土曜日に朝から内視鏡の検査をしてきました。
あらかじめ、8:20過ぎに来るよういわれていたのですが、そのことをかみさんに伝えなかったのか、かみさんが忘れたのか、とにかく、家から歩いて1分ということもあって、ぎりぎりに起こされまして、寝ぼけ眼でクリニックまで歩いていきました。入るとすぐに血圧を測って、その後で奥へ通されまして、いきなり待機室のようなソファが一個あるだけの部屋へ。そこへ座ってしばらくすると先生が水飴のようなものをスプーンですくいながらやってきました。
「はい、麻酔するから口開けて」
といわれて、あーん。
「喉の奥にためておいてね」
といわれ、何ともいえない水飴状のものを喉の奥に溜めさせられました。で、長いこと上を向いたまま座っていたのですが、いっこうに先生がやってこない。
"おーい、喉がしびれてきたぞぉ"
そりゃそうです、麻酔ですから(笑)。でも、しびれてきて溜めているんだか喉の奥に漏れているんだかもわからない状態。
"く、苦しい・・・"
そうこうしていると、やっと先生がやってきて、
「はい、じゃ、ここに吐いてね」
と入れ物を渡されました。しびれた口で水飴麻酔を吐きましたが、如何せん痺れているのでよくわかりません。すると、
「はい、じゃ、もう一回」
げ、またやるの?
「この麻酔が効いていないと苦しいからねぇ」
ってことで、もう一回。すると、しばらくして、今度は看護婦さんが
「はい、じゃ、腕に注射しますね。チクッとしますよ」
といいながら、おもむろに右腕上部に注射。
「はい、じゃ、もう一度ここに吐いてね」
と先生にいわれて入れ物にもう一度水飴麻酔を吐きました。でも、いよいよ痺れていて何をしているんだかわかりません(笑)。
「どうかな、麻酔効いたかな」
「痺れていてつばを飲んでいるかどうかさえわかりません」
「そうそう、それでいいの、効いているうちに早くやっちゃおう」
といわれて、おもむろにベッドへ。
ここからが地獄の始まりでした(汗)。
「唾とかは口から垂れ流しちゃってね」
といわれて左向きに寝かされ、おもむろに口の中に内視鏡・・・。う、太い・・・。これでも直径9 mmなのか?これが喉の奥に入っていく・・・。
その途端、意図するわけでもなく嘔吐反射の嵐(号)。おえおえと胃が嘔吐を繰り返し、内視鏡が入っていきません。それでも強引に入れたらしく、腹の中に空気が入ってきます。でも、嘔吐反射は止まりません。
「おえっ、げぷ~」
を繰り返し、先生からは
「それをやるとだめなのよ、吐かないで」
といわれる始末。こっちだって意識しておえおえやっている訳じゃないんだけど・・・(泣)。要は飲み込む動作を喉でやるとそこに内視鏡の太い管があるものだから、反射的にゲーッってなっちゃうんです。
で、とうとう先生から
「はい、ここから大事。もう吐いちゃだめ」
といわれ、どうにもこうにも反射を止めないといけない(苦)。
思い切って息を吸い込み、呼吸を小さくすると、なんと反射が止まったじゃないですか!!そこからはひたすら他のことを考えようとするのですが、考えるとだめみたい。何かしら飲み込もうとしてしまうんです。で、結局、機械の光っているLEDをボーッと眺めて何も考えず、ひたすら検査が終わるのを待ったのでした。
先生は内視鏡を少しずつ引き抜きながら、写真を撮っている様子。
"いっそのこと一気に抜いてくれ~"
と思いつつも、ひたすら我慢。ようやく写真を撮り終えて内視鏡が喉から抜かれたときは、これほどすっきりしたことがあるかといわんばかりの感覚でした。
その後、しばらくリクライニングシートで横になり、麻酔が覚めるのを待ちつつ、ぼーっとしていました。で、20分もたった頃でしょうか、
「イトウさ~ん、お入りください」
のアナウンス。まだ横になっていた私は急いで診察室へ行こうとしましたが、看護婦さんがまた、のんびりした方なのかなんなのか、
「あ、呼ばれました?」
だって。おいおい、聞いてろよ!
診察室にはいると、先生から
「ふーん、別に異常ないねぇ」
・・・。異常ないんかい!あんな苦しいことして検査したのに、何もないんかい!
「ここ、十二指腸ね。健康そのものだねぇ。今は痛くないでしょ?」
おっしゃるとおりです。もう既に痛くないんです。でも、念のために検査といったのは先生じゃぁ・・・(泣)。
「敢えていえば、胃の上の方に、ほら、赤い点々があるでしょう。これびらんね。」
ほうほう、そういわれてみると赤い点々が・・・。
「でも、ほとんど異常ないね。んじゃ、薬を軽くして出しておくから、これを適当に抜きながら飲んでみてよ。で、飲みきったらおしまいってことで。」
はぁ・・・。そんなものですか・・・。
「あ、これどうぞ」
と先生から手渡されたのは、はがき大の内視鏡写真。四ヶ所の写真がくっきりと(笑)。これをもらってもねぇ・・・(笑)。
ということで、結局、胃酸抑制剤と胃健薬も三週間分(!)も処方してもらい、終了しました。あぁ、苦しかった・・・。
私、思うに、あの麻酔なんですが、喉の奥に溜めるとちょうど嘔吐反射を起こすところの上で溜めちゃうんですよね。そう、あの、昔若い頃にコンパなんかで飲み過ぎて指突っ込んで吐いたことないですか?そのときにココっていうスポットがあるでしょう。そこなんです。そこを麻酔しないと。で、肝心なところに麻酔が届いていない。なので、苦しいと思うんです。でも、その反射を起こすところって、結構奥の奥で、そんなところで水飴麻酔を溜めようものなら息が出来ない(笑)。どうにかならないものですかねぇ・・・。
あらかじめ、8:20過ぎに来るよういわれていたのですが、そのことをかみさんに伝えなかったのか、かみさんが忘れたのか、とにかく、家から歩いて1分ということもあって、ぎりぎりに起こされまして、寝ぼけ眼でクリニックまで歩いていきました。入るとすぐに血圧を測って、その後で奥へ通されまして、いきなり待機室のようなソファが一個あるだけの部屋へ。そこへ座ってしばらくすると先生が水飴のようなものをスプーンですくいながらやってきました。
「はい、麻酔するから口開けて」
といわれて、あーん。
「喉の奥にためておいてね」
といわれ、何ともいえない水飴状のものを喉の奥に溜めさせられました。で、長いこと上を向いたまま座っていたのですが、いっこうに先生がやってこない。
"おーい、喉がしびれてきたぞぉ"
そりゃそうです、麻酔ですから(笑)。でも、しびれてきて溜めているんだか喉の奥に漏れているんだかもわからない状態。
"く、苦しい・・・"
そうこうしていると、やっと先生がやってきて、
「はい、じゃ、ここに吐いてね」
と入れ物を渡されました。しびれた口で水飴麻酔を吐きましたが、如何せん痺れているのでよくわかりません。すると、
「はい、じゃ、もう一回」
げ、またやるの?
「この麻酔が効いていないと苦しいからねぇ」
ってことで、もう一回。すると、しばらくして、今度は看護婦さんが
「はい、じゃ、腕に注射しますね。チクッとしますよ」
といいながら、おもむろに右腕上部に注射。
「はい、じゃ、もう一度ここに吐いてね」
と先生にいわれて入れ物にもう一度水飴麻酔を吐きました。でも、いよいよ痺れていて何をしているんだかわかりません(笑)。
「どうかな、麻酔効いたかな」
「痺れていてつばを飲んでいるかどうかさえわかりません」
「そうそう、それでいいの、効いているうちに早くやっちゃおう」
といわれて、おもむろにベッドへ。
ここからが地獄の始まりでした(汗)。
「唾とかは口から垂れ流しちゃってね」
といわれて左向きに寝かされ、おもむろに口の中に内視鏡・・・。う、太い・・・。これでも直径9 mmなのか?これが喉の奥に入っていく・・・。
その途端、意図するわけでもなく嘔吐反射の嵐(号)。おえおえと胃が嘔吐を繰り返し、内視鏡が入っていきません。それでも強引に入れたらしく、腹の中に空気が入ってきます。でも、嘔吐反射は止まりません。
「おえっ、げぷ~」
を繰り返し、先生からは
「それをやるとだめなのよ、吐かないで」
といわれる始末。こっちだって意識しておえおえやっている訳じゃないんだけど・・・(泣)。要は飲み込む動作を喉でやるとそこに内視鏡の太い管があるものだから、反射的にゲーッってなっちゃうんです。
で、とうとう先生から
「はい、ここから大事。もう吐いちゃだめ」
といわれ、どうにもこうにも反射を止めないといけない(苦)。
思い切って息を吸い込み、呼吸を小さくすると、なんと反射が止まったじゃないですか!!そこからはひたすら他のことを考えようとするのですが、考えるとだめみたい。何かしら飲み込もうとしてしまうんです。で、結局、機械の光っているLEDをボーッと眺めて何も考えず、ひたすら検査が終わるのを待ったのでした。
先生は内視鏡を少しずつ引き抜きながら、写真を撮っている様子。
"いっそのこと一気に抜いてくれ~"
と思いつつも、ひたすら我慢。ようやく写真を撮り終えて内視鏡が喉から抜かれたときは、これほどすっきりしたことがあるかといわんばかりの感覚でした。
その後、しばらくリクライニングシートで横になり、麻酔が覚めるのを待ちつつ、ぼーっとしていました。で、20分もたった頃でしょうか、
「イトウさ~ん、お入りください」
のアナウンス。まだ横になっていた私は急いで診察室へ行こうとしましたが、看護婦さんがまた、のんびりした方なのかなんなのか、
「あ、呼ばれました?」
だって。おいおい、聞いてろよ!
診察室にはいると、先生から
「ふーん、別に異常ないねぇ」
・・・。異常ないんかい!あんな苦しいことして検査したのに、何もないんかい!
「ここ、十二指腸ね。健康そのものだねぇ。今は痛くないでしょ?」
おっしゃるとおりです。もう既に痛くないんです。でも、念のために検査といったのは先生じゃぁ・・・(泣)。
「敢えていえば、胃の上の方に、ほら、赤い点々があるでしょう。これびらんね。」
ほうほう、そういわれてみると赤い点々が・・・。
「でも、ほとんど異常ないね。んじゃ、薬を軽くして出しておくから、これを適当に抜きながら飲んでみてよ。で、飲みきったらおしまいってことで。」
はぁ・・・。そんなものですか・・・。
「あ、これどうぞ」
と先生から手渡されたのは、はがき大の内視鏡写真。四ヶ所の写真がくっきりと(笑)。これをもらってもねぇ・・・(笑)。
ということで、結局、胃酸抑制剤と胃健薬も三週間分(!)も処方してもらい、終了しました。あぁ、苦しかった・・・。
私、思うに、あの麻酔なんですが、喉の奥に溜めるとちょうど嘔吐反射を起こすところの上で溜めちゃうんですよね。そう、あの、昔若い頃にコンパなんかで飲み過ぎて指突っ込んで吐いたことないですか?そのときにココっていうスポットがあるでしょう。そこなんです。そこを麻酔しないと。で、肝心なところに麻酔が届いていない。なので、苦しいと思うんです。でも、その反射を起こすところって、結構奥の奥で、そんなところで水飴麻酔を溜めようものなら息が出来ない(笑)。どうにかならないものですかねぇ・・・。