きょうは、「えいがをみたい」という小学生4人を連れて、郊外型ショッピングセンターに出かけた。
小学生らを車に詰め込み、いざ出発という段になって、騒がしさに何ごとかと、わたくしの父親が煙草をすいながらふらふらと出て来た。
「。。。どこ行くだ。」
ああ。えいがを見に行きたいというのでね。
「。。。お前が、引率か。」
短いことばのなかに、わたくしはいろいろと読み取った。
だいじょうぶかお前。お前が引率で。よそさまのお子を。ちゃんとしろよ。財布持ってるのか。
「えあ。 うん。 まあ、引率してきますよ。 えと、あの、イッテキマアアア~ス!!」
子たちは、「プリンセスと魔法のキス」というえいががみたいのだそうだ。 素敵ね。
郊外型ショッピングセンターに着くと、よそんちのお子が、水筒を忘れたのでお茶を買いたいという。
おばちゃんがお茶ぐらい買ってやろうと思うのだったが、おこづかい三千円持参、おばちゃんになんか買ってもらっちゃいかん、と、おかあさんにいわれたようなので、
「じゃあさ、自販機よりカカク、ヤスク、買って得しようYO!!」
って、
だだっぴろいSay!!You!! 店内を、
「広すぎ!!お茶どこ?」なんつって、引率して、
92えんのお茶を見つけた。
「ほんとだ!自販機より、カカク、ヤス~イ!!」
ほうらね。
得したで、チュッパチャップスも買いなよ。
レジに並ぼうとしたら、大層混んでいる。
すると、小学生のひとりが、
「あそこなら早いよ。」と、教えてくれる。
ああ。
あれは。
なんか、
むずかしいんじゃあないの?
じぶんで、レジをやるコーナーがある。。。
ああ。あれ。
なんか、ああいうの、あるってのは、知ってたけれどさあ、あんのう、おばちゃんさあ、、、、
「スキャンすればいいんだから。」
え、す、すきゃん? 急に、なんだか、あんたらかっこいいぞ。スキャンて。
『スキャンする』なんて、あたし、発語したこといちどもないぞ。
「こうすんの。」
小学生のひとりがいろいろと教えてくれる。
ほほう。
しかも、いちどもそんなのやったことないはずのわたくしの娘までも、
「こうすんの。」と、教えてくれる。ほほう。
どこで覚えた?
教えてもらったので、「じぶんでレジ」を、初めて突破できました。ありがとう。
そんで、いよいよ「シネコン」へ。
おか~さんどうすればいいかねえ?と、尋ねると、
子らは皆、 わたしらじぶんたちで観る、おかあさんいなくてもいい、どっちかっていうと邪魔、
本屋で立ち読みしてれば? というので、
じゃあ、まあ、そうしよう、と思い、小学生らをもぎりのところで見送り、
ショッピングセンター内の本屋にほくほくと、向かった。
なにしろ、時間はいっぱいあるからなあ。さて。ほくほく。どっから手をつけるか。
(どろぼう読みするか、ってことですが)
ひととおり、眺めても、まだ時間はいっぱい。
さて。
じゃあ、
あれいくか。ひさしぶりに。
「サブカルチャー」コーナー。
30代前半くらいまでは、真っ先に向かっていたのに、この頃ではなんだか、気恥ずかしくて。
でもしかし、ギラギラチカチカしてる群のなかに、時折掘り出し物があるのよ。
「なぎら健壱がいなたい飲食店を案内する写真集」とか。
「サブカル前」で、うろうろしていると、
わたくしを、呼んでいる書籍を見つけた。
「味写入門」
と、いう本。
で、すぐさま、ひきこまれた。
これ好き!! 好きこれ!!
腰を据えて、どろぼう読みをすることに決めた。
困ったのは、声を出して笑ったり(もってのほか)、声は出さずとも、ニヤニヤした顔をしないでいられるかという問題だった。
おばさんがサブカルコーナーの前で変な本を立ち読みしてニヤニヤしていたら、わたくしだってちょっと気持ち悪い。
問題は、しかも、そのおばさんが、ほかならぬじぶんだということだ。
でもいいや、まあいい。まあいいよ。 だって、その本、すんごくおもしろいんだもの。
(ニヤニヤしないでがんばる)と、じぶんに言い聞かせながら、どろぼう読みしていると。
うわ~。
キタ~。 (キター。って。)
来たぞ来た来た。どうしよう。
世にもコワイ、中学生女子の集団。
あ、ここでとまった!!どうしよう。
「サブカルコーナー」の横は、たいてい「ジャニーズなど芸能関係の読み物コーナー」になっている。書店はたいていそうだ。
横で、とまった!!
にぎやかしい、かしましい、そしてなんだかコワイ!!!
もんのすごい、気になる!!
いや、わかるのだ、彼女らにとってみれば、変な本を立ち読みしている、近くにいるおばさんなど、まるで目に入らない、見切れた風景の一部であるということなど。
どきどきするこたあない。堂々としていなさい、と、じぶんでじぶんを励ますのだが、
真横にわんわんとはしゃぐ我が世の春の中学生女子集団がいると。。。
「これは辛い状況になった。」と、ちょっとひとりごとを言いそうになった。
(いやまあ、実際には言わない。言ったりしたら、ニヤニヤして立ち読みしてる以上に恥ずかしい。)
でも、辛さに耐え、見事、「味写入門」という本を読破した。
辛さに耐えるだけのことはある、(わたくしだけにとって。)味わい深い読み物だった。
子らは「プリンセスと魔法のキス」。引率者は、「味写入門」。
それぞれの2時間余りの素敵な時間を過ごしたあと、皆で
「フードコート」という、庶民のぼんやりオアシスに行き、
鯛やきだの、アイスだの、たこやきだの、団子だの、そんな庶民派グルメをたのしみ、
帰路につきました。
たのしかったです。
小学生らを車に詰め込み、いざ出発という段になって、騒がしさに何ごとかと、わたくしの父親が煙草をすいながらふらふらと出て来た。
「。。。どこ行くだ。」
ああ。えいがを見に行きたいというのでね。
「。。。お前が、引率か。」
短いことばのなかに、わたくしはいろいろと読み取った。
だいじょうぶかお前。お前が引率で。よそさまのお子を。ちゃんとしろよ。財布持ってるのか。
「えあ。 うん。 まあ、引率してきますよ。 えと、あの、イッテキマアアア~ス!!」
子たちは、「プリンセスと魔法のキス」というえいががみたいのだそうだ。 素敵ね。
郊外型ショッピングセンターに着くと、よそんちのお子が、水筒を忘れたのでお茶を買いたいという。
おばちゃんがお茶ぐらい買ってやろうと思うのだったが、おこづかい三千円持参、おばちゃんになんか買ってもらっちゃいかん、と、おかあさんにいわれたようなので、
「じゃあさ、自販機よりカカク、ヤスク、買って得しようYO!!」
って、
だだっぴろいSay!!You!! 店内を、
「広すぎ!!お茶どこ?」なんつって、引率して、
92えんのお茶を見つけた。
「ほんとだ!自販機より、カカク、ヤス~イ!!」
ほうらね。
得したで、チュッパチャップスも買いなよ。
レジに並ぼうとしたら、大層混んでいる。
すると、小学生のひとりが、
「あそこなら早いよ。」と、教えてくれる。
ああ。
あれは。
なんか、
むずかしいんじゃあないの?
じぶんで、レジをやるコーナーがある。。。
ああ。あれ。
なんか、ああいうの、あるってのは、知ってたけれどさあ、あんのう、おばちゃんさあ、、、、
「スキャンすればいいんだから。」
え、す、すきゃん? 急に、なんだか、あんたらかっこいいぞ。スキャンて。
『スキャンする』なんて、あたし、発語したこといちどもないぞ。
「こうすんの。」
小学生のひとりがいろいろと教えてくれる。
ほほう。
しかも、いちどもそんなのやったことないはずのわたくしの娘までも、
「こうすんの。」と、教えてくれる。ほほう。
どこで覚えた?
教えてもらったので、「じぶんでレジ」を、初めて突破できました。ありがとう。
そんで、いよいよ「シネコン」へ。
おか~さんどうすればいいかねえ?と、尋ねると、
子らは皆、 わたしらじぶんたちで観る、おかあさんいなくてもいい、どっちかっていうと邪魔、
本屋で立ち読みしてれば? というので、
じゃあ、まあ、そうしよう、と思い、小学生らをもぎりのところで見送り、
ショッピングセンター内の本屋にほくほくと、向かった。
なにしろ、時間はいっぱいあるからなあ。さて。ほくほく。どっから手をつけるか。
(どろぼう読みするか、ってことですが)
ひととおり、眺めても、まだ時間はいっぱい。
さて。
じゃあ、
あれいくか。ひさしぶりに。
「サブカルチャー」コーナー。
30代前半くらいまでは、真っ先に向かっていたのに、この頃ではなんだか、気恥ずかしくて。
でもしかし、ギラギラチカチカしてる群のなかに、時折掘り出し物があるのよ。
「なぎら健壱がいなたい飲食店を案内する写真集」とか。
「サブカル前」で、うろうろしていると、
わたくしを、呼んでいる書籍を見つけた。
「味写入門」
と、いう本。
で、すぐさま、ひきこまれた。
これ好き!! 好きこれ!!
腰を据えて、どろぼう読みをすることに決めた。
困ったのは、声を出して笑ったり(もってのほか)、声は出さずとも、ニヤニヤした顔をしないでいられるかという問題だった。
おばさんがサブカルコーナーの前で変な本を立ち読みしてニヤニヤしていたら、わたくしだってちょっと気持ち悪い。
問題は、しかも、そのおばさんが、ほかならぬじぶんだということだ。
でもいいや、まあいい。まあいいよ。 だって、その本、すんごくおもしろいんだもの。
(ニヤニヤしないでがんばる)と、じぶんに言い聞かせながら、どろぼう読みしていると。
うわ~。
キタ~。 (キター。って。)
来たぞ来た来た。どうしよう。
世にもコワイ、中学生女子の集団。
あ、ここでとまった!!どうしよう。
「サブカルコーナー」の横は、たいてい「ジャニーズなど芸能関係の読み物コーナー」になっている。書店はたいていそうだ。
横で、とまった!!
にぎやかしい、かしましい、そしてなんだかコワイ!!!
もんのすごい、気になる!!
いや、わかるのだ、彼女らにとってみれば、変な本を立ち読みしている、近くにいるおばさんなど、まるで目に入らない、見切れた風景の一部であるということなど。
どきどきするこたあない。堂々としていなさい、と、じぶんでじぶんを励ますのだが、
真横にわんわんとはしゃぐ我が世の春の中学生女子集団がいると。。。
「これは辛い状況になった。」と、ちょっとひとりごとを言いそうになった。
(いやまあ、実際には言わない。言ったりしたら、ニヤニヤして立ち読みしてる以上に恥ずかしい。)
でも、辛さに耐え、見事、「味写入門」という本を読破した。
辛さに耐えるだけのことはある、(わたくしだけにとって。)味わい深い読み物だった。
子らは「プリンセスと魔法のキス」。引率者は、「味写入門」。
それぞれの2時間余りの素敵な時間を過ごしたあと、皆で
「フードコート」という、庶民のぼんやりオアシスに行き、
鯛やきだの、アイスだの、たこやきだの、団子だの、そんな庶民派グルメをたのしみ、
帰路につきました。
たのしかったです。
ひとりで!
マリーさん観なかったのかもったいない
面白くて泣けるところもありましたよ
今度自分のホームページ作ったんで貼っておきます
見てる人限りなく少ないですが、マリーさんのミニコントブログ、近いうちに日記で紹介しますね!勝手に!
マリーさんの文才憧れます
そんな日記を僕も書きたい
最後にわたくし、
「かしましい」などと一度も発語したことございません。
では。
では。
http://x20.peps.jp/pandanosasakosan/
ライブのほうはさっぱり。。。なのに、
なんだかミニコントブログだけせっせと精を出しているようで、いやあ、なんだか、お恥ずかしいです。
また、ライブの予定がたったら、おしらせしていきますのでチェキラウ!!
しょうたさん、
ひとりで。
ひとりで。
ひとり!!で、
あの映画、御覧になったのですね。ロマンチストねっ!!
残念だなあ、声、かけてくださればよかったに。
わたくしはねえ、
恥ずかしがりやさんなので(オエっ!)観られなかったんです。
あれが、
「姫と魔の接吻」というどろどろしたタイトルなら、観たかも。
終わったあと、感想を聞くと、むすめは、
「おか~さんなら、恥ずかしくなるくらいオイオイ泣いてたかもしれない。 『こち亀』で泣くくらいだからね。」
と、言っていました。