鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
好きな日本酒の感想、等を、写真でメモ

Low Country Pipe & Cigar - Cooper

2022年02月26日 | パイプタバコ
2022年 2月

今回は Low Country Pipe & Cigar - Cooper(クーパー)

3ブレンド目の Low Country ブレンドということになります
今まで全く知らなかったのですが Edisto の発売を機会に買ったこのブレンドになりますが
Waccamaw と並んでとくに評価の高いものを選んだうちの最後のブレンドになります

予想以上のEdisto の素朴な美味さに驚き SPDC の在庫を待ってまた注文を掛けたところになりますが
Waccamaw も予想以上にうまいブレンドでありなかなか凄いな…と思っていたのですが
実はこのCooper もそれ以上の大きく期待を裏切られるような美味さがあり

今回のこのLow Country シリーズ 望外の成果となったのは思いがけない誤算となりました

立て続けのこのシリーズのレビューとなりますが 美味いタバコはレビューもはかどるということです


Cooper River 周辺の地図

毎度おなじみ Low Country の地図になりますが Cooper 川は 聞いたことのある
チャールストン港に流れ込んでいる川になります
戦前イギリスとの貿易で随分と栄えたこのチャールストンですが この半島の様になっている地域が
チャールストンで人口は15万程になるそうです
踊りで有名でしたね



川は湖から流れ落ちてきて チャールストン港に流れ込んでいます

 





ランダムに写真を貼っておきますが
やはり河口付近はとても川幅が広く この橋が有名だそうです
このLow Country では一番有名な川になるかもしれません




さてブレンドの方になりますが

いつもの缶の裏側の記載になります
いつものように 土地の特徴と地図が書いてありますが
この辺りは 貿易風というのが吹いていて 以前は貿易が盛んだったようです



蓋を開けると
 


去年の暮れの 12/20 製造になりますが
ほとんど真っ黒のフレイクが出てきます
ラタキア好きにはたまらない とってもいい匂いがするのですが
バージニアもオリエントもかなり入っているはずなのにこの色の黒さは
単なるMixture とは違う ブレンドの加工を感じるようです

葉組を見ると
Latakia, Oriental/Turkish, Virginia
のEnglish となっているのですが
ブライトとレッドのバージニアを使用していると書いてありますね

色が黒いのでラタキアが多そうにも見えますが 実はそうではなく
適度のやや控えめのラタキアと 思ったより幅を利かせるオリエント
そして バージニアの存在感をしっかりと感じることになります

ただし バージニアは色が黒いのでストーヴされていると思われ
こってりとした味の濃さを感じることになりました

実に味の濃さのある 甘さの強いブレンドになりますが
酸味と塩味も同時に感じることになります 

少しだけペリクの存在を感じるのですが
ラタキアはそうでもありませんが 思った以上にオリエントの存在を感じます
でもいい塩梅でIzmir のオリエントは効いており やや出すぎの感もあるのですが
このブレンドの一つの特徴になっているようです



軽くほぐして軽く詰めるのですが いい塩梅で燃えてくれますので
クールスモーキングで クリーミィな煙を味わうことが出来ます



クロージング

このブレンド かなり美味いのですが
私の感じた第一印象は


GLP の Meridian あるいは Quiet Nights を連想したのですが
シアトルの Plum Pudding にもよく似た感じになります


塩味を感じるところは シアトルによく似ており甘さの質も似ているのですが
当ブレンドの方がもっとバージニアの甘さが強く出ており味が濃いし
オリエントももっと効いていると思います

オリエントはたぶんIzmir かと思いますので そういった面の味の広がりは限定的ですが
後半はIzmir のスパイシーでなおかつクルミの様な香ばしさも感じることが出来ますし
塩味を伴う酸味がバージニアの甘さを増幅させるようです

またオリエントの酸味以上にペリク由来かと思われる酸味を感じてしまうので
フルーティな味の濃さを感じることにもなりますね…
ペリクは入っていることになっていませんが 少し入っているのかと思いました


このブレンドのバージニアはこってりと甘いです
何か入っているのかもしれないのですが 違和感のない自然な甘みになりますね

ニコチンも少し強めかもしれませんが ストーヴされたバージニアのナチュラルでそれでいて
深い濃い甘さは実にうまいと感じるのですが 
ヨーロッパで言うダークバージニアの様な小麦チックな味わいはありませんので
ストーヴのされ方がいろいろあるのかと思います(サトリフの507-S のような甘さかと思います)

Izmir はもう少し控えめの方がより甘さを強く感じるかもしれませんし
Plum Pudding に味が近づくのだと思いますが
それ以上に このブレンドの味わいは面白いと思いますね
素晴らしいブレンドだと思います


最後まで素晴らしく甘い喫煙が続いてゆきますが
終盤オリエントとラタキアが少し活性化するかと思います
しかしそこで このブレンドの塩味がとみに強く感じられますので
暴れそうになる味を絶妙のバランスで抑え込み
Izmir のナッツの様な香ばしさが起ってきますので
どこかホッとするような味わいになるかと思います

オリエントは強めに感じますが それでもいい塩梅のバランスで
ラタキア バージニアとの味のバランスが保たれるようです


よくわからないのですが このブレンドにおけるペリクの存在ですが
ある方は ケンタッキーの存在を指摘され
ある方は バーレィの存在も指摘されていますが
この私が最初に感じたのはペリクということになります


バージニア以外にそういったコンポーネントの存在を感じるのは
酸味とスパイスのせいですが 強いものではありませんので違っているかもしれませんね


しかしなんにしても良く手の伸びる
美味くて喫いやすいブレンドかと思います

ラタキアヘヴィではないこってりとした甘さのEnglish がお好きなかたには 
マストのブレンドでしょうか 幸せになれると思いますよ


それでは また

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