孤独な自転車一人遊び!

再生可能なエネルギーで動こう

2012.4.28故五味康輔所有のタンノイ・オートグラフを聴く

2012-04-29 00:00:03 | pedersen(ハンモックサドル自転車)

2012年4月28日(土)練馬区役所で開催された故五味康輔氏が残したオーディオ装置タンノイ・オートグラフを聴きに行ってきました。抽選で定期的に行われているようです。今回で13回目でした。自転車は最近はまっているkemper-pedersenを使いました。

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石神井川の緑のトンネルの日陰が気持ちが良い日でした。
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在りし日の五味氏のオーディオ三昧みたいです。
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タンノイのスピーカーは日本で最初に輸入した人みたいです。
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全て五味氏が使っていたままを再現するのは目的のようでした。
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今回はテープの音色は確認できませんでしたが五味氏オリジナルの部分が多いとか。
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プレーヤー
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プリアンプはマッキントッシュ
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メインアンプもマッキントッシュ
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オープンリールデッキ
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試聴会後に集まる参加者達
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レコード(ベートーヴェン運命から)
・フルトヴェングラーが1947年戦後初めてベルリンフィルで指揮したライブ版でナチの協力者として疑われ公職追放が解かれて初めての演奏らしいです。戦後間もないため映画館の後とかかなり演奏環境は悪かったようです。最新のオーディオ機材に比べると奥行きがない感じはありますがソースの問題かもしれません。久しぶりに真空管アンプとアナログレコードの音質は音の忠実度を超えた新鮮な音に聞こえました。


レコード(ショパン・バラード ト短調作品23他)
・ホロビッツ(ピアノ)1965年5月9日、ニューヨークカーネギーホールライブ
12年ぶりのコンサート復帰で「ヒストリック・リターン」と言われているとか
ピアノの音はタンノイのスピーカーに合っているのか心地よい音質でした。

レコード(ベートーベン ピアノソナタ第18番変ホ長調作品31-3他)
・バックハウス(ピアノ)死の直前のライブで1969年6月28日オーストリアオシアッハ湖畔のシュティスト教会でのライブ。演奏途中で気分が悪くなって一週間後亡くなったようです。そのため演奏は良くないようですがピアノの音質はホロビッツとかなり違って聴けました。アナログレコードではもう手に入らないようです。

今回オーディオセットはセット全体で一つの楽器を形成していると感じました。ライブでは演奏する場所の状態、演奏家の状態、再生機の状態で全て変わります。音の忠実度を再現するのではなくて音質の違いを楽しむべきではないでしょうか。デジタルオーディオにはない音色が聴けました。デジタルでは音色の違いがなさ過ぎて飽きが来る音になるようです。アナログはいいですね。今回2倍の人の希望があり抽選で聴くことがでましたが主に団塊の世代以降が多いような気がします。隣のおばあさんが寝てました。デジタル以前のオーディオマニアがかなりいるようでした。



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