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リアキャリパーブレーキの修理2013.3.9

2013-03-09 18:17:56 | リターン・スプリングの修理を試みる

1982年ごろに購入した丹下フレームのロード、ついにリアブレーキのリターン
スプリングが壊れました。金属疲労のようです。シマノ600系のキャリパーブレーキは
ネットで捜しても見つからず。ましてシューを戻すリターンスプリングは皆無です。
当時はやじろべーみたいな構造のスプリングで戻していたようです。現在は殆ど
片方だけでリターンさせているようですがママチャリではまだ使われていると
知りました。それでもママチャリも今では片側タイプに変わってしまっているようです。

トレンクルやモールトンの改造でお世話になった和田サイクルに行ってみました。
タイレルも和田サイクルで購入しましたので和田さんなら何とかなるかもと思った
次第です。

和田さんが倉庫から古い同じようなリターンスプリングが付いたママチャリ用
ブレーキを捜してくれました。取りあえずスプリングだけ外してもらい1000円で
譲って貰いました。ただママチャリとブレーキの大きさが違うため巧く取り付くか
心配でした。

案の定帰って巧く付かず悪戦苦闘でした。まずスプリングの太さが太くスプリングが
変形しずらかったのです。600系のキャリパーはコンパクトでスプリングは相当曲げ
て小さくしないと入らないようでした。しかし小さく曲げようとすると輪っかの部分が狭まり取り付けの溝に入らなくなりました。スプリングですから力一杯ペンチで曲げても戻りの力が強くてどうにもなりません。万力で夾んで金槌で叩くのですが輪っかの部分が邪魔で思うように金槌も当たりませんでした。小さく折りたたむと端が長すぎて端を切らねばならないようです。これは以前鍵をなくしたときロックチェーン
を切るため買っていたチェーンカッターが役に立ちました。

スプリングをカットした時のバリで手を切ってしまいこの日は諦めました。
すでに諦めかけていたので新品のキャリパーブレーキ毎交換しなくてはならいないと
覚悟をしました。しかし1982年当時の雰囲気で乗りたかったのでブレーキだけ違う
のは納得いきません。もう一度トライして駄目なら諦めることにしたのです。

そこでスプリングの輪っかにペンチを入れて押さえ片方は大型のペンチでガッチリ
押さえながら思い切って手を使って曲げていきました。筋力仕事で何度も可塑性が
損なわれるまで筋トレです。少しずつ変化して何とかキャリパーのストッパーに
届くまでになりました。最後に両端をチェンカッターで切って収まりました。
しかしスプリングが硬くなる方向に曲げたため戻り力が強くスプリングの端はただ溝に引っかかっていただけのため外れる可能性もあります。しばらく馴染むまで端は
針金で補助的に止めておくことにしました。何とか機能はしているようです。

しかしリターンスプリングを修理するのがこんなに大変だとは思ってもみませんで
した。どなたか600系のキャリパーに巧く合うリターンスプリングがあれば教えて
下さい。取りあえず和田さんに感謝でした。

1000円で購入したリターンスプリング。見るからに大きそう。
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スプリングが外れたままのリアブレーキ
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問題ない方のフロントブレーキスプリング
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何とか収まったリターンスプリング
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何とか収まった状態のリアキャリパーブレーキ、リターンスプリング
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和田サイクルの帰りに善福寺公園に寄りました
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がちょう?が近づいてきました。こちらがフラッシュを焚いても動じません。
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一緒に写真を撮ろうとしたらシャッターが押される直前池にドボン。
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