少子化に悩む少年野球監督

少子化で部員減少に悩む少年野球チームの監督。その就任からの記録です。

成るほど!!

2018-08-07 | 守る
先ずはタジケンさんの8月5日のメルマガをどうぞ。

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ヤクルトヘッドコーチ・宮本慎也さんの
『洞察力』より紹介します。

「努力と結果は必ずしも結び付くわけではない。
なぜなのだろうか。

よくよく観察すると、それは正しい努力をしているのか、
それとも間違った努力を続けているのかということなのである。

兼任コーチをしていた際、
ヤクルトの選手数人にこんな質問をしたことがあった。

「ゴロを捕球するときには、
バウンドのどこ(の段階)で捕ったらいいと思う?」

放物線を思い浮かべてみてほしい。
一度、地面でバウンドしたボールはあるところまでは上昇し、
また地面に向かって下降を始める。

バウンドの「上がり際」で捕るのか、
それとも、バウンドの「落ち際」で捕るのかの二択なのである。

捕球する際の正解は「上がり際」である。

野球用語で言えば、ゴロはショートバウンドで捕るのが、正解なのだ。
なぜならショートバウンドで捕ろうとすれば、
グローブを立てて捕ろうとしなければならないので
必然的に捕球面が大きくなる。

さらには、前進して捕球することにつながる。
結果的に、下半身を使って投げる動作にも連動するからである。

ところが、くだんの質問に対しての答えを聞いて、驚いてしまった。

何年も野球をやってきたプロ野球選手、
それも一時期はレギュラーを張っていた選手の中にも
「落ち際」と答える者がいたのである。

「落ち際」で捕球しようとするとグローブが寝ていてもいいし、
打球が来るのを待って捕った方が捕りやすくなってしまう。
当然、下半身を使って投げる動作には連動しない。
それでは、いくら練習を重ねても上達するはずがないのである。

努力にも正しい努力と間違った努力がある。
努力の方向性を誤ってしまっては、
努力を重ねれば重ねるほど求める結果からは遠のいてしまう。
努力の方向性だけは、見誤らないようにしたい。」

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常々、子供達には
「ショーバンを捕るのは難しくないよ。
最後までボールを見ているちょっとの勇気が有れば、
あとは立てたグローブをちょっと前に出すだけ」って言ってますが、
なかなか

ショートバウンドに対してグローブを大きく後ろから前に
振って対処しようとしているをよく見るけど、
そんな事をしても絶対に捕れない。
それだとグローブに入っても弾くでしょ

そんな事より、成るほどって思ったのが、
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「落ち際」で捕球しようとするとグローブが寝ていてもいいし、
打球が来るのを待って捕った方が捕りやすくなってしまう。
当然、下半身を使って投げる動作には連動しない。
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落ち際が一番簡単に捕れるのは知っていたけど、
だから、グローブが寝ていても捕れるし、
待っているから、足が止まって動かないってのには、
繋がらなかった。

子供達は、安全第一で待って捕るから、
ホント捕るだけ、グローブは寝てるし、足は出ないし。

「グローブが寝てるぞ
「足を使って」って注意をしているけど、
待つ状態で捕球しているから、足を出したくても出ないのね。

大体、構えも踵べったりだもんなぁ。

さて、それが分かったところで、
どう、アドバイスしましょうか?

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2 コメント

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Unknown (PAT)
2018-08-07 22:13:23
もの凄く意外なお話です。

>「落ち際」で捕球しようとするとグローブが寝ていてもいいし

グローブが寝てても、立っていてもどちらでも捕れる【=簡単】なら、「落ち際」で捕る方が良いんじゃないでしょうか?
わざわざ難しい「上がり際」で捕る必要があるんでしょうか?
プロのレベルでは、「上がり際」が正解なのかもしれませんが、アマチュア、それも小学生なら、まずはしっかり捕ることの方が大事なんじゃないかと思うんですが・・・それでは上達していかないんですかねぇ
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PATさん ありがとうございます。 (穴金空歩人)
2018-08-08 17:49:14
待って捕るタイミングを覚えると、
それを矯正するには大変だと思いますし、
本文でも書いてますが、
ショートバウンドはコツさえつかめば、
全然難しくないです。

去年のチーム(高学年ですが)
キャッチボールの締めはショートバウンドでした。
これでかなりグローブの捌きが良く成りました。
低学年でも、出来ない事は無いと思います。
監督が採用するかは分かりませんが。
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