始まりましたね、カンファレンスファイナル。
ちょっと時間的に書くつもりなかったんですが、GAME1がおもしろかったんで雑感だけ。
【レイカーズ×ナゲッツ GAME1】
ナゲッツは勝てる試合を落としました。
こないだ、「ナゲッツ勝っちゃうかも!?」という話を書きましたが、勢いそのままにナゲッツいけるんじゃないかなというゲーム展開でした。
ただ最後に勝敗を分けたのは、ミスでしたね。
力の差はなかったと思います。
どっちに転んでもおかしくない展開でした。
差を分けたのはミスです。
まず、99-99の同点で迎えた残り30秒。
レイカーズは3Pライン付近でスクリーンを仕掛け、ディフェンダーをスイッチ。
コービーをマーティンがカバーします。
ここでマーティンが、コービーに対して簡単に手を出し、ハンドチェッキングを取られるんですね。
この場面でファールをすれば、自動的にコービーに2ショットを与えることになります。
ということは、90%近い確率で2点が入るということです。
そのファールの前、スクリーンを振り払ってコービーを追いかけてきたメロが、すぐ隣りまで来ていました。
あと1秒我慢すれば、もう一度コービーのマークをメロにスイッチできたはずです。
もう一度言いますが、同点で残り30秒と言えば、もう1点もやれない場面です。
そこでFT成功率90%の選手に対して、簡単に2本与えてしまう。
これがシュートモーションに入っていたとか、ダンクかレイアップに来たのを止めにいったというファールならわかります。
でもまだ3Pライン付近でドリブルをついている相手に対して、簡単に手を出してのハンドチェッキングです。
しかも、本来のマークマンが走って戻ってきているのに、です。
こういう時と場所をわきまえないボーンヘッドは、えてしてゲームの勝敗を分けます。
マーティンに関して言えば、その直前にもコービーのショットミスに対してディフェンスリバウンドにいかず、レイカーズボールにしてしまっています。
すぐゴール下にいける位置にいたにもかかわらず、コービーのショットを傍観。
その結果、ガソールに対してチャウンシーがリバウンドで競り、アウトオブバウンズ。
せっかくのミスショットもポゼッションを奪えず、逆に残り30秒の段階で相手に新たな24秒の攻撃権を与えてしまいました。
さらにはこの直前、ネネがファールアウトしています。
つまりゴール下のリバウンダーが引っ込んでいるわけです。
であればなおさら、自分がディフェンスリバウンドにいかなきゃという意識が働いてしかるべきなはず。
それをただ傍観しているだけというのは、ありえない意識の低さです。
ゲームというのは、単にショットが決まる決まらないの玉入れゲームじゃありません。
こういう一つ一つの細かい地味なプレーが、時として勝敗を分けます。
もう一つはその直後のプレー。
アンソニー・カーターのインバウンズパスを、トレバー・アリーザがスティールし、最終的にコービーのFTにつなげられた場面です。
これはもう、ケアレスミスとしか言いようがないです。
残り30秒で2点ビハインドであれば、絶対2点取らなきゃいけないポゼッションです。
そこでターンオーバーで相手に攻撃権を与えてしまうということは、それだけでほぼゲームオーバーです。
もし危険だと感じたなら、無理して入れずにタイムアウトを取ることだってできたはずです。
それを警戒心なくボールを入れ、攻撃することなく相手にボールを取られてしまうなんていうのは最悪のシナリオです。
ここでボールを入れたのがビッグマンとかなら、まだわかります。
でも、状況判断が最も優れていなければいけないPGなら、絶対してはいけないミスです。
そういう意味でも、このボーンヘッドは痛かった。
それから、試合全体を通しての話ですが、コービー・ストッパーとなるべきダンテイ・ジョーンズの判断力がマズかった。
まず、試合開始早々に2つファールを吹かれます。
しかも2つのうちの1つはオフェンスファールで、です。
もしコービーを止める役目なんであれば、6回分のファールは全てコービーのショットを邪魔するために使う、ぐらいの意識でやらなかったら、NBAトップのプレイヤーを抑えるなんて無理です。
それを、さほど期待されていないオフェンスで無理やり突っ込み、ファールを1個損するなんていうのは、ディフェンダーとしてどうかと思います。
オフェンスファールでファールトラブルになり、本来のディフェンスでマークが甘くなる、なんていう悪循環になったら、それこそ最悪です。
また、トランジッションでドリブルするコービーに対して、コート中央でスティールを狙うギャンブルにいき、あっけなく抜かれてコービーにフリーでジャンプシュートを許す、という場面がありました。
トランジッションで相手に走られた時は、チームメイトも自陣目指して戻っている最中であり、まだディフェンスの陣形ができていません。
戻りきって陣形ができていれば、自分が抜かれてもヘルプが来てくれます。
しかし、陣形ができていない段階でギャンブルにいったら、誰もフォローできません。
案の定、誰もヘルプに来れず、コービーにド・フリーで打たれるという失態を招きました。
ブルース・ボウエンがディフェンダーとして評価されていますが、彼のいいところは、決してギャンブル的なディフェンスをせず、最後の最後まで相手にくっついていることです。
相手のフェイントに惑わされず、華麗にスティールやブロックを決めるなんていう色気も出さずに、地味に相手に密着し続けるんです。
相手としては、そうされることが一番イヤなんですね。
そういう好例を参考にして、実践しなきゃダメです。
最終的にコービーのマークマンはメロに代わりますが、メロの方がいいディフェンスをしていました。
ギャンブル的なディフェンスをしているうちは、ストッパーとは呼べません。
最高の選手を相手にするならば、それ相応の対処が必要です。
役割意識を上げ、状況判断を正しくしなくてはいけないでしょう。
レイカーズ側では、デレック・フィッシャーがよかったですね。
このプレーオフずっとショットが不調でしたが、この試合はいいところでチームを救ってました。
前半終了時にブザービーター3Pを決めたり、ナゲッツが素晴らしいディフェンスを展開して攻め手がない時に、ショットクロックギリギリで難しいレイアップを決めたりしました。
やはり勝負強いフィッシャーが目覚めてくると、レイカーズはいつも以上に手強くなってきますね。
【キャブス×マジック GAME1】
キャブスは、前半と後半でまるで違うチームでした。
前半はこれまで見せてきた、“強いキャブス”でした。
しかし後半は、昨季までの“ワンパターンなキャブス”に戻ってしまった感じでした。
前半はよくボールが回ってフリーを探す、全員攻撃ができていました。
試合序盤はバレジャオがフィニッシャーとなって、いくつか素晴らしい連携プレーが出ていました。
アウトサイドもいい形でフリーができ、無理なくショットが放てていました。
一時、最大で16点差をつけ、順当勝ちかなという雰囲気も漂います。
しかし後半、マジックのオフェンスが機能し始めます。
レイファーが非常にキレのある動きを見せ、スピーディな動きでキャブスディフェンスをかき回します。
すると徐々にマークが甘くなり、マジック得意の3P攻勢が決まりだします。
2ケタあったリードが1ケタになり、じわりじわりと点差が縮まっていくと、これまで一方的な展開しかなかったキャブスに焦りが出たのか、オフェンスのバランスを失っていきます。
絶好調のルブロンは当然警戒されます。
それを見越して、ルブロンはマークを引きつけてからチームメイトにパスをさばきます。
しかし、いい形でボールをもらったモーの3Pが入らない。
何本か続けて外れると、次第にキャブスの攻撃が、ルブロンのアイソレーションに偏っていきます。
これがキャブスの悪いパターンなんですね。
昨季までのキャブスは、ルブロンにボールを渡して、あとの4人は傍観しているというオフェンスがよく見られました。
このやり方で勝てる試合もありますが、やはり全員参加で攻撃できた方が、より楽に確率の高いオフェンスができます。
今プレーオフで初めて劣勢に立たされたことで、キャブスの悪い癖が復活してしまったんですね。
この試合49点を奪ったルブロンは、ただただスゴかったです。
FG20/30というのも驚異的でした。
ただ、後半そのルブロンに頼りすぎたことで、オフェンスがバランスを失い、前半決まっていた攻撃も、後半は決まらなくなっていきました。
ルブロン以外のプレイヤーが、いいリズムでショットを打てなくなったんですね。
ただこれは、ルブロンのミスではありません。
ベンチワークのミスです。
マジックの反撃に焦って、安易な方法に走ってしまった結果です。
せっかくのルブロンの奮闘を、無駄にしてしまいました。
今季キャブスが躍進を遂げたのは、オフェンスが変わったからです。
ルブロン一辺倒の単純なオフェンスを止め、もっと組織的に攻めるシステムを導入したことで、チームとしてのポテンシャルが引き出されたことが大きな要因でした。
なのに、この大事な時期にきて、昔の顔に戻ってしまったんですね。
もう一度今季何が良かったのかを思い出して、忍耐強く全員攻撃を展開しなければいけないと思います。
一方、後半息を吹き返したマジックは、3Q終盤から4Qにかけて効果的に3Pが決まりました。
ターコルーはいつものように最終Qをコントロールし、4Qだけでアシスト7本を記録しました。(ゲーム全体では14アシスト)
最後に決めたのはルイスでしたが、それまでもレイファー、ピートルス、アンソニー・ジョンソンといったあたりまで気持ちよくスリーが決まり、誰が打っても入るようないい流れができていました。
その流れを作ったのは、ターコルーのいいセットアップでした。
また終盤ルブロンのマークについた、ピートルスのディフェンスも良かったですね。
今日のルブロンは絶好調で、どこから打っても、何を打っても決まるという感じでしたが、それでもピタリとくっついてボールを離させるようないいディフェンスをしていました。
ルブロンも毎試合こんな絶好調なわけじゃないので、このディフェンスを続けていれば、きっとこの後のシリーズにも生かされていくでしょう。
短くするつもりが長くなりましたw
このGAME1を見る限り、両チームとも互角の勝負で、とってもおもしろいシリーズになりそうです。
これは、GAME2以降もますます楽しみになってきましたねえ~
今年のプレーオフはおもしろいわ。
おもしろいことになってきましたよ
K-1で言えば、前蹴りのような(笑)
あれはある程度リムに近付いてから打つんでまだいいんですが、3Pラインのちょっと内側くらいから長いジャンプシュートを狙うのはやめてほしいんですね。
そもそも確率の悪いシュートだし、ジャンプシュート自体うまくないし、どうせ打つなら他の人に打たせた方がマシです。
3Pラインをウロウロしてるヒマがあったら、毎回ゴール下に張って全部のリバウンドに跳んでほしいです。
それがPFの仕事だし、そのジャンプ力はダンクする時だけのものではないんですから。
遊んでる時間が多すぎて、チームプレーをしないからです。
目立つのはダンクやブロックのハイライトシーンだけで、地道なプレーはサボっています。
PFなのにリバウンドにいかないのも不満です。
そのせいでネネたんに負担がかかり、ファールトラブルになってしまうのも・・・
オフェンスでも外をフラフラして中にいかず、入らないジャンパーを狙って、リバウンドにもいかずに帰っていく。
あんなプレーなら、いるだけマイナスです。
JRはまあ、ああいう子なんで(笑)
タレントレベルは先発ですが、行動を制御するために控えにしてます。
デリケートな場面で使うのは危険ですね。
僕も同じこと思って見てました(笑)
ミスもそうですし、それを招いた選手起用も好きじゃないです。
メロがあれだけコービーをディフェンスできるなら、僕ならチャウンシー、メロ、クレイザ、バードマン、ネネたんの5人でいきますね。
そうすれば、少なくともボーンヘッドは減るでしょう。
せっかくのゲームを、せめてメロとチャウンシーの手に委ねたかった。。
その前に終わっちゃいましたから・・・
レギュラーシーズンの成績がそれを示していますが、プレーオフでの調子を見て、そんなの関係ないかなと思ってました。
でもやっぱ関係あったんですね・・・恐るべしマッチアップ(笑)
基本特にひいきのチームは無いのですが、今回のプレイオフはナゲッツを応援することにしました。最初はブレイザーズだったのですが、はやばやと負けてしまったので(笑)
第1戦はナゲッツ惜しかったですね。みなさんが言われてるように、最後のミスは痛いです。しかもカーターはPGですし・・・
あと、当たり前すぎて誰も言いませんが(笑)やはりFTの%が悪すぎですね。ビラップスもコービーがついていたとはいえ、FG%悪かったみたいですし・・・ゴール下のイージーなシュートもナゲッツは何本か落としていました。
マーティンの変なシュートが入っているうちに短期決戦で勝ち逃げ(理想は4勝1敗。第7戦まで持ち込まれたら厳しいような・・・)出来れば一番良いように思えます。
ちなみに、マーティンのあのシュート(正面フック?片手打ち)は結構決まるのですか?見てて、決まったらラッキーくらいにしか思えないのですが・・・
地球に生まれてよかったー!
DENについてもう一人。
JRスミスです。
スミスが出た試合は数える程でしか無いですが、スミスのプレーはフロアの4人と比べ、1人だけチームのリズムと違うような印象を受けました。
カールHCもスミスについて
「シュートセレクションは良く無いが、シュートが入るから今の所好きにやらしている」
といった趣旨の発言をしたのを覚えています。
スミスのプレーはマーティンと同様に派手ですが、スミスの場合マーティン以上にチームの流れに大きく左右すると思っています。
スミスのシュートは入れば勢い付くものも多いですが、逆にそれを外した時チームの流れが悪くなってしまうようなシュートも多い気がします。
つまり、チームの流れで、と言うより自分のタイミングで打っている印象を受けるんですよね。
また、スミスには首を傾げてしまうような判断の悪さも時折目に付きます。
特にスミスは6thマンといったチームの流れを大きく左右する存在であるので、安定したプレーをして欲しいんですが…
やはりスミスのプレースタイルからは難しいんでしょうか…
今まで2人を不安材料と言って来ましたが、逆に言えばこの2人がDENの勝利の鍵になると思っています!!
DENには頑張って欲しいんだけどなぁ…
自分の思っている事をこの場でダラダラと綴ってしまい申し訳ありません。
もし良ければmanuさんの今後のDENの鍵となるポイントを教えて頂けないでしょうか??
DENについてもう一人。
JRスミスです。
スミスが出た試合は数える程でしか無いですが、スミスのプレーはフロアの4人と比べ、1人だけチームのリズムとは違うような印象を受けました。
カールHCもスミスについて
「シュートセレクションは良く無いが、シュートが入るから今の所好きにやらしている」
といった趣旨の発言をしたのを覚えています。
スミスのプレーはマーティンと同様に派手ですが、スミスの場合、マーティン以上にチームの流れに大きく左右すると思っています。
スミスのシュートは入れば勢い付くものも多いですが、逆にそれを外した時チームの流れが悪くなってしまうようなシュートも多い気がします。
つまり、チームの流れでのシュートと言うより、自分のタイミングで打っている印象を受けるんですよね。
また、スミスには首を傾げてしまうような判断の悪さも時折目に付きます。
特にスミスは6thマンといったチームの流れを大きく左右する存在であるので、安定したプレーをして欲しいんですが…
やはりスミスのプレースタイルからは難しいんでしょうか…
今まで2人を不安材料と言って来ましたが、逆に言えばこの2人がDENの勝利の鍵にな
僕は今回のプレーオフはDENを応援しています。
このDEN-LAL初戦はカーターのパスミスはもちろんのことですが、manuさんと同じく、僕自身も試合終盤のコービーに対するマーティンのファウルが勝敗を大きく左右したと思っています。
僕自身、DENの不安材料はマーティンだと思っています。
マーティンのプレーは派手で華がありますが、この試合で見られるように、大事な場面でのミスや、自覚の無いプレーも多いように思えます。
DAL戦でのノビツキーに対するディフェンスでも、あまりにも簡単にやられている場面が目立ちました。
下手なりにも「抑えてやろう」と感じさせるディフェンスでもありませんでした…
派手なプレーだけでなく、締めるところは締めるようなプレーをしないと、LALのフロントラインに対抗するのは難しいのではないでしょうか。
その点アンダーセンは評価出来ると思います。ブロックだけに目が行きがちですが、一生懸命にプレーをしようとする姿勢が伝わって来ます。
アンダーセンのようにマーティンの“泥臭い”プレーを期待しているんですが…
どちらのポゼッションもシュートに行く前に終了ですから、デンバーのファンじゃなくても物足りなく感じてしまいます。
負けてしまったせいでかすんでしまいましたが、終盤のビラップスの勝負強さはさすがでした。ミスさえなければ最後まですごいゲームになってたでしょうね。
しかも東西両方とも第1戦から接戦で見応えありました。
特にキャブスの敗戦には驚きました。
まさかホームで負けようとは…
僕的にはこの負けは結構痛い気がするんですけどmanuさんはどうですか??
あくまでもデータですけどキャブスはシーズンでマジックのホームで勝ててない+最大点差をつけられいるんで…
世間はキャブス対レイカーズのファイナルを望んでる感があるので頑張って欲しいです!!
反対にレイカーズ対ナゲッツはまったくの互角でしたけど、僕的にはレイカーズがまだ本調子じゃない感じがします。
特にバイナム、オドム、ベンチが不調っぽいですね。
あとはディフェンス!!
他の3チームに比べると明らかに弱い(ただしオフェンスは逆)
何たって僕もキャブス対レイカーズが観たいんで…
この2チームに頑張ってもらいたいです!!
長々と失礼しました。