江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

希望を届けることが私の仕事です。
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若いお母さんと車椅子の男の子 ①

2007-05-08 | 障害のこと・精神医療のこと
「お金のかかることだから、なかなか言い出せなくて…」

若いお母さんは、障害を思った5年生のお子さんのことで、
誰に相談したらよいか、悩んでいたとおっしゃいました。

そのひとつが、「てすり」がないことです。学校は、障害のない子用につくられているのだと
あらためて思うことがいくつもあるのですが、彼の学校もそうでした。5年生になって、
上の階の教室になりました。車椅子を置いて、手すりを伝って上っていますが、
一部その手すりのない部分があります。わずか1メートル足らずのところですが、
ここを歩くことは、とても大変。

「どの子も等しく安心して学校生活を送ることができるようにするのは、政治の役目。
お母さんが、お金の心配をしなくていいんですよ。」
そう言うと、お母さんは「ああよかった…。」まっすぐな瞳に安堵の色が広がりました。

翌日にはさっそく「それはお困りでしょう」と、教育委員会が現場を見にいってくれて、
手すりをつけることが決まりました。踊り場のところなので、やんちゃんちゃな子たちが
上らないような配慮も考えて下さるとのことで、設置は2~3週間後です。

障害を持っているというだけで、大変なことがいくつもあるけれど、
「この子と一緒に生きているのが楽しい」と言うお母さんのまっすぐな瞳がとてもすてき。

おうちへ帰ってきたら、昨年植えたオレンジのバラが、こんなにきれいに咲いていました。


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