隙間のタケチン。
素粒子と素粒子の隙間、暗闇、その暗闇を揺らす。
気の巡りが悪いと、例えばうちのマンションのエレベーターの中は密室で気が滞っているように思うので、エレベーターの中では拍手をしたり、持っている郵便受けの中に溜まっていた広告の紙をあおいで風を起こしたりしている。そうすると、淀んでいたものがいい感じになるのではないのかと思ってしまうのからで、部屋の中でも、窓を開けて、風を通している。冬でも窓は少しだけ開けている。
とにかく、ユラユラさせたい気持ちになる。
揺らすといえば、浮かんでくるのは、「十種神宝」である。
饒速日に託された十種類の秘宝にはヒレが付いている。ヒレをはユラユラ揺らすためにも付いているのではないのだろうかと思う。
沖津鏡(おきつかがみ)太陽の分霊、道標
辺津鏡(へつかがみ)自らを映し、磨き深める。
八握剣(やつかのつるぎ)悪霊を祓う。
生玉(いくたま)神の声を聞く。
死返玉(まかるかえしのたま)死者を蘇らせる。
足玉(たるたま)願いを叶える。
道返玉(ちかえしのたま)悪霊を封じる。
蜂比礼(はちのひれ)天空からの邪気を祓う。
蛇比礼(へびのひれ)地からの邪気を祓う。
品々物之比礼(くさぐさのもののひれ)清め、蘇生術を施す。
振動すると揺れる。
神道は揺らす。
わたくしがどのような意識を揺らして発信するかということなのだと思う。
今、サロンでやってるインナーチャイルドヒーリングの内省を最近はサボっているのだけれど、あれも親子関係の不協和音を整えているのかもしれない。
十種神宝は、その宝ひとつひとつの周波数の揺れで整えて祓うということなのかもしれない。
まあ、とにかく喜怒哀楽は封印してはいけないのだろうと思う。
ところで、7年ほどまえにワイ作さんの講義に参加していたことがある。
午前中は精神世界系の話で、午後からは戦前や戦後、GHQの話なので、わたくしはいつもランチ後ということもあって寝ていた。他の参加者のほとんども寝ていたのではないだろうか。
ワイ作さんにいくつか質問したこともあった。が、カルマに対する答えは納得のいかないものだった。親子の関係性も前世でその逆をやってたから、つまりは因果応報ということである。冷徹な回答に思えて、もう金輪際、君の講義は受けないわと思ったものだった。そういう回答はあまりにもシンプル過ぎるし、逃れようがない。前世の関係性を今世で清算しているに過ぎないということになる。
サロンでは、そのカルマの話も後半に動画で話すようなので、興味津々である。