平成徒然草(萩原 希仁)

毎日の喜怒哀楽をストレートに表現してゆく。

ノンフィクションの微笑ましさ。

2011-03-17 11:14:15 | 日記
仕事中は、仕事人として、毅然とした態度で臨まなければならない。

そんな事は十分に解っている。

きっと、このアナウンサーも、そうだったろうと思う。

災害地の避難所で、男性アナウンサーが、被災者の女の子に、話を聞いている。

最初は、マスコミの人間らしく、標準語で、落ち着いて。

女の子が話す、泣きながら。

友達のおどうちゃんが、水浸しになって、おがあちゃんを連れてきでくでたので、

ほんで、ありがだがたぁ。

それを聞いていたアナウンサーは、自分ももらい泣きして、んだか、いがったなぁ。

これは演出ではない。

同じ地方のアナウンサーが、心情的に同化してしまったのだろう。

ここにも、優しい人間模様があった。

こんな青年や、少女が、復興の力となるのだろう。

気持ちの良い放送であった。

感謝する生き方。

2011-03-17 09:57:49 | 日記
災害地からの報道には、感動が溢れています。

今日は、一人のおじいさんが、山を超えて、市役所まで、九州の肉親に連絡する為に、

両手に杖を持って、歩いてゆく姿に感動しました。

73歳だそうです。

マイクを向けられると、思いもかけない、笑顔でした。

ラジオで、市役所に行けば、電話ができると知って、家を出てきたそうで、

いくら話しても、不満や文句は出てきません。

一歩、歩くためにも、杖が必要なのに、何時間も歩いているのに。

このおじいちゃんは、感謝のなかに生きています。

生き方には色々あります。

不満と愚痴をぶつける生き方、ぐっと唇をかみしめて、我慢する生き方。

でも、感謝する生き方は美しいですね。

周りにいる人たちまでが、何か、ほっとしている様でした。

大らかに生きましょう。

2011-03-17 09:56:35 | 日記
僕ら日本人の美徳の中には、大らかに生きると言う事が在るのではないだろうか。

生垣という、やんわりした、プライバシーの感覚の中で、生活し、

性に対しても、北欧や欧米以上に、かつてのこの国では、大らかであったはずだ。

暑い村祭りの夜、夜這いに興じた時代もあった。

色々なことが、西欧や欧米的な、ゼロか百か、みたいな、日本に馴染まない考え方になっている。

NOと、言わないからこそ、日本人の良いところもあるのだ。

あ、うんの呼吸と言うか、ファジーな感覚と言うか。

その灰色の中で、細かい神経が動く。

そして、フレキシブルな考えができる。

曖昧だからこそ、その時時で、最善の選択ができるのだ。

今、震災絡みの買占め問題が横行している。

この問題を考えるときも同じである。

毎日テレビで、これだけの不安材料を観ていれば、いっぱい買いたくもなる。

そんなことを、理屈で止めることはできないだろう。

だから、なるべく止める様にしよう。

大変だけど、大型店では、一度に品出ししないで、一日の中で、何度かに分けて、

品出しする様な、工夫もできるだろう。

あんまりにも、売り切れが多いなら、個数制限も良いのではないか。

目くじらを立てないで、ゆったりと行きましょう。

先は、険しく長いのですから、余計にですよ。

天皇陛下、お支度をお願い奉ります。

2011-03-17 09:54:15 | 日記
今日、平成天皇が、関東東北大震災に関して、声明をお出しになった。

思わず、忘れていたが、日本は、神代の時代から、天皇に従ってきた国である。

これだけの大震災の災害は、政治ではなく、国家の存亡である。

憲法が、天皇の政治に対する参加を禁じているが、災害からの復興は政治ではない。

この国が生き返ることだ。

天皇が、被災者をねぎらい、勇気を喚起することは、何ら問題はない。

国民も、最も、しっくりくるのではないだろうか。

今すぐは確かに無理であろうが、もう少し、幹線道路でも復活したら、

天皇皇后、お二人で、東北を訪れていただきたいものだ。

美智子さまの優しい笑顔を見て、天皇から、お言葉をいただいたら、

みんなどれだけ嬉しく思い、奮い立つ事だろう。

復興復活は、総力戦である。

総力を束ねられる人間は、日本国では、天皇陛下だろう。

それが、国家元首の務めである。

謹んでお願い申し上げ奉ります。