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松井慶太+名フィル=ドヴォジャーク「新世界」他

2024-02-04 | 音楽 - ラフマニノフ
 昼すぎ,旧市民会館にて行なわれた,松井慶太指揮+名古屋フィルハーモニー交響楽団の『こども名曲コンサート』を聴いた.どのナンバーも,正確かつ持って回ったところのない率直な演奏.松井率いる名フィルは,安定したアンサンブルと技術で,旋律美やディテールへの丁寧さにも事欠かず,これらのエスニックな作風の魅力を,終始よく引き出していた.

 今日は客席観察も楽しい.なかでも僕の隣にいた親子が傑作だった.コンサート後半部,小学校低学年と思しい男の子は,退屈したのか独り言が絶えず,座席の背もたれによじ登ったり,何かとごそごそしている.そのわりには,見かねた父親が会場から連れ出そうとすると,途端に泣いて抵抗するのだ.あれはあれで,彼なりの過ごし方なのね.


第5回 こども名曲コンサート
【出演者】松井慶太 (指揮),名古屋フィルハーモニー交響楽団
【日時】2024.2.4 14:00-
【場所】日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
【曲目】
■グリンカ: 歌劇『ルスランとリュドミラ』序曲
■ラフマニノフ=レスピーギ編: 練習曲集『音の絵』より 第1曲「海とかもめ」
■ボロディン: 歌劇『イーゴリ公』より「だったん人の踊り」
■ドヴォルザーク: 交響曲第9番ホ短調 作品95『新世界より』
■ボロディン: 歌劇『イーゴリ公』より「乙女たちの踊り」 (アンコール)

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