音次郎の夏炉冬扇

思ふこと考えること感じることを、徒然なるままに綴ります。

内弁慶と外弁慶

2008-04-28 23:52:39 | スポーツ
東北楽天が昨日のマー君の完封劇で、今季の本拠地主催ゲームを13勝1敗としたそうです。仙台は両親の故郷であり、親戚がイーグルスのJr.チアリーダーズで活躍していることもあり、クリネックススタジアム宮城のスタンドの盛り上がりには嬉しくなります。地域密着の球団経営を語るうえでは、この「内弁慶」ぶりは理想的だなあと思います。

それに比べて我が浦和レッズは、前々節のホームゲームで大ブーイングを浴びたのに闘莉王が逆ギレしたというニュースがありました。私は、試合後に一部のレッズサポから飛んだ野次の詳細な内容を知りませんが、「こっちは一生懸命やってるんだから、あんなことをいうのは本当のサポーターじゃない!」と怒った闘莉王に、それじゃあ「本当のサポーター」って何だ? と問うてみたくなりました。大体、プロなんだから一生懸命やるのは当たり前の話で、主力選手にそんな小学生みたいなことを言ってほしくありません。半ばサボタージュしたような形で、選手が前監督の首を切ったわけですから、レッズはもっとアグレッシブなサッカーを見せるべきです。雨の中、途切れることなく声援を送り続けたサポーターにしてみれば、試合後に一言言いたくなる気持ちもわかります。

しかし一転して、レッズは一昨日のアウェーの京都戦では、高原待望のJ復帰初ゴールを含めて、19分で3ゴールを奪う怒涛の攻めを見せたそうです・・・・。

何故ホームでそれができないんだあ!!!!

思えば昨年からこの傾向は強く出ていました。

2007年浦和レッズは20勝4敗10引き分けで準優勝に終わりましたが、戦績を見ていくと

ホーム・・・・8勝3敗7分け(大宮主催の埼スタも赤一色なのでホーム扱いにした)

アウェー・・・12勝1敗3分け

と圧倒的にアウェーの戦績がホームのそれを上回っています。勝率もさることながら、得点力も然りです。それにホームではドローが多いのが目を引きます。私自身、昨年の埼スタ観戦時は1勝1敗3分けでしたので、この傾向は実感としてよくわかります。これがいまいちスカッとできずにサポにフラストレーションがたまる一因ではないかと思うのです。

ちなみに、Jリーグ制覇した一昨年(06年)はどうだったかというと

ホーム・・・・16勝0敗2分け

アウェー・・・6勝6敗3分け

ホーム不敗神話をつくるなど、プロチームとして誠に正しいあり方だったのです。

しかし、レッズの昨季から今季にかけての外弁慶ぶりはどう解釈したらいいんでしょう。6万人近い大観衆でついつい力が入ってしまい空回りしてしまうのか、それとも一昔前の巨人ではありませんが、人気チームのレッズには他チームが目の色変えて挑んでくるからなのか、その辺りはよくわかりません。

代表チームは別として、クラブチームの場合はホーム&アウェーが基本ですから、ホームで強い方がいいに決まっています。ホームで勝てば、地元の士気も上がるし、経済効果という意味でも絶対にいいでしょう。なんせレッズが勝った夜は一杯やっていこうという気分になるので、浦和駅前やスタジアム最寄のイオンがいつまでも賑わって、飲食店にもたくさん金を落とします。

最悪なのは、ホームとアウェーの戦績が五分五分で、さしたる傾向がないチームでしょうね。これではフランチャイズの意味がありませんから。



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2 コメント

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Unknown (滑稽本)
2008-04-29 08:21:27
あの発言はホント、どうかと思いました。
何か、日本のサッカー選手ってドンドン小粒になってる気がしませんか
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たしかに (音次郎)
2008-05-01 09:25:45
>滑稽本さん、どうもです。
闘莉王は前節はようやくホームでよい仕事をしました。昨年の終盤はACLとの両立による超過密日程で、選手がシンドイのをサポーターは理解していましたから寛容でした。たしかに発言が見出しになるようなフットボーラーが減りましたね。
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