命くんが脱走

一階の居間に・・・・
「ゲェッ　なんであなたがここにいるのよっ　」
そう、２階の部屋でお留守番のはずの命がなぜかなぜかここにいる・・・
なんで？　どうやってここに来たの？
考えられるのは、部屋を閉めるときに(飛び出されないようにレースのカーテンを入り口にはかけているのだけれど・・・)おそらく隙間から抜け出したのでしょう・・知らずに入り口を閉めてしまったものだから、命は締め出された形になって・・・
でも２階のもうひと部屋の寝室には行かずになぜかわざわざ階段を下って、台所を通過して居間へ直行したらしい・・・普通野鳥は階段を上に飛んでも下ることはあまりしないんだけどね・・・変わった子・・・
居間の窓際のところでちんまり止まっている・・私を見るなり目を吊り上げて黒目をクルクルさせて怒っているよ～
アンタが勝手に抜け出したから悪いんだろぉぉ　(違う。私の不注意だよね、ごめんよ、命)
２時間ちょっと、飲まず喰わずだったということだね・・・テーブルの上に置いてあったミカンの中身をなんとか食べようと皮を突付いたあとがたくさん・・・
私がミカンを手にとると「キキキキキキィケケケケケー」ともう怒る怒る
「早く中身をよこせ～」と言ってるんだろう
皮をむいてあげると、飛びついて中身を一心不乱に食べている。
あぁ・・・ごめんね～　命・・・
それにしても・・・なんでわざわざ１階の居間まで飛んできたのかなぁぁ
落ち着くのを待って、命の籠を持って来ると自分から入ってくれた。
練り餌をパクついて、ようやく命の怒りも収まってくれた・・・
危ない危ない・・ほんとに出入りには気をつけないと・・メジロってチョコマカチョコマカしているし、好奇心旺盛だからすぐに冒険したがる・・

その間、ぴーちゃんは２階で相変わらず「ぼぉぉ～っ」と寛いでいたみたい。
この頃ぴーちゃんは命が籠の中に入るといつも自分も籠の上に止まる。
こんなふうにいつまでも籠の上でのんびりと命のことを眺めている。
命としては落ち着かないからあまりここにはいてほしくないみたいだけど・・・

ぴーちゃん　「ねぇ・・何やってるの？」
命　　　　　　「ほっといてよ～　あのさぁ・・そこにずっと止まられると、気が散ってさ
　　　　　　　　ボク落ち着かないんだよね～　あっち行ってくれるかな～」

ぴーちゃん　「ねぇねぇ・・何やってるの？」
命　　　　　　「あのさぁぁ、あっち行ってよ　頼むから・・・ボクの籠にウンチ落ちるじ
　　　　　　　　ゃん　なんでボクのことじっと見てるの？」
ぴーちゃん　「・・・寂しいの・・・」
命　　　　　　「・・・・ウザい・・・・」　

命、ごめんね。ぴーちゃん、命のことが好きなんだよ。許してあげてね・・ストレスでまたおハゲにならないでね・・・