この世界の片隅に。

派手な宣伝を見たわけではないけど、ちょくちょく評判の高さを聞いて気になってた映画。ちょうどレディースデーだし観に行ってきました。シネコンの中でも小さいハコでやってたのだけど、2/3くらいは埋まってたかなあ。ほわーーーーーっとした能年玲奈ちゃん（今は「のん」という名前ですね）のナレーションとコトリンゴさんの歌で始まって、のんびり物語の世界へ誘われていく感じ。そして戦争がはじまり、生活が厳しくなり、戦火も迫ってきて、見ていると辛くなるシーンもあるのだけど、そんな生活の中でもホッとしたり笑えることもあったりして、何度もじわーーーーと涙があふれてきました。ことさらに悲惨さをアピールしてこないのも良かったなあ。ちょっと当たりのキツイお義姉さんも出てくるんだけど、基本的にみんないい人だったのも良かったなあ。先月から「聲の形」「君の名は」と立て続けにアニメ作品を観たけれど、これがいちばん泣けたなあ･･･。戦争ものは苦手、というひとでも大丈夫なのではと思う（だって私も苦手だもの）。