連日、がれきの山や、被災した人達の話しを聞いていたら、そりゃあ、落ち込むだろうし、悲しみは止まらないでしょう。
一人一人、生き様が違うし、体験した事も違う。
だから、ある人は平気でも、ある人はPTSDになっちゃって倒れてしまう。
一人一人、感情の流れと強さが違うんだから、君子危うきに近寄らず。
心が折れそうな人は、被災地の様子は新聞で見ることにして、テレビでは見ちゃいけません。
ネットでも、情報はたくさんあります。
文字情報の方が、動画情報よりも心理的に楽です。
あたしなんて、被災地の写真を見ただけで、号泣ものですから見れません。
東電の会見見て、原発に怒りを燃やし、それを動力にして原子力の勉強をし、悲しみを昇華しています。
ある意味、東電は、すごく嫌な役を引き受けてくれているのかもしれません。
そう思ったら、武藤副社長のヒール役も、もっと嫌な役をやってくれ!と、応援してしまいます。
まぁ、あの人は、素でやっているんだろうけど(笑)
とにかく、今の時点で、震災被害がないところに住んでいる人、放射線物質汚染の心配が無い人、地震の心配が無い人で、日常生活が困難なくらい、心が折れてしまいそうな人は、テレビとラジオは消して、文字情報だけ見るようにしましょうね。
911の、アメリカの事件の時も、オーストラリアでたくさんの人が、抗精神剤のお世話になっていました。
メディアが、映画じゃないのに、ドラマチックに編集して、毎日、朝から晩までぎゃあぎゃあ騒ぎ立て、ほこりで真っ白になった人の画像を流し、家族を失った人の泣いている姿を流すもんだから、みんな、やられちゃたんですよねぇ。
ダイアナ妃が亡くなった時も、特別テレビをあちこちに設置して、街中ですすり泣いていました。
メディアってのは、なんなんだろうと思います。
そのくせ、あのふてぶてしい、東電副社長、武藤さんの会見を一切流さない。
ネットで過去ログありますから、見てみてください。
すごい、ふてぶてしさです。
人の心があるのか?って、疑いたくなります。
http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi
武藤さんに怒りを燃やして、悲しみを吹き飛ばそう!
武藤さん、ありがとう!
さて、今朝、私は空を見て思いました。
「なんて、ありがたいんだろう。幸せなんだろう」と。
ま、今はオーストラリアに住んでますけどね、心は日本に帰りたかったわけです。
20年間、ずーっと帰りたかった。
だけど、障害児教育がおそまつなのと、オーストラリアに比べると介護者福祉が無いに等しい、老人介護の子供への負担が大きすぎる、などの、日本の福祉の政策を考えたら、オーストラリアに居た方が、子供たちも幸せだし、あたしも安心なわけです。
20年間、ずーっと日本が良き国になるのを待っていました。
いつか、笑って帰れる日が来るのを待っていたら、こんな事になっちまいました。
そもそも、オーストラリアに住んじゃったのだって、英語も解らないあたしを元旦那がみつけて、華僑の強烈なしつこさに負けて、ちょっと良い顔したらパスポート取られて逃げられなくなり、子供ができちまったよ。。。ってノリでした。
「あんた!あたしのパスポート隠したから、日本に逃げれなかったんだよ!」と文句言ったら「OH? Yeah?」とすっとぼけられましたけど、今思えば、これらの全てが、ありがたいことだったのだと。
腹立つ男だけど、許してやろうと。
実は、今回の震災で、稚恵子の知り合いは、誰1人被害に合っていません。
茨城の、のりりんは、宮崎に避難しましたが、一番心配だったのりりんと産まれたばかりのお嬢さんは避難できたので、安心しています。
あたしの幸せは、あたしの圏内の人の幸せの上に成り立つから、あたしの圏内の人は、誰1人不幸であってはいけないんです。
一人一人が、「自分の圏内の人の幸せを守る」という気持ちであれば、不幸な人は激減するんじゃないかと思います。
持てる人は、持てない人へ分け与え、持てない人は、持てる人から受け取り、このサイクルを必要に応じて、ちまちまと地味にやっていたら、自分の圏内くらいは守れるんじゃないかと思います。
国や大企業を動かす事はできなくても、24万人の被災者を救う事はできなくても、自分の圏内だったら、守れるような気がしませんか?
家族とか、友達とか、小さいサークルで良いんですよ。
地震とか火事とか事故とか、私たちの回りには、いつ、誰が被災してもおかしくない事がたくさんあります。
その時に、何かを失った人に、何かあげるものがあれば、いつでも渡せるように、体力をつけて暮らすのが大事だと思うのです。
体力と言うのは、折れず、腐らず、くじけないように、心を立てて、良く食べ、良く飲み、良く笑い、良く働き、良く育て、良く貯めて、心も身体も経済も健康に保つと言う事です。
テレビ見て、心折ってる暇無いんですよ。
復興支援は、長期化します。
一度寄附したら良いってもんじゃないです。
自分の圏内プラス、被災者支援があるのだから、いつも以上に、毎日、体力つけてえっさほいさと、人間家業をやらなくてはいけないのであります。
私たちは、今、人としてどうよ?ってのを試されている時期なんでしょうね。
いや、ホント、試されてるなぁ~ と、自分の中味の模様替えと、大掃除にいそしんでいます。