満月倶楽部

大阪発のハープとアコーディオンのデュオです。

Vougeot と Flagey-Echezeau

2012年06月17日 | 飲み食い
ワイン教室、「ブルゴーニュ村から村へ」今回の村は、ヴジョーとフラジェエシェゾーという隣り合った二つの村です。

この北には、シャンボールミュジニ、南には、ヴォーヌロマネがあります。つまりは、コートドニュイのほぼ中心部と言えるかと思います。

ヴジョーはご存じの通り、コートドニュイ最大のグランクリュ、「クロドヴジョー」がその耕地の大半を占める村です。約50haに及ぶその「クロ」を80人ほどで分け合っているという事でも有名ですね。



ちなみに、こんな感じらしいです。これが、2年前の二月のもの。その後2年の間に、また少し変化があるのかもしれません。それにしても、どんだけ細かいねん。南東部の細い区画なんて、恐らく一畝ではないかと思われます。

もちろん、これだけ所有関係が入り組んではおりますが、全ての所有者が、みな、自分の畑のブドウを手入れして自分でワインを作っているわけではありません。畑を貸したり借りたり、ブドウを買ったり売ったり、更に複雑な関係があるようです。
他のコートドールと同様、一般的には、西側つまり、斜面を少し登った当たりが最も良いとされますが、東側でも良いワインを作る事は出来ます。どれだけ丁寧に畑仕事をして、どれだけ細やかに醸造以下の作業をするか、というのが最も大切なのでしょう。


そしてフラジェエシェゾー。
独立した村であるにも関わらず、AOC法的には、ここで作られたワインは全て、隣のヴォーヌロマネの名前で出されます。
なんとややこしい。
グランクリュは二つ。グランエシェゾーとエシェゾーです。といっても、後者のエシェゾーの方は、「リューディ」と呼ばれるより細かな11ほどの区画の集合体であります。
はあもうややこしい。

ヴォーヌロマネを名乗るこの村のワインですが、味わい的にはむしろヴジョーに近いと言われる事もあります。


そしてテイスティング。
無理です。美味いと言うことしかわかりません。赤四種類の違いを感じ取る事が全く出来ません。またもや劣等感を感じる時間がやってきたわけですが、以前の様に落ち込んだりはしません。無いものねだりをしても仕方が無いではありませんか。
うち三つは同じ作り手の同じヴィンテージのワイン。畑の場所だって、恐らく1キロも離れてません。

分かった事に目を向けましょう。
同じコートドールでも、南側つまりは、コートドボーヌの赤ワインに比べると、どれも、がっしりとこゆい感じがしました。
ここには10数キロの距離があります。ニュイとボーヌの違いを実際に感じ取れた気がした。と、昨日はそれで自分に合格点をあげてしまいましょう。



ご褒美。
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