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と言えば、アンドリュー・ロイド=ウェバーのミュージカルが有名ですが、今年は映画になりました。
前に、メルボルンでやったときは、オペラをやるシアターでの上演でした。
メルボルンのマリア・プライアーがクリスティーヌでしたが、ファントムも、若きフィアンセも、パワーが無くて、主役を食っていたのを覚えています。
彼女の歌声は、とても澄んでいて素晴らしい~
後ろの踊り子さんも、オーストラリアバレエカンパニーの人たちがでていたので、端役までも素晴らしかった。
その感動があったから、日本に帰ったときに、日本語で何を言っていたのか知りたいと思って、劇団四季のオペラ座を見に行ったのだけど、あまりのひどさに、食欲を失ってしまった。
あれは、ひどかったなぁ。ひどいなんてもんじゃなかった。主役級の3人もメルボルンとのギャップがひどくて驚いたのだけど、その周りのダンサーが、さらに、ひどくてひどくて、オペラ座の怪人に出る人たちとは思えなかった。
あとで聞いた話では、バレエを本格的にやっていたダンサーは、少数だったとの事。
メルボルンのダンサー達は、オーストラリア中から受験に来て、それに合格した子たちだけが通える、バレエ学校出身者たちだったのだぁ。。。
それ以来、ミュージカルとは、ご縁がなくなった。
高いお金を払って、がっかりするなら、見ない方が幸せだものねぇ。
入場料は、日本で1万円、メルボルンでその当時、8000円くらいだったかな。
あれから10年かなぁ。。。
キャンベラから帰ってきている友達が、オペラ座の怪人を見たいと言ってきた。映画だという。
うげげ、もし、ひどかったらどうしよう。また、食欲がなくなって、ますますミュージカルから遠のいてしまうじゃないか。。。と迷ったけど、まぁ、行ってみることにした。
すごかった。
さすが、ウェバーさんじきじきのプロダクションでした。
DVDが出たら、彼のアートを保存できると、密かに喜んでいました。(^^)
クリスティーヌ役は、天使の歌声を出す歌姫らしい演技で、ヒロインとしては、控え目で良かった。
なんたって、ファントム役がすごかった。
ミュージカルって、台詞+曲、というダブルの制限の中で、役を表現しなくちゃいけないから、下手な人がやると、アイドル歌手よりひどくなるのだけど、いやいや、この人は、良かった。
アンドリュー・ロイド=ウェバーのファントムは、これで3種類見たわけだけど、このファントムが一番良かった。嘘みたいに、リアルだった。
映画だとわかっているのだけど、彼の情熱にぐいぐい引き込まれていった。
ロンドンでは、サラ・ブライトマンがクリスティーヌでやったのが、初めてらしいけど、見たかったなぁ~
それを見た友達は、怪人がマイケル・クロフォードだったのだけど、彼が一番良かったと言っていた。
う~ん、知らないなぁ~ DVDもないし、残念!
人はさ、神を表現して生きているんだよね。誰だって、一人残らずね。誰かのその姿を見ると、見ているだけで自分の神の部分が震えてくる。共鳴だねぇ。
アートって、それを感じるために、見るのだろうと思うんだなぁ。だから、劇とか歌とか、人間の暮らしからは、無くならないだろうし、ヒーリングと学びのひとつの形態でもあるんだなぁ。。。なんて、再認識してきた。
ファントム役の彼は、ジェラルド・バトラー。
ぜんぜん知らない人だったのですが、調べてみたら、まぁ!ハンサム!!! 甘いマスクでございます!!
演技は素敵だったし、歌い方、話し方、指先まで神経がいきわたっている動きもすてきだった。舞台も衣装もバレエもみんな素敵だった。
ファントムは、あれくらいのパンチが無かったら、はまらないのもよくよく分かっているのだけど。。。
個人的な好みは、やっぱり、甘いマスクに甘い声で、上品さが欲しいのよねぇ。
いつか、ジェラルドさまの、上品な歌い方の舞台を見てみたいと思うのでありました。
あ、映画でも良いなぁ~
主役張ってくれないかなぁ~
来月は、新しいジョニーディップの映画が来るし、また、ワンダーランドへ行けそうだわぁ♪
2004/12/29