村上原基18年以上、滋賀県安曇川長尾山中、一人暮らし

山中で長いこと一人で暮らしていますが、その暮らしぶりを写真を中心に紹介します。田舎暮らしについていろいろ支援もしています

安曇川の不動産事情、昨年秋の村上の見学メモ

2014-03-17 14:12:41 | 山暮らし
村上和隆 
   京都事務所:京都市伏見区深草出羽屋敷町23ファミール伏見B905
   滋賀支所:滋賀県高島市安曇川町長尾字上塚野1189-10
村上和隆総合支援&村上原基人生勉強会
関西ISOシニアコンサルタントネットワーク
台東区立育英小学校⇒台東中学校⇒都立白鴎高校⇒東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク創業⇒人生勉強会創設
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師匠マイスター横塚のブログ勉強になりますよ

私は昭和18年東京浅草の生まれ
25歳で大阪の門真に
29歳で京都に自宅を持つ
31歳で結婚
56歳で滋賀県安曇川の山に別荘を購入

以来71歳の今日まで16年間、春~秋は山暮らしを続けてきた
そろそろ私も高齢者、山を下りなければならない時期が近づいている
ところで安曇川は、京都・大阪の人でも案外知らない人が多い
私もかつては全く知らなかった。観光地でもなく、ベッドタウンでもない
京都方面から湖西のぎりぎりの端に位置するのが特徴だろか

次のような点を実際に住んだ者として私は評価する
総合的には実に暮らし易い、水・空気もきれいで、静かで、健康的な場所である
①京都からJR新快速で40分
②京都から湖西道路(無料)で北小松まで来られる
③高島に大病院がある
④町に医院は多い、ほとんど揃っている
⑤買い物も平和堂とバローと中村がある
⑥大工道具。園芸などはアヤハデイオがある
⑦町の駅もあり地元の旬の野菜が安価で買える
⑧山や川や湖に近い
⑨歴史もあり、落ち着いた、静かな町だ
⑩田んぼ・畑が多い
⑪山に少し入るとかなり夏涼しい
⑫冬もさほど大雪にはならない、除雪もできている
⑬空気が綺麗
⑭水も美味しい
⑮野菜などを作る人も多い
⑯土地が安い、特に山はかなり安価(安曇川以外は案外高い)
⑰自動車などはかなりすいている
⑱工場はほとんどなく自然が多い
⑲朽木・湖北・小浜・近江舞子に近い
⑳自然の好きな人はお金もあまり使うことなく、質素に暮せる

昨年秋に安曇川でも駅近くに実験的に家探しをしてみた
安曇川は国道161号(大津~敦賀)の①琵琶湖側と②山側と③安曇川町内に別れる

その琵琶湖側の永田という別荘地の物件を見てきた
・良い物件・価格も買える範囲・安曇川駅から15分くらい・琵琶湖もすぐ・・・・
だが、一方で
・昨年冠水・管理組合なし・空き家目立つ・高齢化・人が少ない

結論は:物件そのものは良かったが、環境や現在の状況は良くないので買わなかった
具体的な理由は:高齢化・空き家増加で限界集落化・スラム化、道路などの管理も不安

私の住む長尾の山の別荘地でも昨年はがけ崩れなどによって臨時の出費があった
少ない管理組合の積み立て金が悲鳴をあげている
それでも管理組合のあるのはまだ良い方で、組合が無い地域も多い
洪水と冠水が年に何回もくれば崩壊は急激に進むだろうから要注意である
冠水危険地域や崖下や川や湖付近は買わないに越したことはない
場合によっては冠水したときに、わざわざ見に行くくらいの心がけが必要だ
地元の人も「生まれてこの方一度もなかった豪雨・洪水」と言っている

物件の外観が良いとか安いからと安易に飛びつかないことだ
別荘地を専門家の意見や地元に暮している人のアドバイスなく買うのは禁物
災害リスクや環境や地域の状況をよく調べることが大事だ
安曇川で買う場合、場所がどこかに限らずよく調べないと、とんでもない結果になる
マンションの上の階が良いのだが安曇川にはマンションがほとんどない、残念だ

琵琶湖畔の別荘地は圧倒的に多い、琵琶湖湖畔は別荘で埋まっていると言ってよい
ということは、かなり老朽化も激しい、中古を買うにもリフォームが必要
限界集落化しているが、駅に近いから、何も悪いことではない
バイク・自転車さえあれば交通の便は確保できるように思う

しかし、見学した感想としては、
環境や状況は悪化している、清掃や道路管理が行き届いてない
おまけに昨年のとてつもない安曇川流域の洪水だった
冠水したまま放置している家も多い、床下をきちんと乾かしている家は少ない
高齢化で別荘地に来なくなったので管理も十分でない
道路が傷んでも、全体として訪問者が少ないので、さして対応されていない

JR安曇川駅付近は安曇川の河口やびわ湖にも近い
昨年の未曾有の大雨は地元の人にとっても嘗てなかったらしい
その洪水のときは京都も嵐山の土産物屋や旅館が冠水したが、かつてない事だったらしい

異常気象によるリスクが安曇川にも迫っているという証である
安曇川護岸も、あれほどの大洪水が続くと弱ってしまい、いつ決壊するか保障できない
琵琶湖周辺の別荘地は、最近持ち主がほとんど来なく、空き家同然の場合が増えている

びわ湖周辺の別荘地は、次の3つに分類される
①所謂別荘地(避暑で夏に時々水遊びに来る)
②移住地(京都大阪から移住して住み着いている)
③住居地(地元の人が住居として購入し、仕事もしている現役家族)

この中でそれぞれが持つ問題は、やや異なる
①は、空き家化・環境悪化・インフラ悪化
②は、高齢化し若い人はかなり少ない
③は、地元の人なので、都会と同じで汚い場所は汚く⇒スラム化の恐れもある
 ⇒やはり良い場所を選ぶことが大事だ

私は15年間安曇川から車で12分ほどの長尾の山に住んでいる
しかしさすが山の中は高齢化する私にはそろそろ無理がある
しかも冬は積雪や寒さもきつく無理だ
JR安曇川駅付近は便利さと田舎らしさがほどよく調和している
やはり安曇川に住みたい、それほど安曇川は素晴らしい

そこで物件を捜しはじめたが
①びわ湖周辺の別荘地は駄目×
②安曇川から遠い山は無理×
③安曇川付近は洪水の危険があり駄目×
④安曇川駅に近いが冠水の危険がない場所又は冠水を防げるマンションの上の階
そういう意味で言うと安曇川にマンションが欲しいが残念ながら少ない
場所は街中でなくやや外れた山寄りの冠水の危険がない場所が良いと
思っている希望としては徒歩10分くらい

なお今住んでいる長尾の山中のログハウスは、60歳代の人に売ることが可能である
私自身も56~71歳の今日まで十分に山暮らしを楽しんだ
まあ若い人に「この素晴らしさを譲って行きたい
そろそろ整理整頓していつでも売り渡す準備をしようと思っている

安曇川で土地や中古を買ったり田舎暮らしを始める方は相談に乗りますのでどうぞ