![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/75/94ff82acbd8e637429b9762cdeaf3a30.jpg)
【マブス×スパーズ GAME3】
うーん・・・・見ていて非常にもどかしい試合でした。
ダラス側に立って見た場合、のことですが。
GAME1の時に言ったように、タレント層の厚さからすればマブスの方がはるかに有利です。
なのにそれをうまく使えていない、というか、使いこなせていない。
それが“もどかしい”と思ってしまう理由です。
スパーズは、攻撃の核になっていたまにゅ~を鼻の骨折で失いました。
まにゅ~がロッカールームで治療を受けている間、マブスは17-0のスパートで流れをつかみます。
しかしそれもつかの間、応急処置をしたまにゅ~が強行出場すると、再び流れはスパーズへ。
そんな手負いのスパーズ相手に、マブスは歯応えなく敗れました。
状況から考えれば勝てるチャンスだったのに、ゲームをものにすることができませんでした。
この試合でマブスは、先発起用していたバトラーとマリオンを前半で諦めました。
そして後半は、キッド-バレア-テリーの3ガードに、ノビツキー+センター(ダンピアー/ヘイウッド)というスモールラインナップを多用しました。
HCのリック・カーライルは、「得点するためには仕方ない」というような主旨のことを言っていましたが、僕は決してそうは思いません。
僕はこの起用法がマブスの勝機をつぶしたと思っています。
まず、現状のスパーズのラインナップを考えてみてください。
頼りになるのは、BIG3+ジョージ・ヒルの4人しかいません。
そして、そのうち3人はガードです(パーカー/ヒル/まにゅ~)。
スパーズからすれば、この4人を常時出しておくことができれば、ある程度互角に戦うことができるんですが、それ以外の選手を出さなきゃいけなくなると、どうしてもマブスの選手層にかなわなくなってきます。
それぐらい、今のスパーズは引き出しが少ないんです。
それなのに、マブスは目先の得点を取りたいがために、3ガードラインナップを多用しました。
何が悪いのかと言うと、それによってスパーズにも、パーカー/ヒル/まにゅ~という3ガードラインナップをキープしておける状況を許してしまったんですね。
もしマブスがバトラーかマリオンを出していれば、まにゅ~がSFを守らなくてはいけないミスマッチが発生します。
いくらバトラーとマリオンのショットが調子悪くても、細身のガード相手にポストアップやドライブインを仕掛ければ、相手にファールがかさむしFTも簡単にもらえます。
なのに外したんですね。
わざわざ相手に有利な土俵で相撲を取っているんです。
選手層が厚い、フロントコートにサイズがあってフィジカル、という自分たちの最大のストロングポイントを、わざわざ放棄してしまったんですね。
もしバトラーやマリオンを出していれば、スパーズはガードを2人にして、フロントコートの選手を1人増やさなければなりません。
それはすなわち、パーカー/ヒル/まにゅ~のうち誰かを外して、RJ/マクダイス/ボナーのどれかを入れるということを意味します。
現状のスパーズは、パーカー/ヒル/まにゅ~/ダンカンの4人でしか点が取れません。
マブスが3ガードさえ止めれば、スパーズはその一角を外さざるをえなくなるんです。
自分たちの方が豊富なコマを持っている場合、自分たちの得点力をアップさせることよりも、相手の得点力をダウンさせる方を優先すべきだと思います。
相手の方が選択肢がないんですから。
なのに、アップアップのスパーズを自ら助けるようなことをしてしまった。
これはHCのミスだと思います。
では、僕が考えるローテーションを書いておきます。
まず、ガードはセットで考えます。
キッドとテリー、そしてバレアとボブアでそれぞれコンビを作ります。
これはプレースタイル面でのバランスですね。
シュートが苦手なキッドとシューターのテリー、そしてゲームメイクとアウトサイドショットができるバレアとペネトレイターのボブアです。
そしてキッド&テリーに35分前後、バレア&ボブアに15分ぐらいを分配します。
理想としては、キッド35分、テリー30分、バレア20分、ボブア15分ぐらいです。
次にフロントコートは、先発SFにバトラー、PFにノビツキー、そして両方のバックアップとしてマリオンを使います。
出場時間の目安は、ノビツキーが40分で、バトラーとマリオンがそれぞれ30分ずつです。
そしてセンターは、ヘイウッドとダンピアーを併用。
ヘイウッドを先発にして、ヘイウッド30分のダンピアー20分ぐらい。
オフェンスもできるヘイウッドは大事に使い、ダンピアーはダンカンに対してフィジカルに当たるファール要員に。
まとめると、
PG&SG:キッド&テリー⇔バレア&ボブア
SF:バトラー⇔マリオン
PF:ノビツキー⇔マリオン
C:ヘイウッド⇔ダンピアー
こんなイメージです。
こうすることで、ある程度の得点力を確保しながら、相手のフロントコートを引っ張り出せるラインナップになります。
スパーズがダンカン以外に、RJ/マクダイス/ボナーの中から2人を出さなくちゃいけない状況を作り出すわけです。
司令塔としてのキッドをずっとコートに出しておきたいのはわかります。
しかし、FG1/6の選手を45分間も引っ張れば、他にしわ寄せがいくのは当然です。
キッドのショットは決まってないけど、攻撃が指揮できなくなるから下げたくない。
だからキッドを置いたまま、テリーとバレアを同時に投入して得点力を確保する。
そんな逃げの采配をしているから、スパーズに付け入る隙を与えるんです。
自分たちのストロングポイントはなんなのか。
どの点で相手に勝っているのか。
そこを理解せずに、相手に合わせた戦い方をしてしまっていては、勝機は逃げていくだけです。
明らかに選手層で上回っているマブスが、使える戦力が限られるスパーズに負けるようなら、これはマネージメントの問題としか言いようがありません。
早い段階でそれに気付かないと、シリーズはアッという間に終わってしまいますよ。
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イタイイタイイタイ・・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/b5/d8a8311c34d93bc391a9ceddf3af2c2b.jpg)
完全に折れてるのに絆創膏貼っただけで戻ってきました
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やっぱまにゅ~がいるのといないのとでは全然違います
【ナゲッツ×ジャズ GAME3】
GAME1の際に、「ケガさえなければジャズの方が強い」と言いましたが、ケガがあってもジャズの方が強いようです。
オクール、キリレンコと2人のスターターを欠いているジャズですが、“隠れスターター”のミルサップがベンチから22点・19リバウンドの活躍。
欠員の穴を感じさせない働きぶりで、ジャズが快勝しました。
ナゲッツのPF&Cの合計と比べても、10点・18リバウンド・FG2/11⇔40点・27リバウンド・FG17/32と圧倒。
この差だけでも勝負アリといった感じでした。
それよりも気になるのは、ナゲッツに戦う姿勢や必死さといったものが感じられないこと。
なんとなく試合を消化しているように見えてなりません。
プレーオフで、しかも相手のホームでそれをやっていては、最初から勝てるはずもありません。
次もホームに強いジャズのコートでの戦い。
GAME4を落として1勝3敗になれば、シリーズの敗退は濃厚になります。
このまま気合いの抜けたプレーが続くようなら、昨年の再現どころか、1回戦突破も果たせないという結果に終わるでしょう。
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ホームの大声援をバックに受けたジャズは強いですよ~
【セルティックス×ヒート GAME3】
うーん・・・・残念ですがヒートは終わってしまいましたね。
まだケガの状況はわかりませんが、ウェイドがヒザを痛めて退いた時点で、ヒートが勝つ望みはついえました。
ピアースのブザービーターはカッコよかったですが、それよりも何よりもウェイドのケガです。
ウェイドが欠場、ないしはスローダウンしてしまうならば、ヒートは終わりです。
この試合で唯一おもしろかったのは、ヒートがSFのドレル・ライトをPG的に使ったことですね。
ウェイドとのコンビもよく合い、オフェンスを活性化させていました。
従来のやり方で結果が出ないなら、このぐらい思い切ったトライをしてみるのも一つの手だと思います。
既存のスターター(アローヨ/Q/ジャーメイン)に代えて、ベンチ(チャルマーズ/ライト/ハスリム)を多用したこともチームに勢いをもたらしました。
そうしたことが奏功して、接戦に持ち込んだところまではよかったんですが、真打ちウェイドが負傷してしまっては成す術なし。
ブザービーターがなくとも、勝ち目はなかったでしょう。
どうやらこのシリーズは、スウィープ決着がちらついてきたようです。
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ピアースがブザービーターを決めてセルティックス3連勝
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スウィープが見えてきました
スパーズは今回はキツイかな……って思ってましたが、まにゅ~様様ですね!
普通にやられたら、ご指摘の通り、タレントの差がありますし、スウィープあるかもな~って考えてました(^^;
マブスも起用法を改め、スパーズもRJが目覚めて、面白くしてほしいですね
個人に注目ですかぁ…KD、ジェラウォー、ローズ、ウェイドは駄目か、ナッシュ、デロン
あれ?俺インサイドに好きな選手いなかったっけ?・・・ノビツキーⅢorz
manuさん、マブスのHCやってくれませんか?(笑)
そういえば、(キャロルはいいとしても)ティムトーやデショーン、さらにはナヘーラはどうしたんでしょうか?
ヒート相手ですが、元王者の貫禄戻ってきましたね。BIG3+ロンドがいい感じ、やっぱりレイ様のクイックリリース最高です。
manuさんがHCやればうまくいけそうな気がします。今の状態で試合が進めば絶対負けます。manuさんの考えは私も納得しました。来シーズン是非まず、ACからどうですか?
後出しジャンケンみたいなコメントで恐縮ですが、メモが負傷し、ミルサップではなくフェセンコがスターターになると聞いた時、「お!これはいけるのでは・・・」と思いました。
フェセンコはまだまだ荒削りなプレイヤーですが、ジャズファンの中では「プレイタイムさえ貰えればそれなりに貢献できる。」というのが共通認識だったと思います。
オフェンスはメモと比べるまでもないですが、ディフェンスに関してはブーザー&メモのフロントラインよりかなり良くなります。二人ともオフェンス要員ですので・・・
(因みに僕はジャズの最大の弱点はインサイドのディフェンスだと確信しています。)
ナゲッツとのシリーズを見ていても、ネネがフェセンコ相手にかなりやり難そうにしていますが、マークがブーザーに変わるとペイントのすぐ外でボールをもらって簡単に得点、もしくはファールを貰っています。
因みにレギュラーシーズンでフェセンコは5試合スターターで出場していますが、ジャズは5戦5勝だそうです。
プレイオフになるといつもは狂ったようにジャズを応援していますが、今年はロニー・ブリュワーをサラリー削減の為に放出した時点で一歩引いて応援するようになりました。その為か、勝敗に関わらず、期待の若手がプレイオフで経験をつんでいることが嬉しいです。
クーフォスもプレイタイムをもらえればしっかり貢献できると信じていますが、ああいうコーチなので若手の起用に関しては多くを望まないようにしています(笑)。
マブスの層の厚さにはファイナル進出と打倒CLEを期待してたんですが、
これは目論み通りにはいかんですかね…。
同じく層の厚さが売りのオーランドのスタンHCはどうでしょう?
レディックやらライアンやら日替わりで控えからヒーローが生まれてる印象があるので、
選手起用が上手いって印象があるんですが。
ありがとうございます!
ホント、僕も今回はスパーズ負けると思いました。
ダンカンもパーカーも故障を抱えた状態でしたから。
おまけにまにゅ~までケガしてしまって・・・・
マブスもこのままじゃ終わらないでしょうし、まだまだおもしろくなりそうなシリーズです。
注目しましょう!
個人的な注目もいっぱいいるじゃないですか!
チームが負けちゃったら、注目選手のプレーを追いかけるのも楽しいですよ。
ティムTはケガですが、他はいますね。
ナハラはまにゅ~をなぎ倒して一発退場になってましたw
デショーンはD専門の扱いですが、今は点取れる選手を優先してるので出る機会ないですね。
ボストンは、KG次第ですね。
KGが元気ならもう一度トップを狙うことも可能ですが、そうじゃないとキャブスやマジックにはかなわないと思います。
ピアースのブザービーターも、レイ様のシューティングタッチもいいんですけどねえ~
フェセンコのサイズは、ディフェンス面で大きなアドバンテージになってますね。
ネネたんが、ポストアップからは点が取れなくなってますし。
現地の解説も盛んに「7-4のウィングスパンが~」と力説してました。
メモが抜け、センターポジションのDがアップしたのはポジティブな効果でした。
あとはその分のオフェンス面のマイナスを、ウィングの選手たちがカバーできるかが今後の鍵になりそうですね。
マイルズ、マシューズ、コーバーといったあたりが、安定して得点力を提供できるかどうか。
それさえできれば、かなりいいとこまで勝ち進んでいくことができそうですね。