村上原基18年以上、滋賀県安曇川長尾山中、一人暮らし

山中で長いこと一人で暮らしていますが、その暮らしぶりを写真を中心に紹介します。田舎暮らしについていろいろ支援もしています

山では自然に依存する、うんこもバイオ処理して自然に戻す

2012-12-15 09:57:15 | 案内
麓の村は下水がありますが、山はありません
そこで
・合併浄化槽を設置し処理して河川放流するか
・汲み取りを頼むか⇒業者で発酵させ肥料化しているそうだ
・私のように自分の方法で処理し有効利用する

地震や災害で下水が使えなくなると困るのがトイレです
また汲み取りを依頼するのは、嫌なものです
・面倒臭い
・費用は高い
・バキュームカーが臭い

そこで私もバイオトイレを調べました
本格的な電気を使うバイオトイレは案外高い
それに場所もとる

それなら、其の原理を使うだけで自分で作ろうと決めたのです
加熱と攪拌と容器と座る機能があればよいことがわかる

そこでバケツ・おが屑・簡易トイレ・攪拌棒を準備しました
おが屑入り簡易バイオトイレで処理したもの(時々天日干し)
おが屑入りの簡易トイレで普通に排便したら、
おが屑にくるみスコップで撹拌・保存用のバケツへ移す
電気でなく人力で攪拌する必要はありますが、
2分くらいかき回せば十分なことがわかった
災害時には電気も下水もとまっても、これなら使える
炭や灰を混ぜるのもよい効果があります

おが屑とかき混ぜ、自然乾燥や太陽光での乾燥で十分
1分もかき混ぜると、匂いはすぐに全く消えてしまいます
数日で、乾燥した小さな塊、土状になります

1月もすれば当然回虫も大腸菌も問題ない程度になります
そして炭やヌカや腐葉土と混ぜてまた1月放置し肥料に使います


昔農村では液状のまま肥溜めに入れて1年放置、発酵・熟成させていたそうです
堆肥にする場合、一番温度が上がるものが人糞で、かなりの高温になるらしい
大概の菌類は死んでしまい、最高級有機肥料で、人糞に勝る堆肥、肥料はないそうです
発酵させると回虫も細菌も死ぬらしいのです

しかし肥溜めは、臭く、蛆虫がわき、不衛生で、時々落ちたりするので最近はなくなりました
本格的なバイオトイレは、高山などでかなり使われているようですが
私のような簡易のものが、いざ災害の場合もよろしいようです
わが家では京都のマンションにもバケツとおが屑一式常備しています
3人であれば1ヵ月はもちますし、おが屑があれば永久に使えます

なお
小便のほうは別にしてバケツにため3~5倍程度の水に薄め
これも肥料として撒くか更に薄めて土に撒いても差し支えありません

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