聖書には正しい人なのに
全てのものを奪われるヨブが
苦しむ姿が書かれています。
今回の地震でも
自分以外の家族が亡くなってしまったという
壮絶な状況にいらっしゃる方がいます。
なぜこんなことが起きてしまったのか。
天災では
怒りの向けどころがないので
本当にお辛いことと思います。
今日８５歳のＨさんが証詞をしてくださいました。
Ｈさんは数年前にご主人を見送られ
一人暮らしをされていますが
一見とても明るく過ごされています。
ご兄弟の中で６女だそうで
すぐ上のお姉さんとは仲良く
何でも話して頼りにされていました。
昨年遠くにすむ娘さんがお姉さんを引き取られ
ホームに入居されてしまったそうです。
お姉さんは弱られてしまい
なかなか会ったり電話したりできない状況。
大切な人を奪われて
悲しくて仕方なかったけれど
今日のお話を聞いて
５５年間細い糸ではあったけど
教会につながってこられた幸せを感じることができました。
祈りということが少しずつわかってきたような気がしますと。
天災や戦争のように
一瞬で奪われることもあるけれど
生きていると大切な人との別れは必ずやってきます。
以前、主人のおばあさまから
「長生きすると周りの人が次々に
いなくなっちゃうのよ。
どんどんさびしくなってしまう。」と
聞いたことがあります。
歳をとるって
ヨブのような苦しみを味わうのかもしれませんね。
でも最後は答えがいただけると信じて
どんな状況になっても
それを受け入れて
希望を失わず前向きでいられたら。
