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買ったCDを聴いた.A.ラローチャのピアノ,C.デュトワ指揮+ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団による,ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番ほか.
やや遅めのテンポを採り,譜面を正確かつ隅々まで念入りに再現した演奏.デ・ラローチャのソロは,安定の技術と,曖昧さのない率直なタッチで,ラフマニノフの力強い作風をよく引き出している.ただし,アルペッジョなどでの細かい動きがやや器械的で,硬い印象をあたえる.また,緩徐部でのアクセントが大きく,音楽の流れを阻害しがちなのも残念.デュトワ率いるロイヤル・フィルは,オーソドックスな進行ながらも,ピアニストに対抗せんばかりの溌溂のアンサンブルと,管楽器の各ソロパートの存在感.録音は鮮明だが,音像がいくぶん遠く精彩に欠く.この曲の魅力であるはずの低音域も弱い.
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番/シューマン:ピアノ協奏曲
アリシア・デ・ラローチャ (ピアノ),
シャルル・デュトワ (指揮),
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団,
TOWER RECORDS,PROC-1254
やや遅めのテンポを採り,譜面を正確かつ隅々まで念入りに再現した演奏.デ・ラローチャのソロは,安定の技術と,曖昧さのない率直なタッチで,ラフマニノフの力強い作風をよく引き出している.ただし,アルペッジョなどでの細かい動きがやや器械的で,硬い印象をあたえる.また,緩徐部でのアクセントが大きく,音楽の流れを阻害しがちなのも残念.デュトワ率いるロイヤル・フィルは,オーソドックスな進行ながらも,ピアニストに対抗せんばかりの溌溂のアンサンブルと,管楽器の各ソロパートの存在感.録音は鮮明だが,音像がいくぶん遠く精彩に欠く.この曲の魅力であるはずの低音域も弱い.
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番/シューマン:ピアノ協奏曲
アリシア・デ・ラローチャ (ピアノ),
シャルル・デュトワ (指揮),
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団,
TOWER RECORDS,PROC-1254
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