おこしものを作りました。
もちろん、大先輩のお家にお邪魔して教えていただいたのです。
今年で2回目ですが、昨年教えていただいたのが、つい昨日のような気がします。
一年経つのが本当に早いですね。
ボールの中の米粉は真っ白、 粉に触ると、さらっとしています。
粉のこね方を教えてもらいます。
粉に熱湯が入ると、しゃもじでかき回しますが、しばらくしてから
パンをこねる様にこねます。でも、手は熱さを感じます。
「丸い火鉢のような、米粉をこねる専用の鉢があるんだけどね。
それだと、安定しているから動かないんだけど…」
と言いながら、米粉の入ったボールを押さえてくださいました。
「こねるのは、このくらいでいいよ」
長年の勘で、こね具合にOKが出ました。
さあ、型抜きです。
乾燥した米粉を型にふりかけ、丸くちぎった米粉を、型に詰めます。
「去年やったのに、もうコツ忘れちゃったぁ」と私。
一つ目の「タイ」はなかなか型から離れてくれなくて、悪戦苦闘(ちとオーバー)。
大先輩にホローしてもらって、やっと型から離れました。
その後は、コツが思い出されたのか、結構うまくできました。
水玉模様に着色したおこしものを蒸します。
蒸しあがったおこしもの。
ストーブの上に網を載せ、両面こんがり…焼ける匂いが鼻を刺激して~
「熱いうちに食べようね。私はきな粉をつけるのが好きなの」と大先輩。
私は、砂糖しょうゆで。
表面はカリッと、中はモチっと。
香ばしさも加わったそれは、とっても懐かしい味です。
手作りならではの味です。
いつの時代までも引き継いでいきたい「おこしもの」文化です。
このような時間を作ってくださった大先輩に感謝です。