marigold songの地下水路

marigold songの数少ないライブのお知らせを目的として、ちょっとやってみましたが。

あれ。。。!? 左ハンドル!?

2010-06-21 23:50:15 | Weblog
休日、子らを車に乗せ交差点で停まっていると、
「プっ!」というちいさいクラクションの音がした。

「またおこられる!?」と、首をすくめてきょろきょろすると、
かっこいい車の中で、
ぶんぶんぶんぶん手を振っているひとがいる。
もの凄いいきおいだ。

「オレはここだぜ!!ここにオレはいるぜ!!」


ああ。

その、ぶんぶんぶんぶん手を振っているかたがどなただかわかった。

あんまり、詳しく書くといろいろアレなので書けないが、
「姉妹職場」(そんな言葉はないが。)の、えらいかただ。

まったくもって、勿体のないはなしだ。

あんなにえらいひとが、わたくしごときに、ぶんぶんぶんぶん手を振り、口をぱくぱくさせて
「オレだよオレ!!」
って。

ありがたいことだ。
そしてまた、

なんつうか、なぜだろうか、申し訳ないような、身を縮めたいような、そんな思いにもとらわれた。。。

わたくしのできることといったら、お互いの車の停まっている短いこの邂逅を無駄にせぬよう、
慌てて窓を開け、おんなじように、ぶるんぶるん手を振ることしかない!
後部座席の窓も全開にし、

「手、振って!!」と、子らに要請した。

子らも、(ここはなんとしても手を振る場面だ!)と、察知したのか、慌ててぶるんぶるん手を振った。


短い対面は終わり、えらいかたの車が通り過ぎたあと、子らに、
「あのおじさん、知ってる?」と、尋ねたら、
「うん!ヘアゴム買ってくれたもん!」と、答えた。

ヘアゴムの恩は、一生忘れない。買うべきはヘアゴムだ。えらいひとは、うちの子らの記憶に
「あのひとはヘアゴムを買ってくれた」という、たいせつな1ページを残してくれた。
子らだって、そりゃあ、ぶるんぶるん、手を振ろうってものさ。

「ねえ、おか~さん。。。○○さん、ものすごい、乗り出してたねえ。」

そうそう。
おか~さんもね、(あれ?外車?って、思ったもの。  左ハンドル?) そう思った。

助手席のほうまで、身を乗り出してまで、
ぶるんぶるん手を振ってくださって。。。
一旦、シートベルト外して移動していたようだ、今考えると。 シートベルト。


なぜ、わたくしは、

なんだか、申し訳ないような、身の置きどころがないような、やるせないような、
そんな気分になるのだろう。。。

まあ、とにかく、精一杯、こちらも手を振った。

(こんなわたくしに。。。ありがとうございます。。。)
そんな、気持ちをこめて。







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