平成徒然草(萩原 希仁)

毎日の喜怒哀楽をストレートに表現してゆく。

買い物に行ってきました。

2011-03-15 12:00:49 | 日記
買い占めや、極端なまとめ買いは、混乱を招き、良く無い事でしょう。

でも、テレビで、毎日、停電の予想を聞かされていれば、多少は仕方が無いかも知れません。

誰でも、自分の生活や、家族が心配ですから。

新松戸のダイエーに、納豆が欲しくて、買い物に行きました。

僕は知りませんが、終戦直後の闇市や、オイルショック時代の様に、

ダイエーは、黒山の人だかりで、10箇所以上ある、それぞれのレジに、

100人以上づつ、山盛りの買い物カゴを持って、並んでいました。

事情が事情なので、素直には喜べないのですが、若い頃、ダイエーの創業者である、

中内功氏と、何度か打合せをした事の在る僕としては、彼に、これだけ賑わう、

ダイエーを、見せてあげたかったなぁと、心から思うのでした。

数々の危機を乗り越えて、ダイエーグループの中には、創業者である、

中内家の血は、既に一滴も、残ってはいませんが、中内功の思想は、

しっかりと残っているようです。

そんな事を考えながら、結局、納豆は手に入らず、カップ麺と、

餃子と、カルピスの原液を選んで、1時間、レジの列に並んできました。

殆どの人は、ちゃんと並んでいましたが、時々割り込む人がいて、

後のおじいちゃんや、おばあちゃんたちに、怒られていました。

それでも無視して割り込む人はいませんでした。

日本語が良く解らない、中国の人も多くいましたが、

我が国のおばちゃんの言葉は、威力絶大で、しっかり注意をしていました。

言う事を、聞かない輩がいたら、僕がお仕置きを、と、思っていたのですが、

全く、出る幕はありませんでした。

だから、僕の、後ろに並んでいた、小さい女の子と、

おしゃべりをしながらゆったりと、並んできました。

若いお母さんは、携帯電話に夢中だったので、暇そうにしていた女の子と、

おしゃべりをしていたのです。

少しづつ列が進むので、カゴも、前に進めるのですが、女の子に言われました。

おじちゃんは、大きいんだから、私のカゴも持ってよ、と。

勿論、はい、と言って、持ちました。

お母さんが気づいて、済まなそうに会釈していました。