保護ツバメ ぴーちゃん3

給餌も１時間から２時間の間にこんな感じで・・・お腹が空くと私の頭上を「ウジッウジッ」と鳴きながらくるくる回る。見えるところに餌を置いても食べようともしない
更に困ったのは・・ピンセットが嫌い・・私の指でなくてはお気に召さない。ウゴウゴ動く半殺し状態のミルワームやハニーワーム(栄養価の高い蛾の幼虫) を毎回指でつまむ私の身にもなってほしいんだけどね・・・
餌は１回分がこんな感じです。最近は練り餌を嫌って口を空けなくなったので、ミルワームにからめて食べさせるのだけれど、今度は食べるたびにミルワームに練り餌が付いていないか確認しちゃって・・・しかたがないので今はミルワームの餌に、練り餌を入れて、ミルに十分な栄養を与えてますね。

練り餌の作り方ですが、保護しているハシボソカラスの幼鳥(４カ月)に与えているものと同じものです。このボソはそろそろ自然復帰かな・・・
九官鳥フードとドッグフードをふやかしたものに、七分餌、きな粉、クルミ粉、小松菜粉を混ぜあわせます。ボソにはこれにオーツ麦や蒸かしたカボチャや缶のドッグフードを少しだけ混ぜています。(カラス仲間の方にいろいろと教えていただきました)
ミルワームの餌には、この練り餌とドッグフード、九官鳥フードをくだいたもの、釣り餌の粉、クルミの殻、水分のない野菜を与えています。

万能の「バードベネパック」は３日に一度ミルに振りかけて、ネクトンやビタミン液は１週間に１回程度にしています。

このように、部屋の中での～んびりと羽づくろいをしたり、ひとり喋りをしてみたり・・なんだか本来の大空を風を斬って飛んでいるツバメとはほど遠い「ぴーちゃん」
やはりツバメとしては「不自然」で、この子は巣立てなかった時点でダメだったのだろう・・・それでも本能で「仲間達と飛びたい」と意志表示をしてくれていたら・・冷たいかもしれないがおそらく私は去年の「チバ美」のように９割方ダメとわかっても、ツバメとして生まれたのだからツバメとしてツバメらしく命を全うして欲しいと・・仲間達のもとへ飛ばしていたと思う・・・でも、ぴーちゃんには・・・それがなかった・・・
保護して１カ月が過ぎ・・・今のところ栄養障害もなく元気に育ってくれています。
居間からお引越し。いよいよ保護メジロの命のいる部屋で同居生活を・・・
夜から朝しばらくは、命の部屋に置き、少しづつ双方慣れていくようにと・・

ヤンチャで好奇心旺盛の命はもう大変・・
「何なんだよコイツ・・」てな表情で、ぴーちゃんにメンチ斬っているし
籠の中のぴーちゃんにしきりにちょっかいを出してチョコマカ動き回る。

命くん、これからぴーちゃんと仲良くしてあげてね。
ストレスですぐにおハゲになってしまう神経質な命くんなので、ちょっと最初が心配ですが・・・
ぴーちゃんは・・・相変わらず「ボ～ッ」としています。
命ったら・・この後ぴーちゃんの羽のところに　うんちを落としちゃって・・・これって・・イジメ？
命くんとぴーちゃんの同居開始のお話は次回で・・・