カイツブリ2021 8/12 カイツブリ親子の旅立ちか…？

2021/8/12　木曜日　晴れ

ずいぶんと涼しくなり過ごしやすくなった札幌地方です
モエレのカイツブリは　雛が４羽生まれたのですが
昨日は浮巣のところにお父さんと　一番末っ子の雛が暮らしていました

お母さんと他の3羽のお兄さん雛たちは　おそらく別のところのもっと広いところで過ごしているのだと思われます
当初は　お父さんとお母さんが別々に2羽の面倒を見る　子分けというシステムを採用したのかと思ったものですが　そうではなく幼い雛たちとお兄さん雛たちを別々に育てた方がやりやすいということで
分担して面倒を見るというやり方をしたのだと思われます
カンムリカイツブリとは違って　分担したほかの雛には絶対関係を持たない　　ということではなく
単にそれぞれが分担して雛を育てるという方法をとっていると思われます

その証拠としては　親鳥の入れ替わりが見られましたし　
手のかからなくなった雛はそちらの仲間のところに移っていったのだと考えられます

昨日は　お母さんとお父さんの入れ替わりが行われており
成長した雛の方は　別の親鳥のいるところへ移ったものと思われました

ここの浮巣は大きくて幼い雛を育てるには良いのですが
育った雛は別のところで育てるのが安全なのだと思われます
末っ子の雛も昨日はマンツーマンの教育により格段の成長が見られていますので
この場所から旅立つ日も近いのかと思われました
そんなことを踏まえての今日のカンムリカイツブリの観察となります


下ノ橋に着くと　浮巣のところにはカイツブリの姿は見えませんでした
雨が降って水かさが増したので浮巣も以前の様な大きさはなく　ほとんどもう水没しそうな状況になっていました。


そんな沼をよく見ると　橋のそばの葦の草むらのそばに
カイツブリの姿を見つけました

親鳥が見えますが　お父さんなのかお母さんなのかそれが問題ですね
昨日はお父さんになっていましたが…



そのそばには

雛が見えますが　こちらは昨日と同じ末っ子の雛になります

手前の草の影に隠れて見えなくなってしまったのですが
少ししたのち　隙間の見えるところに現れます　沼の周辺をぐるっと回っているようです



親鳥の後ろからゆっくりと雛がついてゆきます


こちらが

その雛ですが　水の中に足が透けて見えますね



親鳥の方は

こちらになりますが　このおしり周りの毛の感じを見ると　
お父さんであると思われます
つまり昨日とは変わっていなかったことになります



もう食事もほぼ終わっていると思われますが　巣に戻る様子はなく
今日はゆっくりと沼の周りを泳いでゆきますね









この完全にふっくらとしたおしり周りはお父さんの特徴です毛の色も白っぽいです



その後から雛はゆっくりと

ついてゆきます


　


お父さんと





末っ子の雛は


　　


水の上を漂ってゆきます


雛が足をおしりの上に

乗っけるポーズは　面白いですね


お父さんも

毛づくろいをしています



お父さんと



足をおしりの上に畳んで浮いている雛は


一休みした後



また動き始めます



そんなカイツブリの親子を見ていたのですが
奥の方から白い鳥が飛んできます


首が白いので　オオバンかバンの幼鳥かと最初は思いましたが
どうもシギだったようです



そのシギのいるところの手前を



沖の方へと泳いでゆくカイツブリが右下に見えますが
シギの大きさはカイツブリの親鳥より小さく見えます　
雛と同じくらいなのでしょうか…



S-中洲のところの真ん中の水の辺りまで泳いでいったカイツブリの親子は
水の中で




のんびりと過ごしていますね
ここまでこの雛が行ったのは初めて見ますが
このまま　この場を去ってゆくような気がしたものです
そういった旅立ちの時間がやって来たのかもしれません…



その後
S-中洲の先端辺りで漂っていたカイツブリの親子は

この後　中洲の陰に消えてしまいます
中洲の向こう側か　中洲の中なのかわかりませんが
みんなのいるところへ行ったのかもしれません
明日になればはっきりすると思いますが　
成長の見られた末っ子を連れて　お父さんはお兄さんたちとお母さんの待っているところへと
この場を旅立っていったのかもしれません

そうであれば　雛たちの姿を見るのはかなり難しいことになってしまい
秋になって初めてこの雛の成長した姿が水の中に見られることになりそうです
そんなカイツブリとなります
それでは　また