小学生のころ、 翻訳された海外の小説を読んでいると、
「バタつきパン」 とか、 「干し肉」 とか、 「ぶどう酒」 とか、いろいろと想像の翼をひろげてくれる語句に出会ったものだが、
「四月ばか」
という語句もたびたび出て来、 (なんだしがつばかって?) と、 よくわからず訝しく思っていた。
小学生も終わりのころになって、 「エイプリルフール」という西洋の習わしがあってなんでもそれは年に一度だけ嘘をついても咎められないまつりだという知識を得、 ああもしかしてそれは本に出てきた
あの「四月ばか」のことか、と、膝をうったものだ。
きょう、子らが練りに練った四月ばか用の嘘にまんまとひっかかったのだが、
(うそにひっかかるのもずいぶんと久しぶりのことだなあ。)と、なんだか感慨深く思った。ばか。
「バタつきパン」 とか、 「干し肉」 とか、 「ぶどう酒」 とか、いろいろと想像の翼をひろげてくれる語句に出会ったものだが、
「四月ばか」
という語句もたびたび出て来、 (なんだしがつばかって?) と、 よくわからず訝しく思っていた。
小学生も終わりのころになって、 「エイプリルフール」という西洋の習わしがあってなんでもそれは年に一度だけ嘘をついても咎められないまつりだという知識を得、 ああもしかしてそれは本に出てきた
あの「四月ばか」のことか、と、膝をうったものだ。
きょう、子らが練りに練った四月ばか用の嘘にまんまとひっかかったのだが、
(うそにひっかかるのもずいぶんと久しぶりのことだなあ。)と、なんだか感慨深く思った。ばか。