音次郎の夏炉冬扇

思ふこと考えること感じることを、徒然なるままに綴ります。

高校サッカー1回戦 ~埼玉スタジアム

2009-12-31 16:10:56 | スポーツ
早起きして大晦日の掃除を午前中に済ませて、全国高校サッカー選手権の1回戦を観に行ってきました。風が強くてMTBがなかなか進まずに難儀しましたが、埼玉スタジアムは地元代表の西武台高校の登場とあって、結構な数の観衆がつめかけていました。

今日の埼スタ会場は、第1試合が埼玉のチームで、第2試合は子どもの頃、すぐ近所に住んでいたことがある松商学園が出てくるというので、懐かしさも手伝って応援に行こうと思ったのです。松商学園は野球部が甲子園の常連として有名ですが、ここ20年くらいはサッカーも全国大会の常連校になっているのです。それでも硬式野球部と軟式野球部(こちらも全国屈指の強豪)に挟まれた校庭の隙間で練習しているのは相変わらずのようです。

【第1試合】
西武台(埼玉)VS 立正大淞南(島根)
サッカー王国の埼玉を勝ち上がり攻守に安定した西武台と対戦するのは、島根の立正大淞南。南米型の攻撃サッカーが持ち味だそうですが、評判にたがわず魅力的なチームで、途中から地元そっちのけで立正を応援しちゃいました。。。イマジネーションあふれる攻撃とドリブル・パスでの正面突破志向は気持ちがいい。色んなアイデアを披露してくれて、まさに南米スタイル。欧州型の西武台との試合はほぼ互角でした。注目の双子兄弟である松田力&陸ですが、FWの力はマークが厳しく、なかなか前を向かせてもらえませんでしたが、主将でセンターバックの陸は空中戦の強さと正確なフィード、ディフェンスの際の体の入れ方などが非凡で、フリーキックも蹴っていました。今日はパスの精度がイマイチだったので、惜しくも1-2で敗れましたが、1回戦で姿を消すには惜しい好チームでした。



シュートが手をすりぬけて先制点を許してしまったGKの選手が試合終了後の整列で、応援席に向かって泣きながら詫びていました。たしかに強烈なミドルシュートでしたが、正面でしたので無回転でキャッチしにくかったのかも。それでも3年間苦楽をともにした仲間のエラーは責められません。チームメイトが肩を抱いて慰めていましたが、これぞ青春ですねえ。

【第2試合】
松商学園(長野)VS 作陽(岡山)
メインスタンドよりも陽が当たって暖かいことに気付いた人たちがバックスタンドに流入してきましたが、途中から寒波が激しくなり、校旗もたわむような強風が寒い寒い。信州で寒さに慣れているはずの松商は前半1分に先制されると、あとは一方的な内容になってしまいました。「この寒さの中で見続ける試合じゃないな」と途中で席を立つ人が多数でしたが、なんとか後半に一矢を報いました。でもチアリーダーたちは防寒着なしで吹きさらしの中で立っているのですから、若いとはいえ大したもんです。おぢさんにはとても真似できましぇーん。ブルブル(*_*)



ハイレベルの第1試合を観た後だからでしょうか、レベル差は歴然かと。双方でやろうとしていることができずに蹴り合いになってしまっていましたが、それでも作陽はチャンスは逃さない決定力はさすがです。


iPhoneがあるとハーフタイムでツイッターしたりして退屈しませんが、サイトを検索できるので、パンフレット類を買わなくて済むんですよね。それによると、立正大淞南は山陰の高校ですが、主力のほとんどが大阪の強豪FCの出身でなんですね。どうりで身体能力が高く、プレーもルックスも洗練されているわけです。今大会優勝候補の一角である青森山田なんかもそんな感じなんでしょう。それに比べると松商学園は全員地元なので、みんな小柄で顔も田舎っぽく、懐かしい気持ちになりました。

西武台は埼玉県勢として17年ぶりの4強入りには、あと3回勝たなきゃならないのですから道のりは遠い。でも目立ったタレントはいないけど、メリハリのある大人のチームという印象です。国立競技場に駒を進められるか乞うご期待です。

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