![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/49/a2ffaf0c8699c4a0fd8073a19a36f502.jpg)
あ゛~、なかなか書けなくてスミマセン。。
そして書けずに溜めていたネタの古さを考えると、ずいぶん書けてなかったんだなあということを実感します。。
これはもうかれこれ1ヶ月前の出来事なんで、「知ってるよ~」という方にはアレなんですが、知らない方のためにとりあえずご紹介だけ・・・・
ジェイソン・キッドは頭の切れるプレイヤーですよね。
クレバーという言葉が似合う、リーグを代表するテクニシャンだと思います。
そのキッドが披露した、いかにもキッドらしいという機転の効いたプレーがありました。
まずはその映像からどうぞ。
(ビデオ/ビデオ/ビデオ)
おわかりになりますかね?
ドリブルで上がっていったキッドが、相手HCのマイク・ウッドソンに“わざと”ぶつかっていったというシーンです。
映像を見ると、確かに興奮して指示を出していたウッドソンHCが、サイドラインを踏み越えてコートに入っていました。
でも最後は近づいてくるキッドに気付き、慌ててベンチに引っ込もうとしていました。
しかし、キッドはそれを逃さじとヒジを出し、確実にコンタクトを取りにいっている様子が見て取れます。
それはわかりましたが、いったいなんでキッドはそんなことをしたんでしょう?
この時キッドのマブスは、2点のビハインドを追って試合残り時間が1分半という場面でした。
つまりは、どんなカタチでも点差をつめて追いつきたい、という状況だったんですね。
そこで攻撃に転じようとした瞬間、相手HCがラインをはみ出しているのが見えた。
こちらには気付いていない。
そこでソォ~っと近づいたキッドは、わざとサイドラインぎりぎりをドリブルして相手HCとぶつかり、「邪魔されてドリブルできなくなった」とアピールしたんですね。
もしそのままプレーオンでドリブルしていれば、特にコールはなかったかもしれません。
でもぶつかった後でキッドはドリブルをやめ、プレーは一旦止まってしまいましたから(まあそれが狙いですから当然そうしますねw)、レフェリーも何らかのコールをしなくてはならなくなります。
そうすると当然、ウッドソンHCへのテクニカルファールという選択肢しかなくなるんですね。
そうして、どんなカタチでも1点がほしいという場面で、まんまとテクニカルファールによるフリースローをGETしたわけです。
実際、ノビツキーがそのテクニカルFTを決めて1点差へと迫ります。
ホークスが一旦は3点差とするも、またもキッドが3Pをねじこんでついに同点、延長戦に持ち込みます。
すっかり勢いづいたマブスは、その後も優位に試合を進め、見事オーバータイムでの逆転勝利を果たしました。
このゲームでキッドは、19点・16リバウンド・17アシストというものすごいトリプルダブル。
リック・カーライルHCも、“an all-time great performance”と呼んだ素晴らしいパフォーマンスでした。
「あのプレーが試合を決めた」と言うと言い過ぎかもしれませんが、少なくとも試合の流れを変え、追いつくキッカケを作ったことは確かです。
プレーの良し悪しは別としても、コート全体の状況を把握する視野の広さ、冷静な状況判断、ひらめきのようなアイディア、それがもたらす効果までを測定する頭の回転の速さ・・・・などなどキッドが稀代の司令塔と呼ばれる所以を見せられた気がしました。
●これもアンビリーバボー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/53/78cbfb44ba07cc2282a14f38468b9f1a.jpg)
たまに驚くようなパフォーマンスに出くわすことってありますよね。
これは以前にもチラっと触れたんですが、ホーネッツのルーキーバックコートコンビ、ダレン・コリソンとマーカス・ソーントンにはびっくりしました。
コリソンは1巡目21位指名のPGですが、なんせりーグを代表するPGであるクリポーさんがいるため出場時間は限定され、クリポーさんを休ませる間だけのつなぎ的起用しかされませんでした。
しかし、そのクリポーさんがケガで長期離脱すると、先発に昇格して大活躍。
穴を埋めるという表現では足りないぐらいの働きで、チームを支えました。
スタッツはこちら。
2月平均:21.6点・8.3アシスト・FG49.6%・3P37.8%・FT82.7%・1.77スティール
3月平均:16.8点・10.4アシスト・FG47.9%・3P43.3%・FT79.3%・1.38スティール
先発:33試合・18.2点・9.0アシスト・FG47.3%・3P40.8%・FT84.6%・1.45スティール
オールスター級とも呼べる数字です。
少なくともスターターとして使わなきゃもったいないのは確かですね~
そうすると今度は別の問題が浮上してくるんですが、それは後でお話しするとします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/c9/2422655dd7251910aa076c7d0cdae751.jpg)
小気味いいプレーのコリソン
続いて、マーカス・ソーントン。
ソーントンは2巡目43位指名のSGで、シーズン前はロースターに残れるかどうかという存在でしかありませんでしたが、プレシーズンマッチで好成績を残して見事ロースター入り。
ただ、やはり最初は第3SG程度の立場でしかなく、試合出場すらままならない状況でした。
しかし、プレシーズンでの結果は偶然ではなく、先発起用されていたモーリス・ピーターソンやデビン・ブラウンよりも明らかにいいスタッツを残していました。
その後コストカット目的でブラウンが放出されると、晴れて第2SGに昇格。
限りなくスターターに近い活躍をするようになりました。
スタッツはこちら。
3月平均:21.4点・FG49.3%・3P41.1%・FT85.7%
先発:8試合・20.8点・FG47.7%・42.9%・90.5%
驚くのは、まだ先発出場がわずか8試合しかないってことですね。
さきほどのコリソンは、クリポーの代役で先発出場してからスゴイ数字を残してきましたが、ソーントンの場合はいまだにベンチスタートのことが多いんです。
それでいてこの成績を残しているということがスゴイですね。
簡単に言えば、毎試合ベンチから20点取っていると考えていただければいいと思います。
アウェイでの強豪キャブス戦で、37点・FG15/22・3P3/7という大活躍を見せたことがありましたが、この時もやはりベンチスタート。
31分の出場時間で37点を叩き出してるんですね。
なぜもっと使わないのか不思議ですね。
カタチだけのスターターを使い続けることに何の意味があるのか、僕にはわかりません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/d8/e3ce5f998f43d21bbc8ec69a6868a259.jpg)
得点能力の高いソーントン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/dc/c002bf86ea4107df2ac2279eecad1d04.jpg)
楽しみなルーキーコンビです
それと、これも以前チラっと触れた選手なんですが、ジャズのウェスリー・マシューズ。
ドラフト外のルーキーながら、今やジャズの先発SGとして出場しているのがスゴイ。
さっきのソーントンなんかもそうですが、2巡目のルーキーが開幕ロースターに残るのは狭き門です。
ましてや、ドラフトされなかったルーキーFAがロースターに残るなんてことは、さらにさらに狭き門となります。
それをジャズというプレーオフ常連チームで、しかも若手を重用しない古風で厳格なHCがいるチームで実現したというのは、それだけでスゴイことです。
さらにその中で結果を残し、シーズン途中から先発起用されるに至った道筋は、並大抵のことじゃないですね。
スタッツはこちら。
3月平均:12.3点・FG52.0%・3P44.1%・FT89.1%・1.31スティール
先発:38試合・10.6点・48.6%・3P37.4%・FT85.3%
じゃあ、なんでドラフトされなかったんだろう?って思いますけど、ドラフトって必ずしも選手の実力を正しく反映してるわけじゃないんですね。
地味だけど実力のある選手よりも、実力は未知数だけど化ける可能性のある選手を優先する傾向が強いので。
なので、荒削りだけどサイズや身体能力が高い選手とかが指名されて、実力はあるんだけどちょっとサイズが小さい選手とかがスルーされたり低評価になってしまったりすることが多いんですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/f4/7db1dc2d74e966f46b1e9039bafd80aa.jpg)
体格も守備もいいマシューズ
そして最後に、我らがルイス・スコーラ!(←勝手に言ってるだけですw)
15点・8リバウンドの似合う男、スコーラ。
見かけはキツイがプレーは地味な男、スコーラ。
しかし、たまには爆発することもあるんだ~という試合がありました。
怒涛の6試合連続ダブルダブルです。
スタッツはこちら。
19点・18リバウンド・FG8/16
25点・21リバウンド・FG11/22
20点・15リバウンド・FG8/15
23点・10リバウンド・FG8/16
44点・12リバウンド・FG20/25
23点・11リバウンド・FG11/18
6試合平均:25.7点・14.5リバウンド・FG58.9%
3月平均:20.7点・11.0リバウンド・FG50.4%
どうですか!
結構スゴイですよね?
いやあ、スコーラにも春が来たって感じですかね~
●コリソンの今後は?
さっきのダレン・コリソンのお話の続きです。
そんなわけで、クリポーの不在中に大活躍を見せたコリソンなんですが、つい先日クリポーが復帰してきました。
そうすると当然バックアップに逆戻りとなります。
でもそうすると、コリソンは宝の持ち腐れになってしまうんですよね。。
コリソンがいくら活躍しても、ホーネッツがクリポーを手放すことはまずありません。
であれば、コリソンを補強が必要な他のポジションのスターター級選手と交換した方がいいだろう、という意見が多くなってきました。
ポジション的な問題もありますが、ホーネッツにとっては金銭的な問題が先に立ちます。
ラグジュアリータックス回避のために、使える主力選手ですら放出してきた過去があったからです。
なので、市場価値の上がったコリソンをただのバックアップ役として置いておくよりも、オフに高く売りさばいた方が賢明だろうと。
つまりは、不良債権に苦しむホーネッツは、評価の上がったコリソンをダシに債務整理をした方がいいだろうという話ですね。
コリソンと不良債権(ペイジャ、モーピート、ポージーなど)を抱き合わせにして、先発PGをほしがっているチームにトレードするんですね。
先発PGをほしがっているチームは多いですし、しかもそれが若手であればなおのこと需要が高くなります。
ホーネッツとしても、これまで放出できなかった不要な高額契約を手放せる絶好のチャンス。
さらには、手薄なポジションの先発級選手を引っ張ってこれれば、まさに一石二鳥となるわけです。
ホーネッツがこの機会をどう生かすのかが、オフのポイントになりそうですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/d9/d32ce6001dc383a30a8e909cb851170a.jpg)
久々登場でも相変わらず濃いスコーラ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/87/672d00c99dd0fd9ac320badce307c929.jpg)
何やっても濃いですねえ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/f8/5fdcd29f3932b2e3817e043f79440209.jpg)
なんか天一のラーメンみたい
たまーに食べたくなるけど、1回食べたらしばらくいいや、みたいな。。
天下一品の例え絶妙ですね
確かに好きだけど時間は空けたくなります
さて、残るはあと10試合位
今年はどこが優勝するのか、ますます目が離せません
ホーネッツのルーキーコンビは凄いですね~前にBSでナゲッツ戦やってたんですけどその時はコリソンもソーントンも驚くプレーばかりでした。ケガ人が出なかったらプレーオフ進出も分からないですよね?
スコラは大好きなので取り上げてもらって嬉しいです。中距離は正確で、何より彼のポストムーブはNBAでも群を抜いたものだと思います。成績を残しているのはいいですが、インサイドの負担が大きすぎるのではと心配です。
ただ、あの長い髪とヒゲづらは勘弁してほしいですね…
ホーネッツの選択肢ですが、manuさんのおっしゃるとおり、
①ポールをトレード(少なくともオールスター選手が獲得できる)
②コリソンを不良債権ウイング組とセットでトレード(少なくともスターター級が複数獲得できる)
のどちらかしかないでしょう。NBAで最も貧乏なチームですから、ポジションを被らせる余裕はないはずです。①のリスクはポールの怪我(マイクロフラクチャーという噂?)。②のリスクはコリソンが今がピークなのではないか(大学4年までプレイしている)、ディフェンスがざるという点。
私は、②が勝ちと思っています。ポールの怪我が治らなかったら負けですが、そのリスクはつきもの。
ところが、バウアーHC兼GMは、ポール・コリソン・ソーントンを共存させるという第3のみちを選択したようです(←そんな小さなチームが勝てるわけない)。さらに、コリソンをPGにポールをウイングに置くというプランも試している(←ボールを持っていないCPなんて怖くない)。
やはりGMが無能だと厳しいっすね…
オフにホーネッツが動くとしてどことのトレードが濃厚かと考えていました。出来ればコリソン&ペジャで。中々思い付くものじゃありませんね。
manuの妄想トレード話を楽しみにしていきたいと思っています。
はじめまして 管理人様。
NBAの記事を毎度参考にして楽しく読まさせております。
この度、貴サイトと相互リンクさせて頂きたくご連絡させて頂きました。
当サイトは[NBA LIVE]で日々のNBA試合情報やニュース、各クラブの試合日程などを主に配信するサイトです。
http://www.japan-ese.jp/nba_pc/
もし管理人様がよろしければ当サイトにリンクを貼って頂ければありがたいです。
また管理人様のサイトを勝手ながらリンクさせて頂いております。不都合なことなどございましたらお申し付けくださいませ。
「NBA LIVE」管理人ナカノ
お問い合わせアドレス:info@japan-ese.jp
スコーラ劇場復活ですね!
>スコーラにも春がきた
「春」ってフレーズがこんなに似合わない男が居るとはw
タイトルを見た時、絶対こないだのスミスのブザビダンクの事だと思ったんですが全然違った(笑)
「今日のブザビ」の復活も期待してまーす。
たまーに食べたくなりますよねw
食べるとオナカいっぱい、胸いっぱいになりますが・・・・
もう10試合くらいしかないんですよねえ~
なんかアッという間だなあ。。