告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

丸山ワクチンにとっての記念日

2010年10月23日 | Weblog

1974年10月23日の今日、日本医科大学の丸山千里博士(1901~92年)はヒトの結核菌から抽出した多糖体を使った「丸山ワクチン」が末期がん治療に有効との報告をイタリアで開かれた国際がん学会で発表した。そもそも皮膚結核用に開発されたもので、結核患者にがん患者が少ないことが分かり応用された。その後、日本では抗がん剤として承認されないまま、いまも有償治験薬の扱いになっている。これまで38万人のがん患者の治療に使われたという。


今から35年ほど前のニュース。38万人の人々のそれぞれについて考える。むだな死だったのだろうか? 丸山ワクチンには、濃度の高いA液とそれの10分の1の濃度であるB液がある。それを一日おきに交互に注射するように説明書には書かれてある。治験薬であるので、その効果が確かなものと記されているわけではない。しかし、丸山ワクチンA液の10倍濃度の高いアンサー10という認可された医薬品がある。こちらは確かな効能が記された医薬品である。平成10年3年に認可された。効能書によると放射線治療による白血球減少抑制剤とある。そもそも皮膚結核用に開発された薬剤、しかもワクチン製剤が、なぜ白血球減少抑制剤と認定されたのかが理解しづらいところである。


放射線治療においては白血球を減少させる副作用が多く認められるが、丸山ワクチンはその際の白血球の減少を抑制させる。 身体を自然な状態に戻す作用が認められている。丸山ワクチンへの評価は不当に低すぎる。