大泉学園から一番近い名曲喫茶ミニヨンに行ってみた。100%アナログテイストの
喫茶店は今や名曲喫茶ぐらいしか残っていないだろう。四谷にあるジャズ喫茶いーぐる
は今でも30年前良く通った時と同じ椅子の配置でJBLのスピーカも健在である。
まだプログラマーだった頃ジャズを聴きながら原因が解らないバグの原因を思い巡らす
日々があった。コロンを入れ忘れただけでもプログラムは時々異常な動きを示すため
考えられる可能性を頭の中でシュミレーションしてメモに書いていくのだ。つまり明日
会社に出社したときに確認すべき手順を会社の帰りジャズ喫茶で思い巡らす。
ジャズ喫茶は殆ど人の話し声がなく夢想するには良い場所だ。むろん時々は流れてくる
ジャスの曲に聴き惚れるのは言うまでもない。「いーぐる」の椅子の配置はみんなと
来た時あそこに座ったかも、あそこで良く思いめぐらしていたはずと懐かししい。
名曲喫茶ミニヨンは荻窪駅の直ぐ傍で50年前からあるらしかった。平日の午後2時
客は1人いてクラシックの曲に聴き惚れていた。40分ぐらいいても客は私も入れて3人だけ。椅子の配置が2人がけで入り口近くにあるスピーカーに向かって並んでいる。
クラシックを1人か2人で聴くための椅子の配置で話すために入る喫茶店ではない。
本を読みながら聴いていたがアナログレコードのクラシックの曲に聴き惚れてしまい
本に熱中できなかった。いつもはiPodでクラシックを聴いているがやはり大きな
スピーカーで聴くのは良いものだ。トイレは期待通り和式トイレで久しぶりに観た。
家の近くなら週一は通ったであろうが大泉学園からは少し遠すぎる。コーヒー450円と
150円のケーキを注文した。採算が取れるとは思えないが何か他の仕事をやりながら
維持しているのではないかとさえ感じた。昔風の喫茶店は殆ど無くなってしまった
のでこのまま残してもらいたいものである。
途中井草八幡に寄ってみた。
JR荻窪駅,反対側にミニヨンがある
ミニヨンが入ったビル
前方がスピーカー
レコードが収められているカウンター奥
コーヒーとケーキを注文した
青梅街道を帰る途中まだ一度も入ったことがないRed Lobsterに入ることにした。
店のメインであるロブスターの半身焼きを注文した。
ライス付きで1980円であったが内容はハンバーグステーキ定食に近い。
半身のロブスターは尻尾以外食べるところが少なくロブスターを食べた気持ち
になる程度だった。この値段に見合った内容はこの程度と言うところだろう。
ハンバーグはいわゆるファミレスで食べるハンバーグで可も不可もないところだ。
何れにしても2度は来ないであろう。ロブスターを外せば他のファミレスで十分だ。
アトランタで食べた大きなロブスターの味が忘れられない。手で引きちぎりながら
バターのソースに付けて食べたが歯ごたえがあり「食べた~!」という満足感が
あった。アトランタで食べたようなロブスターをも一回食べてみたいな~。