こんばんわ。
昨日は「北斗星」や貨物列車の写真を撮りに4回も出動したのですが、遅れや運休で写真を撮ったのはたったの2枚。せっかく天気が良かったのに、メチャクチャ非効率な1日に終わってしまいました。
さて、先日Fe4メンバーの
シービーさんがクモヤ191系の記事をアップしていましたので、過去ログでもご紹介したことがありましたが、同じくメンバーの
lineさんからの画像提供も受けていましたので、合わせて再編集したいと思います。
lineさんご提供写真
これは津田沼電車区ですかね。面子的には停留線ではなく留置線のようですね。101系の試運転やクモヤ90も懐かしいです。
クモヤ191は、国鉄初の新性能架線試験車として、昭和47年5月に181系の改造により誕生しました。種車は、クモヤ191-1がサハ180-5、クモヤ190-1がモハシ150-11です。
架線試験のほかにも、ATSや踏切回路・信号回路など、様々な電気系の検測が可能な車輌です。外観は当時流行の特急型に準じた高運転台のスタイルですが、前面はフラットになってやや中途半端な感じがします。おそらく種車が中間車のため、台枠との合わせや車体長を考慮した結果でのことでしょう。
191系も登場して間もない頃でしょうかね。かなりキレイに見えます。
lineさんご提供写真 クモヤ190-1
写真は元ビュッフェであった窓の特徴を良く残しており、大変貴重な資料となります。
私の認識では、種車にあったセンターのドアが残存していると思っていたのですが、この写真を見る限りでは機材搬出入用の出入り口に改造されてしまっているようです。
昭和52年頃 宇都宮運転所にて クモヤ190-1+クモヤ191-1(再掲)
この写真は、休車中のEF57に逢いに行ったとき、偶然に宇都宮運転所に来ていたところを捕らえました。(配置は田町電車区。)
田町電車区では同車がお休み中のところを何度も見掛けていますが、写真を撮ったのは残念ながらこの時の1回限りでした。
画像の縮小加工を行ってしまった後からなので不鮮明な写真になってしまいますが、後部のクモヤ190の側面を見てみると、車体センターのところに凹みがあるのが辛うじて判ります。おそらく、こちらのサイドには種車のモハシ時代の客用扉がそのまま残されていたと考えられます。
クモヤ191系が改造により誕生したのが昭和47年で、山手線・京浜東北線のATC化により検測が出来なくなってしまうため、後任にクモヤ193系が新造されています。クモヤ193は、ATC導入前の昭和55年に製造されており、クモヤ191が廃車になったのが昭和58年頭ですから、1年強の間は2編成で同居していたということになります。
種車時代を含めればそれなりの年月を走行したことになりますが、それでも20年強という期間から考えれば、181系自体が比較的短命に終わった形式ということになりますね。