やまと尼寺 精進日記 ひとり生きる豊穣(ほうじょう)
2022/4/9
今まで放送したものの再編成版かなと思って見ていたら、慈瞳さんとまっちゃんが山を下りてからの収録部分あり。
ひとりになったご住職さんは、コロナで訪ねる人も減り寂しそうではあったけれど、里の方などに支えられて、月に一度はお手伝いの方も来てくれて、お元気そうでホッとした。
★★★★★
番組サイト
(これまでのまとめ部分略)

でも、それは2020年春先までのことだった。世界中に広がった新型コロナウイルスの感染。お寺でも、年中行事は中止になり、遠方からのお参りも減った。
慈瞳さんとまっちゃんは、山を下りた。慈瞳さんは病院や学校のカウンセラー、まっちゃんはイラストの仕事を始めた。
改めてお寺を訪ねたのは、コロナが少し落ち着いた去年(2021年)9月。ご住職、ひとりでどうされてるかなぁ。
(略)
お寺の秋といえば、ギンナン拾い。今年も始まりましたね。
ご住職「毎朝、拾ってるの。ウチの大事な食糧やからね」
ギンナンは、お寺の名物。多い年は、100kgとれたこともある。
ご住職「でもね、去年、全然ならなかった。こんなバケツに半分くらいしかなかった」
えっ、ひと秋で!?そんな年もあるんですか?
ご住職「初めて。秋になったらギンナン落ちてくるのが当たり前って、今まで思っていたのが、全然ならなくてね。心配して・・・。まぁ、ジタバタしても、なるようにしかならないもんね。自然には逆らえないし。なんでも、いいように、いいように、考えよう思ってね。去年はコロナで、何もかもお休みだったでしょう。私にもお休みをくれたんかなぁ、て。だから、ギンナン拾いなかったから楽でしたよ」
今年は期待できそうですね。
大イチョウの樹齢は、なんと600年以上。ずっとここで、お寺やご住職の暮らしを見守っている。

お団子、変わった形ですね?
潤子さん「里芋になりきってない小芋。きれいに洗ってお供えする。月見に。だから、それの形。お芋さんの形」
ご住職「郷土料理。根っからの音羽人だから」
潤子さん「そうや」
ご住職「昔だったら、きび砂糖じゃない、三温糖っていうのがあったから。それつけて食べたね」
潤子さん「そうやなぁ」
ご住職「それがまた、甘くておいしくてね~」
潤子さん「住職とふたりのお月見やて」
ご住職「楽しいじゃん」
潤子さん「ほんとや」

潤子さん「イチジクは、私はいつもあれするやんなぁ。コンポートな」
ご住職「うん、わたしは生で食べるのとジャムやね、普通」
ご住職、なにか思いつきましたか?
ご住職「なんかフランス料理で・・・、皮むいて、かたくり粉つけて、素揚げして、あんかけにして食べたら、おいしいって」
潤子さん「かたくり粉つけて、素揚げして、あんかけなんて、まるっきし和食やで」
ご住職「そうだねぇ」
潤子さん「1回それしてみる?そうやって食べたことはない」
(略)


