたならきっと大丈夫せ 図太く、食い意地はっていて、他人蹴飛ばしてでも先に進むからね
最後にグロテスクでごめんなさいの生餌盛り合わせ。こんな感じが一回分です
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そういえば鹿児島市内にはツバメのための倉庫があるとか