村上原基18年以上、滋賀県安曇川長尾山中、一人暮らし

山中で長いこと一人で暮らしていますが、その暮らしぶりを写真を中心に紹介します。田舎暮らしについていろいろ支援もしています

自然を遠ざけ、楽な都会の暮らしにこだわる現代人

2013-06-18 09:09:51 | 山暮らし
今70歳、山で暮らして14年、私は徐々に山で暮らす時間を増やしてきた
最近はほとんど山でひっそり暮している、不便で面倒なことも多いが
特に最近は不平・不満・不自由・不便さ・不快さを感じることない

この山に土地や家を所有している人は大阪・京都の人が中心
200区画くらいの別荘地、家を建てている家は30軒弱
その中で、ほとんど山に暮している人は3軒、その他頻繁に来る人は6軒程度
我が山に来る人をつらつら分析すると次のようなものか

 ①最近も立派な家を建てた人もいる
   ⇒でもほとんど来たり泊まることはない
 ②家を建て続けている人もいる
   ⇒ところがある時を境に、ほったらかしにする
 ③すごく高そうな立派なログハウスがある
   ⇒ほとんど来ないし泊まらない
 ④立派なログハウスがある
   ⇒時々来るが、なぜか日帰りだ
 ⑤時々来るが
   ⇒バーべキューして酒飲み大騒ぎして帰る、静かに自然を味わうことはない
 ⑥時々来るが
   ⇒空調をきかせ、ゲームし、テレビ見て昼寝して付近を散歩して帰ってしまう
 ⑦時々来るが
   ⇒家の周辺は雑草だらけ、木も伸び放題、自然の中の作業は一切しない
 ⑧時々しか来ないから
   ⇒家はカビ臭い、布団も湿気る、ダニや虫もはびこる、
    正直、閉めぱなしのログハウスは不衛生で、ぞーとしない
 ⑨時々しか来ないから
   ⇒家の手入れや補修もできていない
 ⑩時々来るが
   ⇒3日とか6日とか長く滞在することはまずない
 ⑪一緒に来る人もあるが
   ⇒自然に目を向けたり、自然に溶け込むことはしない、自然の話しもほとんどない
 ⑫一緒に来る人もあるが
   ⇒虫を嫌がり、やたらに都会的なことを持ち込む



日本は山国だが、山は自然としてではなく
単なる観光的な場所、居酒屋程度にしか見られていない

自然に親しむ・溶け込む・一体になるなんてことはさらさらない
私の友人や知り合いが来ることはあっても
自然の景観や暮らしぶりについて対話する人はほとんどいない
自然について何一つ知識・経験・基盤がないから当然だが
自然の都会的な面、食べ物や遊びや快適な家や付近の買い物や温泉などにしか興味がない

まあ京都観光に来るよそ者の旅行者と同じだ
京都に観光に来る人の多くは、本物の京都を観に来るのではない
飾り立てた、普段着ではない余所行きの豪勢な歴史的な場所や上辺だけを観たり、味わいに来る
京都の本質なんかには、全く興味もないし
本物の京都を理解しようなんて意志や願望もない、むしろ真実は見たくない

「京都が大好き」なんてよそ者は絶対に信じない
彼等は実態・人々の生の暮らし・裏を見ないし、知らない
現代人に共通することは、本質を見ずに、枝葉末節を見過ぎる
私も東京・大阪から更に40年京都に暮らしてみて、やっと京都が理解できてきた
私のような人が京都を本当に知っている、愛しているよそ者だ

多くの観光者は、京都の人々の普段着の暮らしに入り込むことはない
旅館・寺・庭・名所旧跡・京都土産や豪華な食事にしか興味がない
京都の人にはあまり興味のないものに観光者は目を奪われるのだ
京都に長く暮らすと寺も神社もお庭も大して興味がなくなる
山も同様で山に長年くらしてきた私が興味あることに、来訪者は一切関心を示すことはない

旅行だけの旅行は意味がない
より良き場所を探すという目的を持って、もし良い場所があればそこに移り住む
それこそが真の旅行だ、
そうでないと旅行は観光に過ぎない
京都観光して、もし京都が気にいったら、勇気をもって移住するべきだ
でも私の体験では、特に京都や山奥に移り住むのは大変、覚悟がいりますがね

自然は本質に近い又は本質そのものである
ところが現代の都会人は本質を観ようとはしない、むしろ毛嫌いする
本質から現実を観るのでなく、現実をそのまま観てしまう
だから良し悪しが定まらないか又は極めていいかげんだ

山に都会的なものを探して、それがないことを知るとがっかりする
虫・不便・静寂・闇夜・退屈がかなり嫌いだ
まことに、おかしなことだ

自然はそういう都会人には重い、向き合い難い存在になっているのだろう

自然から遠ざかる=本質を無視すると私は思う
本質に触れるために、私は積極的に自然に交わって暮してきた
私の山暮らしの実験でも、それは正しかったように思う


太陽光シャワー行水をすでに紹介しましたが、その後の状況

2013-06-15 09:36:54 | 案内
太陽光シャワー行水をすでに紹介しましたが、その後の状況は
山で環境に優しい暮らし⇒太陽光利用

囲いを作り、裸で安心して行水できるようにしました
山に暮らして14年やっと太陽光でシャワー行水の完成形が
出来上がりました


囲いは、夏が終われば簡単に着脱できます
手元で開閉できるシャワーの蛇口もつけました

物干しさおもつけて、囲い内で、洗い~ふき取り~脱衣可能に
暑くなるほど快適なシャワー行水です
十分な温度と量も確保できています

青いスノコは山の友人から無料でわけて戴きました

毎日3時に行水と決め、風呂から上がれば汗かく作業は一切終了です
山では午後3時にもなれば、陽が陰り、影が出来涼しくなります
6~9月のガス代分で50mの水道ホース代は一年で元がとれます

まあ山に暮らしている人であれば十分な場所と太陽光があるので
一度やってみて下さい
やり方は写真か、詳しくは当家現地で確認して下さい

粒山椒(実山椒)の収穫

2013-06-10 20:10:07 | 山暮らし
粒山椒(実山椒)の収穫時期

軽く湯がいて冷ましてから密閉容器で冷凍保存

実山椒の冷凍保存
1.実山椒を入手したらできるだけ早く、実と成り枝をはずし、粒にする
2.粒になった実山椒をよく洗う
3.鍋にたっぷりの湯を沸し、塩を一つまみ入れ、実山椒を入れて茹でます。沸騰してきて2~3分、その間アクを取る

一年間は使えます
ちなみに山椒は山に沢山自生していますが
葉山椒と粒山椒があり、大きくなって初めてどちらかわかります
多くは葉山椒ですね
家には3本の葉山椒と2本の粒山椒が

それ以外に粒山椒から発芽した苗を盆栽じたてにしてあります
山に来れば山椒の苗を差し上げます

山椒に苗は、実山椒を地面に撒けば芽が出てきます
実が落ちると自然に幾つか芽が出てきますがね

山椒の効能

初めて柿の実が豊作、柿の葉茶

2013-06-06 09:09:10 | 案内
今年は柿が12年ぶりに植えて初めて大量の実がなった
やっとのことで待ちに待った実が秋に楽しめる
秋には自生の渋柿の塩漬けも楽しみ

その柿の葉は柿の葉寿司の抗菌効果で有名だがお茶にして飲める
5~6月に葉を採って乾燥しお茶にする
味はふつうのお茶に似ているのでお茶としても十分味わえる
作り方は、いたって簡単、切って洗って干すだけ

柿の葉茶の作り方

効果は
ポリフェノールの一種であるタンニンが多く含まれておりコレステロールを排泄して血圧を下げる。
レモンの十倍以上のビタミンCが含まれている(プロビタミンCという成分だそうで、熱を加えても壊れにくい)
柿の葉茶の効果

山で環境に優しい暮らし⇒太陽光利用

2013-06-04 19:28:55 | 山暮らし
山での暮らしは光熱は
①電気
②プロパンガス
③薪
④太陽光
の4つを使っている
都会とはやや違い、かなりエコである

夏は太陽光を利用しているのでガスの使用は少ない
太陽光と言っても太陽光発電ではない
過去いろいろなやり方を試してきた

今は50mのかなり長い水道ホースに水を満たし、太陽光で温めている
小屋の屋根の上と道路上にも長いホースをはわしてある
ホースの水は30分もすればかなり温まる、
しかも50mあるので湯量もたっぷりある

外に写真のような行水バケツを設置し、そこで洗い流す

ほぼ一人分くらいの熱いお湯のシャワーが出る
お湯の量はちょうど良いくらいの量で充分洗いゆすげます
環境には極めて優しい

ホースはネットで50mで4000円くらい
これを太陽光のあたる屋根みたいな場所に設置する
午後1~2時に水をため出し、3時にはシャワーを浴びる
風景は庭の行水、昔幼い頃東京の浅草で庭での行水を思い出す
いろいろあるが、私の体験では50mホースで行水が一番安く
使い勝手も良いようです
6~9月はこれで結構いけます

今年やっと柿に実がなった、そのた実がなっている

2013-06-02 17:02:31 | 山暮らし
梅の木
昨年冬にきちんと剪定、肥料もやる
3年目にして実がなっている


柿の木
昨年木を大幅剪定、肥料はやらないようにした
12年目にしてやっと柿の実が沢山なった
何年もならず肥料をたっぷりやり枝葉が茂ったが
なかなか実かつかない、本を読み育て方を変えたのが良かったみたいだ
長かった、今年初めて食べられそう


イチゴ
イチゴの苗が増えすぎ、捨てずに養う
今年も実がなりはじめ、猿対策で檻の中に入れた


草花も良いが果実はもっと良いですねー
でも問題は猿ですね

山椒の実も大きくなっています
もう1週間で収穫時期です
まあ食事にはすでに使っていますが

今日はフキもゆがきました
醤油とみりんで味付けしましたが美味しかったです