( leave things ) up in the air

30代後半・既婚・ゲイ。仕事も家庭も人生も全てが中途半端な僕のろくでなしな日々。

こっそり、ひっそり

2005-08-06 | Weblog
gooのアドレスに珍しくメールがきていたので見たら「ブログを紹介してアクセスアップしませんか」という内容だった。

う~ん・・・。
そりゃ沢山のひとに見てもらって、コメントとかいっぱいもらったりしたらうれしいけど。それで新しい出会いなんかもあったりしたらうれしいけれど。
でも批判的なコメントとかもいっぱいきたりする(はず)だし、そんなの沢山きたら耐えられそうもないし。
なんといっても今の生活に影響がでる(ブログにはまりすぎて日常生活に支障をきたす)のも困るし・・・。


う~ん・・・。
自然に見られるのは別にかまわないけど、無理に広めようとは思わないかな。大した内容じゃないし、大手を振って見せられるもんじゃないし。
ということで今のまま、こっそりひっそりが自分には合ってるのかも。
といいながら、アクセス数を見て急に増えていたりすると(といってもたいした数ではないけれど)ちょっとビビリ気味だったりする(笑)。

さて、いつも見ていただいているみなさん。ありがとうございます。ぜひまた来てください。コメントもろくに返せませんがわくわくしながら見ています。
本当はもっといろんなこと書きたいのですが、なかなか思うようにいきません。仕事もここのとこ忙しいし・・。
もともとブログを始めたのが、自分自身をきっちり見直したいというねらいもあったので、過去の出来事をまとめておきたい、という思いがあって昔の話が多いのですが、ひとしきり書ききったらゲイネタ以外のことも書きたいと思っています。

なーんて、所詮、中途半端な僕。思い通りいくかどうか。

僕のどうしようもなかった夏:6「結構、いいカラダしてるんですね!」

2005-08-06 | Weblog
車は暗闇の中進む。
道はくねくね曲がり、線路を渡り、川を越え、山にさしかかり、だんだんと周囲が寂しい場所になってくる。

僕がOKしたせいか、彼はなんとかHできる場所がないか探している。
気がつけば大規模に開発された公園に来ていた。

・・・。また野外か?
そう思った僕に、
「もうちょっと戻ってみますか・・・。」
と彼。

また山を越え、橋を渡り、暗闇の中進む。
行きかう車もほとんどない。
そんな状況の中、彼が言った。
「・・・さわってみてもいい?」
少しだけ迷うふりをする。俺のカラダが欲しいのか?いいよ、俺も君に触れてほしい。
彼の手が僕のTシャツの胸に伸びる。初めはためらいがちに。

「結構、いいカラダしてるんですね!」
そりゃそうだろうよ。ひと頃はかなりマジメにジムにいってたからな。そう思いながら考える。どうしてこの子はこんなにさわやかに話すのかと。Hな話もかなりあっけらかんと話してくる。多少なりとも後ろめたさとかないんだろうか。

そんなことを考えながら、気がつけば彼の手は僕のTシャツの中に・・・。
「っあ・・・。」
まただ。僕の感じる箇所を触られ、思わず声が出てしまう。
「感じてるのならガマンしなくていいんですよ。」
さわやかに言われ、思わず苦笑する。

さて、どのくらい走ったのだろうか。
そのモーテルについた頃には僕の頭の中は少しぼうっとしていた。
それはもちろん、彼にカラダを触られていたせいなんだけれど。

この後、彼という人間の考え方を僕は知ることになる。
僕と彼との決定的な違いを。(つづく)

僕のどうしようもなかった夏:5「暗闇のなか、あてもなく」

2005-08-01 | Weblog
Iさんが、「足を洗う」なんて言い出したから、さすがにびっくりしてしまった。
いや、むしろそのときは、内心呆れてしまった。
そんなうまくいくわけないだろ。

そんな僕のココロのつぶやきにはまったく気がつかず、彼は話を続ける。
家が本家らしく、彼は跡継ぎとして大変らしい。
道理でね、礼儀正しいはずだ・・・。

彼は車だったので、メシを食ってなんとなくドライブ。
金曜だったので、僕はどんなに遅くなろうと大丈夫。
彼は一応、仕事ということだけど。

あてもないドライブが続く。
どうも彼は僕のことをそれなりに気に入ってくれたようだった。
僕も、まあ悪い子ではないし、いいかな、くらいの気持ちだった。

「これからどうする?」
さあて、どうしようかねぇ・・・。僕は少しだけ微笑んでみた。
どう取る?こんな顔する意味を。
「ホテルとか、行っちゃいましょうか。ははは、なんてね。冗談言ってみたりして、ハハハ。(かなり照れてる)」
・・・・・。
「うん、いいよ。(軽く、でもきっぱり)」
・・・・・。
「ほんと!?いいの?」
「うん、俺、君とならいいよ。」
「おーやったー!」
「???」
言ってしまった。いいのか、俺。今でなら自問自答するところだけど、そのときは「この際できるもんならやっちゃいたい」と思ってしまっていた。

彼はホテルを探して車を走らせる。でも金曜の夜のせいか、彼が男同士でも大丈夫といったホテルは車が並んでる状態。
郊外のせいか、なかなかそういう場所がない。

暗闇の中、車は走る。
ぐるぐる、同じ道を何度も通って、いまどこにいるのかもよくわからなくなってくる。
たまに現われる標識でなんとか今の状況がわかるようで、まるで夢の中にいるようだった。(つづく)