大泉学園に越してから武蔵野うどんを食べに何軒か回りました。地元ではそれなり知ら
れたうどん屋さんです。それでも南池袋にある「うちたて屋」ほどコシがある武蔵野うどんには会えませんでした。おそらく最近の高齢化でゆで時間を長めにしてコシを殺しているのかもしれません。なにしろ南池袋のうちたて屋の武蔵野うどんを初めて食べたときはアゴが痛くなるほどのコシでした。しかしいつの間にか癖になり時々食べに行くことになります。
恐らく昔はこれぐらいのコシの強さでも十分アゴが強い人が多く好まれたのかも知れません。南池袋のうちたて屋は回りにできたセルフサービスの低価格さぬきうどん屋が開店からから早々に撤退しても生き残っていました。それだけ珍しいくらいのコシだからだと思います。
やはり池袋まで出ないと本当の武蔵野うどんは食べられないと思っていたら最近近くの「こぐれ村」という産直の市場に入って見つけました。地元の武蔵野うどんです。こぐれ村は練馬の農家などが採れた野菜などを売る市場です。この武蔵野うどんは6分ゆでるのですが全く池袋の武蔵野うどんと同じコシがありました。ついでに地元の練馬大根を一緒に購入し大根しぐれの汁で頂きました「これが武蔵野うどん!」の感激でした。
大泉学園を自転車で走ると時々地元の農家の耕耘機とすれ違います。近くには23区唯一の牧場があり今だ農村の面影が残っているのです。