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今日は、古くから語り継がれてきたツバメさんの言い伝えについて。
国内だけでも地域によって様々な「福」の言い伝えがあるようですね。
あすなろ書店から出版された「ツバメのなかまたち」の中に書かれているものを「ツバメQ&A」で紹介したものを参考に書かせていただきます。- 「ツバメ」が巣をかける家は縁起が良い。(千葉、新潟、愛媛、宮崎他)
- 「ツバメ」が巣をかける家は吉事がある。(茨城、愛知、香川)
- 「ツバメ」が巣をかける家は病人が出ない。(栃木、千葉)
- 「ツバメ」が三度巣をかけると千万長者になる。(愛知)
- 「ツバメ」の巣が多いほど、その家は繁昌する。(栃木)
- 「ツバメ」が家の中や座敷に巣をかけると最高にめでたい。(宮城、石川、福岡など)
- 「ツバメ」が自在カギに巣をかけると金持ちになる。(長野)
- 「ツバメ」は衰える家には巣をつくらない。(山形)
- 「ツバメ」は火事を出す家には巣づくりしない。(秋田、山形、愛知、山口など)
- 「ツバメ」は田の神様を負うてくる。(広島)
- 「ツバメ」が家の軒に巣をかけると豊作。かけぬと不作。(長野)
- 「ツバメ」が巣をつくる家は縁起が良い。
- 「ツバメ」の巣が多いほど繁昌する。(実は「ツバメ」の方が人の出入りの多い家を選んでいる。)
- 「ツバメ」が巣をつくった家は火事にならない。
- 「ツバメ」が巣をつくらなくなったら火事に気をつけろ。
- 「ツバメ」を殺すと火事になる。
いかに昔からツバメさんが「福を運ぶ鳥」として、人々に愛され、大切に見守られてきたかがうかがえる言い伝えばかりですね
ツバメの巣を連続して壊し続けていた (卵があった)とある店では、翌年からツバメさんが来なくなり、同時にお店の客足は激減し、どんどん同業の他店にお客様が流れていってしまったのを現実に見ています。これがツバメさんが福を持ち去って消えてしまったからなのか、卵のある巣を壊すなどという残酷なことを平気で出来る店自体の人間性からの接客態度に問題があったのかはわかりませんが・・・
この逆で、とある店のテントにやって来るようになったツバメさんを、そこの店長さんは毎年暖かく従業員とともに見守り続けてきました。彼がその店に来てから年々売り上げは伸びていき、この春、彼は功績を認められ栄転になりました。「次の店長にも、ツバメは守り神だよと伝えていきます。」と笑顔で言っておられましたね・・・
古代エジプトで書かれている象形文字にはたくさんの鳥たちが描かれていますね。もちろんツバメさんも、この時代から大空を飛んでいたのですね
壁に描かれているツバメさんの意味するものは
「夜明けの太陽の到来を告げる鳥」 古代エジプトでもとても良い意味の言葉として用いられていたわけです。
そして最後に・・2008年北京オリンピックのマスコットのひとつに、燕が選ばれていますね~ 画像が「燕のニィニィ」です。中国の観光関係の仕事をしている友人にお願いして早々に手に入れました。
中国でも燕は「縁起物の鳥」ですね。 漢詩にも 切なさと、でも心温まる 「燕の詩」や「感事」など燕さんが読まれているものも多くありますね。
ちなみに「楓橋夜泊」にはカラスが月夜に鳴いています~韓国では「貧しい農村に燕が巣を作り、燕はお礼にカボチャ(確かそう聞いた)の種を落としていき、翌年たくさんのカボチャが出来た」という福の言い伝えがあると韓国の友人が言っていました。ヨーロッパのほうでは、ツバメが初飛来すると祝杯をあげる地域があるそうです。
このように世界共通、ツバメさんは古くから 「幸福を運ぶ鳥」なのですね。
そんなツバメさんを、私たち人間は時代が変わっても、ずっとずっと大切に暖かく見守っていき「共存共生」していきたいものですね・・・
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2月に入居したアパートの玄関先につばめが巣を作りました。
縁起物ですし、私としてはとても嬉しかったのですが、お隣とは対面式の玄関。
巣は私どもの部屋側の壁。
かつコミュニケーションをとれていないため、いきなり苦情が来ることを恐れて、早いうちにと、泣く泣く不動産やさんへ電話して作りかけのうちに撤去してもらいました。
しかしその夜。主人の帰宅時には、掃除した壁にまだ乾かない泥がくっついていたのです。
あれから三日。いまのところお隣からの苦情も無く、巣はぐんぐん大きくなっています。
孵化後の雛の落下や、糞や産毛などにそなえてダンボールもいまから支度したい気分です。
不動産やさんの話では、去年まではつばめは来なかったというので、きっとつばめが見初めてくれたのだろうと思い、夫婦で巣を見上げる日々です。(なんか自慢気ですね・・・)
ここのブログに出会い、つばめを大切に思える人が多いと知り、とても安心しました。
きっとお隣さんも、いいひとだと思います。
ありがとうございました。
広島の福山市の駅家というところはありますか?以前会社勤めしていた時の友人の実家がたしかそんな名前のところだったと・・三滝は幼稚園前の一年半住んでいました。全く記憶にないのですが・・・(^^)
コメントは、はじめてです。
広島は“田の神様”ですか~。
う~ん。バケツに泥入れて、稲作しましょうか。
今年は、火の後始末とか気をつけなくちゃね~。
①「ツバメ」が巣をかける家は吉事がある。
②「ツバメ」が三度巣をかけると千万長者になる。
③「ツバメ」は火事を出す家には巣づくりしない。
①は、そうです。よいことがいっぱいありました。
②は20年以上のほとんどかけられっぱなしだから、
とんでもないほどのお金持ちのはずですが
③はツバメさん、たのみますね!
こんなところですが、つばめさんが毎年来てくれ、その子育てを見ていることが幸せです。
自分に都合がいいの選んでと・・・
ツバメがいなかったら 我が家どうなってる?
なんとか生活できてるから よしとして・・・
近所の農家さんが 玄関前に野菜のプレゼント・・・
これもツバメのおかげ・・・どこも出かけなくてもお土産が・・・これもツバメ み~んなツバメに感謝