ついにKGのトレードが正式に決まりました。
前回お伝えした(ブログ)アル・ジェファーソン、ジェラルド・グリーン、セバスチャン・テルフェア、セオ・ラトリフに加えて、ライアン・ゴメスとドラフト1巡目指名権×2つが追加されました。
将来ドラフトされる新人選手をカウントすれば、7人対1人という超大型トレードです。
スゴイですねぇ~、7人分ですよ? 7対1なんですから。
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・・・・てなわけです。
「ボストンズ・ブートキャンプ」ですね。
KGの背番号は「5」になるようですね。
名門セルティックスは永久欠番天国なので、「21」はもとより、21をバラバラにした「1」も「2」もダメだったそうです。
なので「5」・・・・
ドラフト5位指名だったからかな??
ちなみにKGの入団記者会見には、“ビッグ3”が揃い踏み。
レイ・アレンはまだしも、なーぜかピアースまでもが自分のユニフォームを持って、“お披露目”をしていました。
アンタは新入団じゃないでしょーが!
「ヒップホップスタイルでクールにキメようぜ」
「ポール、なんだよその顔はっ!」
「やっぱ笑顔が一番! ニン!」
実はこの3人、レイ(75年生まれ)、KG(76年生まれ)、ポール(77年生まれ)と一つずつ違い。
しかも、レイとKGは高校時代に同じサウスカロライナ州でプレーし、KGとポールは高校選抜チームのようなもので一緒にプレーした経験があるそうです。
少なからずつながりのある3人なので、既に仲が良くチームワークも心配なさそうです。
記者会見のコメントでも、その仲良しさは出ていました。
●例1
トレードが決まったKGが2人に連絡しようとした時の話
KG「ポールは4つも携帯持ってて、その4つ全部に留守電残したのに、ぜーんぜん折り返しくれないんだよ~。レイは2つしか持ってなかったから、すぐにコールバックくれたんだけどねぇ~(嫌味っぽく)」
ポール「だって全然知らないエリアコード(市外局番)だったんだもーん」
・・・・とミネソタが田舎であることをネタにして、すかさず反撃。
●例2
トレード決定までの数日間の大変さを表現しようとして
KG「まるで時速200マイル(時速320km)で走ってるランボルギーニの窓から、外に首を出して乗ってたような体験だったよ」
レイ「え! したことあるの!?」
なーいすボケ。
●例3
なぜボストン行きを決心したのかという理由を聞かれて
ダニー・エインジGM「今まで隠してたんだが、実を言うと・・・・彼はレッドソックスのキャップを集めるコレクターなんだ。これまでは、ほら、ボストンに遠征に来る時しかかぶれなかっただろ? だから、ようやくこれで大っぴらにコレクションを解禁できるってわけさ」
KG「そう、全部見せちゃうよ(笑)」
GMまで悪ノリ・・・・
そしてさらに、
KG「それともう一つの理由は、クルーズ船に乗った経験がなかったからなんだ。俺はクルーズ船に乗ったことがなかったんだぁ~」
一同「(笑)」
雪山のミネソタから、海に面したボストンに来たことをネタにして、ジョークを飛ばしていると思われ・・・・
●例4
ドック・リバースHCが“ビッグ3”の実現に興奮して
リバースHC「今から開幕が待ち遠しいよ。明日からトレーニングキャンプ(実際は10月)を始めたいぐらいだよ」
ポール「勘弁してぇ~(笑)」
いくらなんでも早すぎでしょ。
ちなみにこのトレードが成立した背景には、元セルティックスのチームメイト同士の仲も関係していたようです。
セルティックスのダニー・エインジGMとウルブズのケビン・マクヘイルGMは、セルティックスの黄金時代を支えた主力メンバーでした。
今でも公私共に仲が良く、ゴルフ仲間だったりするそうです。
なのでこんなビッグトレードがまとまったのかもしれませんね。
エインジ「このパット入ったら何でも言うこと聞けよ~」
マクヘイル「よーし、入ったらKGやるよ」
ビル・ラッセル「栄光のセルティックスに来てくれ」
KG「ジ、ジッちゃん・・・・」
KG「ジッちゃんの名にかけて!」
金田一少年か・・・・
KGは、来年夏にオプトアウトしてFAになる権利を持っていましたが、セルティックスはKGを獲得するにあたって、彼が1年で出て行くことがないよう慎重に事を進めました。
まず来年オプトアウトしないように話をつけ、今の契約が切れる2年後から、さらに3年間の延長契約を結びました。
つまり、向こう5年間はセルティックスにいるという保証を取り付けてから、トレードに踏み切ったというわけです。
まあ、それぐらいはしないと、安心してデカイ買い物はできませんよね。
で、ご承知の方も多いかと思いますが、KGの年俸は現在NBAトップで、来季は22milです。
これを高すぎる!と思う方もいるでしょうが、彼は彼なりに仁義を通してるんです。
“特別ディスカウント”をして。
元はと言えば、最初に結んだ契約が高すぎたことが発端でした。
新人契約が終わる時に結んだ6年約126milという超破格の契約は、当時(97年)の常識を覆す巨額契約でした。
「次々とこんな契約が成立したら、チームがつぶれてしまう」
そんな危機感に苛まれたリーグ側は、選手が結べる契約に最高限度額を設定しました。
これが今のMAX契約と呼ばれているものです。
つまりそれまでは青天井だったので、これではマズイと思ったNBAが上限を決めて、年俸の高騰化を抑えたわけです。
しかしKGの契約だけは、“前時代最後の生き残り”として存在していました。
KGの契約をきっかけとして新ルールができましたが、KGの契約はもう決まってしまったものですので、今さらナシにはできないのです。
ただKGは、“自主的に”自分の契約を相場に合わせようとしてきました。
先ほどの6年契約が終わる際、ウルブズと延長契約を結びましたが、それは5年約100milというものでした。
年平均も、総額も、6年約126milより少ない金額です。
ちょっとわかりずらいかもしれませんが、年28mil(6年約126milの最終年)⇒年16mil(5年約100milの初年度)に減らしたと聞けば、ずっとわかりやすいでしょう。
そして今回ボストンと結んだ延長契約は、3年約60milというものです。
これは、5年約100milという現行の契約から、さらにまた“ディスカウント”した金額でした。
大ざっぱなイメージですが、年24mil(5年約100milの最終年)⇒年18mil(3年約60milの初年度)といった感じです。
KGは、その気になれば3年約90mil(年平均30mil!)という延長契約も結べたのですが、年平均20milレベルの3年約60milという“リーズナブル”な金額に抑えました。
その才能の高さゆえに、高額年俸を巡る批判にさらされてきたKGですが、彼は彼なりに仁義を図ってきたのです。
キメッ!
KG「でっへっへ」
奥さん「アナタいつまでそのユニフォーム持ってんのよ。よっぽど気に入ったのね」
KG「なかなかいいアリーナじゃないかぁ~」
奥さん「ウソ下手なんだから」
★親友ハドソンもボストン入り?
ウルブズでKGと仲の良かったトロイ・ハドソンが、チームとバイアウト(契約買取)の交渉をしてウルブズを離れました。
ケガのためここ数年は思い通りの活躍ができずにいたハドソンですが、それ以上に今回のKG放出の動きに対してチームに不信感が募り、自ら離れる決心をしたようです。
これでKGを追って、ボストンに来る可能性が出てきました。
セルティックスは、例のビッグ3だけでも来季56milを費やす計算になり、たった3人でサラリーキャップの55.6milを既に超えています。
現在契約下にある選手はわずか9人しかいませんが、この9人だけでもラグジュアリータックスラインの67.9milを超えてしまっています。
つまりセルティックスは、今後契約することになる4~5人の選手をなるべく低い金額で確保しなければいけないことになります。
できれば最低年俸がベストです。
でもそんな最低年俸では、いい選手が来てくれる可能性は少なくなります。
そこでハドソンの登場です。
ハドソンは、残り2年契約の80%相当を払ってもらえるバイアウトを取り付けたので、お金には困っていません。
つまり、新たなチームと結ぶ契約は形式上のもので金額は問わない、だから最低年俸でもかまわない、となるわけです。
去年シクサーズをバイアウトされたウェバーが、ピストンズと格安で契約したのと同じことです。
セルティックスはちょうど、PGが2年目のレイジョン・ロンドしかいなくて困っているので、実績のあるベテランPGが最低年俸で来てくれるなら渡りに舟です。
それにハドソンは、KGと一緒にプレーしたいという動機もあります。
意外とスンナリ決まりそうですね。
セルティックスは他にも、ブレビン・ナイト、エディ・ハウス、チャーリー・ベルといったあたりにも興味を持っているようです。
ビッグマンでは、PJ・ブラウン、スコット・ポラード、カルビン・ブース、そしてディケンベ・ムトンボという名前まで挙がっているとか・・・・
さらには、フアン・カルロス・ナバーロにも触手を伸ばしているという話が出ているようですが、お金は大丈夫なんでしょうかねえ・・・・
レッドソックスがヤンキースに対抗して大型補強をしたように、セルティックスもニックス化して大盤振る舞いを始める気でしょうか?
今後のロールプレイヤー集めからも、目が離せません。
★いたずらっ子KG
「KGのいたずらっ子シーンを載せて」という貴重なリクエストをいただいたので、早速集めてみました。
KG「パン、パン、パン」
放送席「エホッ、エホッ」
チビッ子「サインちょーだ・・・・うわあっ!」
KG「割り込みっ!」
KG「へへーん、大成功」
女の子「アタシ、お料理上手なのよー」
KG「オッチャンだって負けないぞぉ~」
KG「ん? コレどうやって切んだ!?」
KG「あ、それ俺んだぞ。さっき名前書いたんだから」
チビッ子「KGおじちゃん、何作ってんのぉ?」
KG「へっへーん、すんごいオイシイもんだぞぉ~」
KGありがとう
ミネソタはあなたを忘れない
やっぱりKGと言えば、「放送席にパンパン」がトレードマーク?ですネ(^^)
KGのボストン行きが正式に決まってブルーになっていましたが、新BIG-3のインタビューを読んだら、シーズン開幕が楽しみになってきました。なかなかいい味出してるトリオですね~。ついでにドクHCもお茶目♪
弱小アトランティック・ディビジョンではボストン優勝ですね!!??
KGを失くしたミネソタファンはどう思ってるんだろう…
KGは表情が豊かなので、写真もいろんなのがあっておもしろいですね。
新ビッグ3は、なかなかいいトリオになりそうです。
やっぱり仲が良いのは、何するにしても基本でしょうからね。
ドックがどんなオフェンスシステムを作って、3人をうまく使うのかも注目です。
まあディビジョン優勝ぐらいは最低ラインでしょうねえ。
イースタンのベスト4には残って、できればカンファレンスファイナルぐらいまでは進んで欲しいです。
ミネソタはKGを失って落胆してるでしょうねえ。
戦力を失った以上に、KGというキャラクターやシンボルを失ったのは大きいですから。
それとツインシティをつなぐ橋の事故は大変なことになってますね・・・・・
上に巻き散らしますよね。やっぱKGをリスペクトしてるのでしょうか?
KGがそれをマネしているのかどうかはわかりませんが、ルブロンはそれを自分流にアレンジしてるんでしょうねえ。
だからまあ、ジョーダンリスペクトでしょうね。
今回も爆笑しながら読んでたんですが最後の
「KG 4 MVP」KGありがとう、ミネソタはあなたを忘れない
という文を見たら涙が止まらなくなりました・・。
地元にこんなに愛されてPLAYできるのって素晴しい。
NBAっていろんなドラマがあって本当にステキです。
画像劇場の「サインちょーだ・・うわぁ」と「割り込みッ」がすごく笑えました~。
雑誌ではなかなか見れないオモシロ画像&解説も楽しみにしてま~す♪
なので、「??」とつけておきました。
KGはプレーだけでなく、その存在やキャラクターが愛されてましたから、一選手として以上の重みがあったと思います。
ミネソタのシンボル的な存在であり、ミネソタ市民にとっての誇りだったわけです。
KGはいたずらっ子で、子ども好きで、表情が豊かなので、本当に楽しくて温かい人物です。
人間的に尊敬できるので、好きなんですよね。
イメージは舌を出すということぐらいしか知りませんでした。
僕は背番号5番に5人でしっかり協力してバスケを
するという意味が込められているのではないかと思います。(違うかも...)
先日、J-SPORT ESPNで1984NBA FINALのセルティックスvsレイカーズの試合を見ました。今オフのトレードでボストン王朝の復活なるか!って、ふとそんなことを思いました。
実際、ビッグ3以外の2人の活躍がポイントになるでしょうからねえ。
5人でどんなバスケットを見せてくれるのか、本当に楽しみですね。
PGは問題です。
ロンド、ハウス、ハドソンはいずれも自分シュートを打ったり、ペネトレイトしていったりするタイプなので、ゲームコントロールができないと思うんですね。
なので、きちんとパスができる司令塔タイプが必要です。
セルティックスにはまだまだ補強すべき穴も多いですが、イースタンカンファレンスはワイドオープンなので、こうした大型補強ですぐさま強豪チームへとのし上がるでしょう。
どこまで強くなって、どんなカラーのプレーをするのか、今からとっても楽しみですね。