告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

神様が守ってくれている

2010年10月01日 | Weblog
丸山ワクチン治験の承諾書へ印鑑を押してくれているのは、ずっと前から診察に通っている40歳台の眼科医さん。昨日に診察を受けに出かけた際に、先週に受けた耳鼻科での診察、腫瘍が大きくなっていないとの結果を伝えたところ、笑顔でこう言われた。

「すばらしい。こんなこともあるんやね」
「これは、きっと丸山ワクチンが効いているのに違いないね」
「無治療での経過観察のデータがないので、はっきり丸山ワクチンの効果であるといえないところが残念やね。誰もが、なんかかしらの治療を受けているだろうからね」
「これからも、このまま続いていってほしいね」

ガンは心の病気でもあるといわれている。ガンの告知を受けて最初に心の中に占める感情は怒りの感情だという。なんで私が、なんで今なの、ちょっと早すぎるのでは、私の場合でも怒りの感情はあったが、すぐに収まった。神様からもうお前の寿命はこれまで といわれたような気がしたのである。過去を振り返る。十分、自分のやりたいことはやれるだけの時間を過ごしてきたと思う。次の世代にバトンタッチした時期にもあたる。今の平均寿命からすれば早すぎるけど、歴史を考えれば60歳を過ぎれば寿命と考えるのも妥当だ。

医師からは治療を受けたときの5年生存率は60%だと告げられた。頭にごく近いところにあるガン。患者さんからの経験談によれば、治療による副作用は半端なものではないようだ。副作用で死に至るはごめんだ。その時に神様からきっとこう告げられるだろう「だから、そこが寿命だといっただろう」。 生命があるだけとの生存率に意味がない。そう考えて治療は断わった。無治療で過ごすことも考えたが、私が選択したのは丸山ワクチン。丸山ワクチンは一度は標準治療を受け、再発したのち試みるケースが多いようだ。本来、免疫治療は、免疫力を低下させる標準治療の前に試すべき治療。ガンの告知を受けた時からブロクを始めた。記録しておきたいと同時に気分が落ち着く効果もある。


現在の状況は治ったという訳ではない。現状維持。これから先に右に行くか左に向かうか、まったく判らない状況。神様が守ってくれている。チリの落盤事故で閉じ込められている人のことば。勇気づけられることばだ。神様がこれから進む先を教えてくれた。