江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

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121号 学校給食の栄養士を民間委託にしないことを求める陳情(12月20日の文教委員会)

2010-12-20 | 学校給食のこと

■区議会事務局 署名の追加について御報告いたします。第121号陳情でございますが、12月7日付で印なしが240人、12月9日付で印なしが387人、12月17日付で印なしが548人の追加がありました。合計で3,887人となりました。

■土屋典昭 教育推進課長 前回の審査の過程におきまして、質問項目がございましたので、報告をさせていただきます。

お手元の資料の学校栄養士の年齢構成という資料、A4横のものがございます。平均年齢では46歳8カ月ということでございまして、年齢階層分布につきましては、こちらの表のとおりでございます。さらに現行の定年年齢、60歳ということになっていますが、到達年度別の内訳は、こちらの表の記載のとおりでございます。

■間宮由美 委員 まず正規の栄養士から非常勤栄養士に切りかわった時期がありますが、それはどういう経過だったかというのを改めてお聞かせ願いたいと思います。

■住田雅一 学務課長 退職不補充という区の全体的な方針を受けまして、栄養士についても退職者は補充しないということで、非常勤栄養士のほうに切り変わったということだと思います。

■間宮由美 委員 学校給食自体は、その調理業務が民間委託になっていく、そこの経過についてもお聞かせください。

■土屋典昭 教育推進課長 区の全体の方針といたしまして、まず民間でできるものは民間の活力を活用しようということがございました。それで、学校給食につきましても退職不補充という形で、退職者がいる学校を人事異動等で何校か空白ができますので、そこを民間委託の調理業務を導入しようということで、導入をしたわけでございます。

■間宮由美 委員 学校給食の調理業務が民間委託になるときに、区民への説明、保護者への説明会のときに委託についてどのような説明がされたかというのは今わかりますですか。

■土屋典昭 教育推進課長
詳細については今のところ、今日の段階ではちょっとお答えしにくいんですが、手続としましては、もちろん保護者、学校、調理師そのものに説明会を開きまして、選定の際も、今でもそうなんですが、栄養士と、あと保護者の代表と、校長先生の代表と、さらには学校医の代表ということで、外部の委員を入れて選定作業を進めているところでございます。

■間宮由美 委員 平成13年ですか、調理業務が民間委託になるというときに、その説明会のときに出された資料、あるいは教育委員会から出されている「ふれあい」という教育広報などを見ていきますと、学校給食の調理業務の民間委託の考え方ということで、委託するのは調理の業務のみです。のみだということをここでうたっていたわけです。

そして学校給食の基本となる献立は各学校の栄養士が作成していくということ、また食材料についても安心で吟味された品質のよいものを学校の契約している業者から購入しますなどが書かれている。そして説明会の中でもそういったことが言われていたわけです。

委託するのは調理の業務のみだということがこのときに明確にうたわれていたわけですが、13年のことで、当時の職員の方とは替わっているので、今ここでそのときになぜこういうふうにしたのかということをお聞きしてお答えしていただけるかどうかわかりませんが、もし今わからなければ、改めてで結構ですので、なぜこの13年には委託するのは調理の業務のみというふうに限ったのか、このことを伺いたい。

■土屋典昭 教育推進課長 その説明会での詳しい経過につきましては、後日また報告させていただきたいと思います。

■間宮由美 委員 では後日お願いいたします。
最後にもう一つお聞きしたいのは、前回お出しいただいた資料の中で、23区の栄養士の人数がありました。そこでは非常勤は非常に多くはなっているものの、各学校で学校数以上の栄養士さんが配置をされていました。

このことについて聞いてみますと、各区で学校給食の民間委託が始まるとき、そのときにどうもどんどん栄養士さんを増やしていっている。正規ではなくて、非常勤ではあるんだけれども、非常勤を増やしていっているという経過があるようです。

ここで幾つかの区に聞いてみますと、実際民間委託をすることによって学校給食の質は絶対に下げてはいけないと。だから、そのときにやはりかなめとなる栄養士がどうしたって必要だということで、栄養士さんを配置してきたという経過があるようなんです。

全校配置をしているのは江戸川区だけというところから始まって、それが非常勤ではあっても各区に広がってきたということは、これはやはり各区が江戸川区の栄養士が全校配置されているということが非常に学校の給食にとってよい、子どもたちにとってよいと考えたからにほかならないのだと思います。

その先進をいっているところを、戻していくというんでしょうか。それはやはりあってはならないのではないか。

各区にいろいろお聞きをしているところですが、例えば栄養士さんを民間委託にする予定はありますかということ聞きますと、それは全くないですと。それは心配しなくていいですと、そういうふうな言い方をされるところもあるんですね。

やはり区が責任を持っていくということは今非常に大事なことで、江戸川区がやってきた、先ほど申し上げたように江戸川区がやってきたその先進的なことが、各区がそれを受け継いでいっているような状態であると、とらえていいのではないかと思っています。

ですから、そこを民託にしていってしまうということについては、やはり大きな疑問を持つところであります。

非常勤職員を各区が増やしている経過、全校配置をしてきている経過などについては、区のほうとしては何かとらえているところなどがあれば最後にお聞かせいただきたいと思います。

■住田雅一 学務課長 特に各区が非常勤を増やしているという経過についてとらえているものは、今のところはありません。


陳情が出されて、2回目の委員会までは意見が出されたものの、今日は、意見は私のみでした。意見を言わずに、継続としていくことは望ましいことではありません。

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