久しぶりに読書。
「孤愁」新田次郎 藤原雅彦著
モラエスさんはポルトガルの外交官でオヨネさんと結婚、
日本をとても愛した人、ぐらいしか知らなかった。
孤愁を一気に読んで、胸が熱くなってきました。
新田次郎さんの未完の文筆を、息子である藤田さんが書き継いだ
長編小説。
日本人の妻をめとり、日本で 徳島で生涯を終えたモラエス。
二度と会えない人、二度と戻ることの無い故郷への深い思い
「サウダーデ(孤愁)」
およねさんと再会した白滝に、およねが亡くなった後、
小さくて可憐なおよねさんのような花の種を蒔いたモラエス。
それが「黄花亜麻」
黄色の可憐な花を又見たくなってきました。